【決着】漫画はリアルタイムで追うのが一番いい説
漫画家のかっぴーです。
「漫画は連載をリアルタイムで追うのが一番いい説」の、決定的な証拠が見つかったのでご報告します。
そもそも、なんだその説はって感じですけど「単行本派」と「雑誌派」で言うと、リアルタイムって意味では単行本で読んでも雑誌で読んでも、ほとんどリアルタイムだと思います。正確には雑誌派をリアルタイム勢と呼ぶべきでしょうが、作者的には単行本が出る度に買ってくださる人々もリアルタイム勢です。
では、それ以外って何だと言うと「完結したらまとめて読む」という人々です。いやいや、単行本を買うなら上顧客じゃ無いか!買うタイミングまで文句を言うな!そう思うでしょうが、おっしゃる通りです。
この「単行本が出る度に買って欲しい」ってのは、打ち切りを回避したい作者の都合でしかありません。この都合から、リアルタイムで追ってもらう事を推奨したところで、結局作者の都合でしょって事なので、あんまり心が動かないと思います。
しかし、この度私は「漫画は連載をリアルタイムで追うのが一番いい説」の決定的な科学的根拠、ノーベル平和的アイデア、プルーフを発見したのです。
それは「リアルタイムで追うと、供給が多い」という事実です。
私の「左ききのエレン」で、具体的にお伝えしますと、これまでクラウドファンディングやアパレルなど、一言で言うと「祭り!」みたいな事を年に一回くらいやってるんですよね。企業コラボとかも「祭り!」って感じで、定期的にやらせて頂いてます。
ただ、最近読者になって下さった方から「クラファンの商品を今買えないか?」とか「そんなコラボやってたなら知りたかった!(その時はまだ作品を追ってなかった)」という事が多々あります。どれくらい多々あるかと言うと、週8回くらい問合せが来るくらいあります。
この「新月」も、きっと半年後くらいに「新月欲しいんですけど」って週8で問い合わせ来ると思うんです。それを考えたら、すごくお互いに勿体ないなと。
ここまでが、一般読者に向けた話なんですが、ここから先は月刊マガジンを購読している層にクリエイターが多いと踏んで、全く別視点の話をします。
「漫画は連載をリアルタイムで追うのが一番いい説」は、あくまで読者にとって。実は、クリエイターの都合だけ考えたら「連載をリアルタイムで追われない方が、お金は儲かる」という話をします。
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