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G PARTY GANMI 7th Anniversary Live Tour 仙台公演 感想文

パーティって、なんだろう。
どういうテンションのやつだろう。

GANMIのライブツアー「G PARTY」の開催が発表された4月、まずおもったのはそれだった。

パーティといえば?
思い浮かべるものはきっと人それぞれだとおもう。ダンスと繋がるところではクラブ。それから、結婚やクリスマスや誕生日といった記念のもの、ダンスパーティ、お堅めの宴会や集まり。ちょっと違う意味では、RPGなんかでパーティを組むとかも言うよね。

ツアー初日を見終えた今、G PARTYってどんなパーティだったか考えてみたら、そのどれもだったなと感じてる。
文字通り「G PARTYだったよ」っていうのが、自分の中ではしっくりくる。


✂︎----------こっからネタバレ----------✂︎

今回のライブを振り返ってみて、大きく分けて3つくらいのパートで、それぞれが別のジャンルのパーティになってたなって思った。


オープニングからの数曲は、ちょっとドレスアップして行くパーティのそれだった。ちょっと格調のある、華やかなパーティって感じ。

そもそも客入れがクラシックというのも珍しくて面白かった。

一曲目はリハでは見せてもらえなかったので、本編でいきなり浴びてひっくり返るかと思った。ド肝抜かれるくらいかっこよくて正直記憶喪失なので早くもう一度見たい。

FOLLOW USはご歓談タイムって感じ。細かくセトリについて書くつもりはなかったけど、これだけ言わせてほしい。公開から一年越しに念願のshunくんセンターのパートがフルで見れて嬉しかったです。ありがとうございました。

このパートは衣装も好きだった。アー写のカラースーツに手を加えて、色だけじゃなく丈や装飾や中に着ているインナーもアクセサリーも11人11色で。スーツだからこそドレスアップ感があって、THE衣装みたいなところが好き。

Magic The Gotochiは船上パーティの催し物を見るような心持ちだった。行ったことないけど、船上パーティ。ご当地コーナーは公演によって変わるから、各地でそれぞれ立場というか位置付けも変わってきそうだなあ。

オープニングパートは、ホールみたいな大きい会場で見てもかっこよかっただろうなと思った。今のライブハウスが悪いって言いたいんじゃなくって。なんとなくそういう光景が頭の中に浮かんで、そういうのもいつか見れたらなと思った。


つぎに、強面に見えて笑顔がかわいい先輩が連れていってくれたのは、パーティっていうかパーチー。こわい。

個人的には苦手な方面のパーティだけど、先輩としゅんちゃんがいるのできっと大丈夫っす(?)。この曲をこうやって使うのか!って感じだった。

客席も巻き込んで楽しいコーナーがあったかと思えば、そのあとの楽曲は強め・大人めのもの。前回のライブ(G PARK)でも同じようなこと言ってた気がするけど、この感情の切り替えというか急カーブもすごいよね。


そして最後は、学園・青春系の楽曲とともに、後夜祭のようなパート。後夜祭もある意味パーティって言えるのかもなって。

意図したかどうかはわからないけど、大人な黒スーツから、平成の高校生を感じるアレンジしたパーカー(いまフーディって言うらしいよ)姿になるのタイミングが、楽曲内の構成にも沿ってるなあと。
気がついたら平成一桁生まれ、高校時代までタイムスリップしていた。超〜個人的だけど、高校時代は毎年文化祭実行委員してたなあとか、後夜祭でサプライズ失敗したなあ、っていう懐かしい思い出がぽこぽこと思い出されて、エモさ感じる時間だった。

爽やかな一体感と、全力と、終わっちゃう切なさと。ステージでみちみちに横並びになりながらのラインダンスとか、この景色あと何回見れるんだろ、って思いながら。なんか勝手に感傷に浸ってごめんけどさ。


GANMIがライブで披露するCHOREO MUSICはひとつひとつの楽曲がイメージも、内容もバラバラで個性的。

音楽のアーティストみたく、一貫性を持ったアルバムとかを作ったり、それを引き下げてのツアーってわけじゃない。

その独立した楽曲たちが、ライブ全体通してパーティだったね、ってちゃんと文脈感じられるように構成されていて、本編通して見るとライブそれ自体がひとつの作品として完成されてるな〜!と。

GANMI、やっぱすごいやって思うとともに、ひとりひとりでも全員でも輝けるGANMIっていうパーティ(=仲間)そのものの姿にも重なって。あ、G PARTYってそういう意味か、って勝手に解釈と納得しておく。


さいごに終演後のSotaくんのツイートを引用しておわる。

ファンも、パーティの一員ってことでいいすか。つって!!!

おわり。

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