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FIRE実現の妄想(2024年6月,#2)

FIREを目指す就職氷河期億り人のさんろくです。

具体的なFIREに関する実現計画の検討第2回です。
前回はFIREの種類について基本的な部分を確認しました。
その結果、私にはサイドFIRE(セミリタイヤ)がよさそうだとの結論に至りました。
今回も改めて、FIREをする必要があるのか、可能なのか深堀していきます。


そもそもFIREをする必要があるのか

改めまして、FIREをする必要があるのか、基本に立ち返ります。
私はロストジェネレーション世代と呼ばれ就職活動中は企業が採用数を絞る就職氷河期を経験しています。そういったスタートでもあり、これまで就労に関しては全くよい思いをしたことはありません。

仕事を頑張って、昇進するかといえば、目の上にたんこぶが多かった印象です。われわれの上司はバブル前~バブル絶頂期の入社組。そしてすぐ上には、団塊ジュニア世代の前期から団塊Jr.ピーク世代が多く(しかも就職氷河期でもない)、昇進の妨げとなっていた気がします。

実際、私の同期入社の中で役員や部長級に昇進した者は皆無。謙遜ではなく優秀な人材が欠けている世代なのかもしれませんが、かなり不遇でした。そうした状況(偏った人員構成)を見かね、数年前、人事部門もこのままではまずいと、人事改革を実行したのはよいのですが、「若手の早期登用」という名目で、早期に部長級の登用の白羽の矢が立ったのは、皮肉にも我々より下の30代でした。就職氷河期世代はいつまで経っても不遇なのです。

仕事が楽であればまだ許せるのかもしれませんが、現在の仕事も結構大変で、朝8時から夜10時くらいが繁忙時の業務時間となっています。閑散期の早く帰れるときでも朝は変わらず8時から夜7時半~8時ごろとなります。

残念なことに、私はそれほど体力があるわけでも、エネルギッシュでもない人間です。そんな人間が40代となった今、上記のような勤務スタイルが続くのかというと、続かないと考えるのです。

そんな中、資産運用が順調に進み、家計金融資産が1億後半となり、体調に異変が生じる前に、この生活スタイルを少しでも見直すべきと思い至りました。したがって、FIREをする必要があるのかと言われれば、生活スタイルを変える必要がある。その手段としてFIREが有力な選択肢となる。というわけです。(実際、良い環境に転職ができれば、それが解決策かもしれません。)

FIREに必要な資産額とは

仮に、現在の金融資産が2千万円くらいしかないのなら、子供1人あたりの学費で2千万円と言われている昨今、今後不足することは明白ですので、しばらく同じ環境で働く必要があります。
FIRE本によれば、生活費の25倍の資産を築き、利回り4%で運用できれば、金融資産を取り崩すことで就労不要ということです。
私の生活に当てはめて考えます。

私の月平均生活費は約50万円。この中には、住宅ローンの返済を含みます。
50万/月 × 12か月 × 25 = 1億5000万円

私の場合は金融資産が1億5千万円あれば、運用利回り4%としてFIREが可能となります。

現在、子供の学費がかかる生活ですが、これが独立すれば、基本生活費は下がります。そのため、実際は1億5000万円も必要ないのではないかと思います。

資産額の上ではクリアかもしれないが

現在、私の家計資産額は1億8千万程となっています。
数値長は、ファットFIREの基準もクリアしているようです。。。

ただし、資産の半分以上を米国株の個別株で運用しており、いつコロナショックやリーマンショックのような暴落が来るかわかりません。
そのため、この資産額をうのみにしてはいけないのです。

また、住宅ローンもありますので、そうは問屋が卸さない状況なのです。住宅ローンゼロ、子供の学費ゼロとなれば、1億8千万円でFIRE、少なくともセミリタイヤはできそうです。

子供の学費を入れていくらになればFIREできるのか

机上の空論にしかならないとは思いつつ、では、いくら資産があればFIREできるのか。
資産運用の想定利率を下げるしかないでしょう。運用利回りを4%から3%に変更してみましょう。生活費の33.4倍の資産を築けばFIRE可能となります。

50万/月 × 12か月 × 33.4 = 2億0040万円

2億ちょっとです。現在1.8億ぐらいなので、少し希望が出てきました。米国の債券やMMFの運用利回りが4~5%ですから、実現不可能な数値とは思えません。ただ、不安がぬぐえない慎重な性格です。
より慎重に、運用利回りを2%だとすれば、

50万/月 × 12か月 × 50 = 3億0000万円

このように3億円必要となってしまいます。
3億円まで増やすのは先が遠いなあと思ってしまいますね。


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