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210202【ルビンカザン-ヒムキ】

フレンドリーマッチ@ベレク,アンタルヤ
2-2(2-0,0-2)

ルビンの試合も見慣れたものだが(まだ3試合目のくせに)、本日もいつも通りのスタメン。守備時の両ウイングのポジショニングは、今までよりも高めであった。

ただ残念なことに、この試合の前に未月負傷の報が。端的に言ってショックOMG。

ルビンカザン
4-3-3
ヒムキ
3-4-2-1

本当に練習試合かと疑うようなコンタクトが多かった前半。地上戦ではヒムキのプレスの速さが、空中戦では滞空時間の長さが人と人との距離を近づける要因に。ヒムキの守備セットアップは、Jリーグでよく見る5-4型。これだと後ろは安定させやすいけれど、1トップが非常にきつくなって、攻撃時に力を使えなくなることがしばしば。先制されてからは比較的安定していたと思う。それまではペナの、内田氏がスポットと称していた箇所を使われまくっていたが。当然、作ったチャンスの数も限定的。
ルビンとしては、左SBのサモシュニコフがいい形で件のエリアに進入できる回数が多く、シュートまで持っていく場面も作っていながら、今回もポストに嫌われたり、宇宙を目指してみたり。「今日は彼の日ではないのか」と思っていたら、ゴールではなくアシストで結果を残して見せた。きれいに抜け出し、グラウンダーのクロスでデスポトヴィッチの得点をお膳立て。
中盤以降は自分のせいなのか試合のせいなのか、異様に眠くなってきたが、ラストプレーで文字通り目が覚めた。ペナ手前右45度からのFK、短い助走からイェフティッチの左足。右隅に沈めて前半終了のホイッスルが鳴る。

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恒例の大量交代を挟み、両チームの選手よりも審判団が遅れてやってきて(選手に早く来いとうながされていた)後半に。ヒムキはHT中の交代がなく小出しにしてきたので、試合終了時のメンバーを図にした。

ルビンがこれまでと異なるのは、未月がいない、アンカーが代わった、の2点。ウイングが2人とも後半の頭から代わるのも、もしかしたら初めてかも。どれが直接的な原因なのかはなんともだけど、とにかくビルドアップが尋常じゃないくらい、ままならなくなった。最終ラインやGKからアンカーがボールを引き出せない、中盤センターもサポートに来ない。後ろは長いボールしか選択肢がなく、通ればラッキーだが蹴らされている感が強かった。左ウイングは誰だかわからず、右は加入したばかりのコストコフで、2人とも単騎での仕掛けの強度というか脅威力が、前半の2人に比べるとまだまだ劣る。なので、リズムを作れず、攻め手も少なく、セットプレーから1点差に迫られてからは、いつかは追い付かれそうな空気がプンプンしてきた。案の定PKを与えてドロー決着(VARがあったら、トリップの位置はPA外だったとなるかもしれないが)。勝ち越すチャンスも一応はあったのだが、劣勢の中で生まれた好機を生かせるしたたかさのようなものは、偉そうなことをいうけれどまだないかな。

しかし、未月がリーグ戦再開までに復帰できないとなると、チェックするモチベーションが格段に下がるのですけれど……。

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