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浜辺でダイヤを落とす、そして拾う

今年もゴールデンウィークは、田舎の島でカヤックをしてリフレッシュしてきました。
陸路では行けない浜辺でのんびりお昼休憩するのも楽しみであり、夏はシュノーケリング、春は磯遊びをして穏やかな時間を過ごします。

今回お守りになるかな、なんて珍しくネックレスをつけてきていました。
ラッキーモチーフの蜂の巣に小さなダイヤがついたネックレスに、今年フランスで購入した<奇跡のメダイユ>と呼ばれるマリアさまのコインチャームをつけた、ラッキーてんこ盛というもの。

午前中ひとしきり漕いで、少し広い浜に着いて
「は〜よっこらしょ」
と座り、無意識に首にかかった髪を掻き上げたら

ビーンッ ブチッ 

ヒィーッ!!!
忘れてたわー!

一面玉砂利の浜辺。砂利の間に飛んでいってしまいました…。
マリア様のチェーンはすぐに見つかり、ホッ。

ただ、直径5mmにささやかなダイヤが付いたチャームが見当たらない。
石を50cmかき分け、目を皿のようにしてひたすら地面を見て、探したものの見つからない…。
そうして、もう諦めるかなあ。
とにかく一旦休もうと、海を見て黄昏れているのがこの写真です。
心なしか寂しそうですね、後ろ姿。

お昼を食べながら、
悲しい気持ちに浸るのはやめようと、インストラクターさんに、
「今後、ここにお客さんと来たら
ダイヤ(極小)が見つかるかもしれない宝島ですよ!」
なんて笑い話に切り替えてみたり。

でも、物事は一旦俯瞰して、方向を変えて見てみると違って見えてくるものよね。
と、さっきとは逆方向から見てみる事にした。
改めて、じーーーっ見つめてみたら

キラっ🌟

すっかり見尽くしたと思ってた場所に、金色の輝きが!
無事、見つけることができて幸運を失わずに済みました。

思い込み、偏った角度からのみの判断では見えないものがある。たかだか50cm四方のなかですら見えてなかった。

日々のルーティンも、少し通勤で通る道を変えてみたり、いつもいかない場所でランチしたり、小さな選択を変えることで、違う事が見えてくるかもしれない。
そんな気付きがありました。


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