海外在住して感じる日本のマスコミ報道

日本のテレビ局が海外で注目されている日本人、日本の食べ物、日本に関する物事を伝える時「海外で大人気!」「世界が注目!」「世界中で話題!」と言っているのを見たり聞いたりする。時々そういうマスコミの報道の仕方にとても違和感を覚えます。こういうテレビを見た私の母は海外に住んでいる私に伝えてくる。「今そっちでは日本の○○が大人気なんだって?」とか、「日本人の○○さんはすごいわねー、海外でも大注目なんでしょ?」とか。

はっきりと申し上げますが、海外に住んでいて残念ながら日本のマスコミが言うほど日本のニュースは注目されていません。

自然災害のニュースはニュース番組で取り上げられます。でもそれ以外の、例えば少し前ですがイチロー元選手も大阪ナオミ選手も(私はファンですが)海外で現地の人にはほとんど知られていなかったりします。海外在住の日本人は日本のニュースをキャッチしている人が多いので、外国で活躍する日本人は有名だと思います。

少しショックだったのは、ヨーロピアンの友人に日本の人気のスポーツは何?と聞かれて「サッカー、野球、今年はラグビーが人気だよ!」と伝えると「野球?」「何だっけ野球って、、どんなスポーツだっけ?」と言われたこと。世界のイチローは世界中の誰もが知っている、日本が誇る世界のスーパースターだと信じていたのに。インドネシア人の知り合いが「日本は野球が人気なの?」と話していた時、別のインドネシア人が「日本は戦争で負けたから、アメリカの影響で野球が国民スポーツになったんだよ」と言っていた。

野球の歴史に詳しくなかったのでそうなの?とスルーしてしまったけど、後で考えてみると戦争で負ける前から日本は野球をしていたのにね。アメリカ以外の海外では野球よりもクリケット人口の方が多いみたいです。

因みにググッてみたら野球が日本に伝えられたのは1872年(明治5年)にアメリカ人教師が持ち込んだそうです(参照:スポランド)。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?