野村文庫

野村だ
連日の稽古に入った
二日目で既に立ち稽古に移り動きの整理

帰ってからは新作の執筆をして
明け方に晩酌をして仮眠をとって舞台と
20代と何ら変わらない生活をコロナ禍でも送っている
そう思えばまぁ幸せなのかもしれない
そんな訳あるか
給料は右肩下がりだ

なので、横文字で胡散臭いものが苦手な
超アナログな俺が
オンラインサロン「野村文庫」を数ヶ月前に立ち上げた
半年以上が経過したのか?
未払いがあったりシステム不備が多いなど
吉本色に振り回されながら細々と運転している

150人ほどの小さな集まりだが
応援してもらって本当に助かっている
この場を借りて感謝を伝えたい
ありがとう

しかしながら、人数が増えると
それだけ色んな人が増えて問題も多くなる

そもそも、開設当初には
チャット機能なるものが設定されたが
これが改行一つ出来ない代物で
主である自分ですら使い物にならず
数ヶ月、コミュニケーションの取り辛いものだった
(端的な情報解禁や、取り急ぎ伝えたいこと、ツイートとはまた違う投稿にこれを利用
→今のオープンチャットもメイン利用はそこにある)

で、LINEのオープンチャット機能を使い始めた
何てことはない
他愛のない報告や、情報解禁の先出しなど
毎日、記事を上げるマメさがない俺には
免罪符としても助かっていたのだ

ところが、ここ数日の話
不満の声が溢れ出した

メンバーの感想、リアクションが多いせいで
野村自身の投稿が流れて見えない
あまりに関係のない私語が多い、と

聞けば他のオープンチャットでは
メンバーの私語厳禁は当たり前が多いらしい
トラブル回避の観点から見て
また今回の騒動を受けて、まぁそうだろうと得心した

とはいえ、最初はなんら問題なく
不満の声も聞かれなかったので
新しく参加された方が空気に馴染めないのだろう
暫くすると慣れてくれるか、
あまりに目立つようなら改善を…
くらいに悠長に構えていた

だが、日増しに私語は確かに増えていった

当初、会話の流れで
自身の誕生日を伝える人がおり
気さくにおめでとうなどとメンバーさんが返信する程度のものだった
喜んでくれるならと俺も返事を飛ばした

ちょっとした仕事の悩みをこぼす人がいた
励ましたり鼓舞したり
こちらも俺なりに応えていた

いつしか、そういったやり取りが増え
内容も些かヘビーなものもあった
全く関係のない会話も増えた

そこに関しては全てを容認している訳ではない、という姿勢から特に返事をしないものも多かった
ただメンバーさん同士で弾む分には問題ないだろう

この認識が甘かった
そこに加えて爆弾が落ちた

過激派の一人が脈略のない投稿を続けた
会話のやり取りを止めて別の話題へ
深夜に無作為なスタンプ連打
注意しても逆ギレで話を聞いてくれんわで
強制退会させた
(※前々から各種SNSで僕個人へ執拗に接触を図ってこようとするなど、問題の多い方で
個人を特定、情報が確定するまでは注意をする、静観する他なかった)

これで一段落
元に戻るだろう、と思った

野村文庫に対してのツイートの数々を見た
誰がこれ見て入るねん、という内容ばかりが並ぶ
当たり前だ
放っておいた問題が浮き彫りとなり、
ここぞとばかりに意見が溢れたのだ

誰が悪いと言えば
こうなるまで放っておいた
他ならぬ俺だろう

また前みたいに「程々に」「他愛のない」
誰かが困ったり、弱った夜は
ちょっとした一言で救われる
他の情報メインの場よりも
こんな時期に取れるコミュニケーションが
野村文庫には確かにあった
戻ると思った

だが、あまりにキレている人が多すぎる
口撃をする人が増えすぎた
見てられへん

「何故、誕生日を祝ってほしいのか」
そんなつもりで投稿していない
会話の流れで一つ出たことに
何てことなく返事をしていただけだ

「これだけ言っても、まだ一々返事飛ばす人がいるのが分からん」
確かにな
でも、そんな怒らんといてくれ
俺が首根っこ捕まえて言いとないねん

昨日、通常運転に戻しますと伝えた
これまで通りに戻したい、と

親身に新しいシステムを考えてくれた後輩もおり、
メンバー間で話し合いながら決めたかったが
もうそんな気分にもならなかった

ひとまず、本を書いている手を止めた
列挙された不満に触れず、運営を続けるのは
新規の方にも不親切だと思い
この件に関して筆を執った

これだけ色々と言われてまで
続けることなのか、野村文庫とは

ひとまず、確認しておく
注意しておく
この記事に何かリアクションが欲しいわけではない
哀れんでほしいわけでもない
先にも伝えた「俺が悪い」
その自覚を持ってしてこれを書いている

またこれに「心配です」とか
「きっと私のせいです」
と返す人がいて
「だぁーかぁーらぁー」とキレる人がいる
繰り返すだろう

Twitter上で溢れ出した「野村文庫」への意見
少なくともそれらを読んで
俺は入ろうとは思わない
そんな物を作った自分が情けない

昨日、俺は言った
全員を満足させられるサービスは出来ない

だが少なくとも俺の書く言葉に
俺の吐く言葉に
明日が繋がる人がいるんなら
すまんけど今、大変なんや
お互いなんは分かってる
すまんけど、ちょっと助けてくれへんか
俺も何か面白いことするから

あの感じはもう二度と無い
不可逆なのだ
戻ることはない

今後はまた、あまり変わらず
不定期にはなると思うが
投稿は続けていく

オープンチャットに関しては、
やはり元あった感じには戻らない
距離の間隔はそれぞれで、足並みが揃うことはない
誰かは近すぎて、それを見て遠くなる人がいる

なので、また新たな不満に繋がらないように
原則、もうコメントは書き込まないでください

他のとこと一緒にしましょう
前までのやりとりが好きで、他と変わらんやり取りなら退会します
大いに結構

これで誰かに弾が飛ばないなら
もうそれでいい

素面です

野村尚平

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