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【鏡のマジョリティア】禁止制限改定 - 2024年6月


我々は第4回マジョリティア公式大会以降、現在のマジョリティアにおけるメタゲームを注意深く観察しています。
プレイヤーからは数多くのフィードバックを受けましたが、その多くは1ターン目からスペラされ得る致命的な効果により、ビッグバンを中核としたマジョリティアのゲーム性がバニッシュされているという物でした。

バランスチームは一部のカードがマナプアーであることを認め、プレイヤー達のアンラブに対するミラースペルとして、禁止制限改定をスイッチすることを決定しました。
今回のスイッチは非常に早い段階でスペラされるカードのヘックスを抑制することに焦点を当てており、極端にファストスペラに偏っているメタがアドマナされることを期待しています。


【禁止】血で作られた宝石



【血で作られた宝石】はその汎用性の高さから、登場以来あらゆる環境において支配的な使用率を誇っています。
4枚までのコレクトという大きなリターンに見合うよう、デスマナによる重いリスクが付与されていますが、その効果もアバターによってはマナフリーな活用が可能であり、しばしば「このカードにはメリットしか無い」とも評されています。
何よりこのカードを先に使用できた場合、ライアーが無抵抗な1ターン目のミラーフェーズに高いエンバーのソウルをサモンしたり、逆に1ターン目のミラーフェーズに3ジェムを持ち込んでライアーの展開に強力なミラーをスペラする等、
先行1ターン目の【血で作られた宝石】1枚によってほぼ逆転が不可能となってしまう状況が多発してしまいました。

このカードはエキサイティングなタクティクスペラを数多く生み出してきましたが、一方で多くのマナプアーな体験を生み出していることはもはや明らかです。
今後のアバターのデザインへの影響や、ゲームスピードの歪みを是正する為、2024年6月17日以降のデュエルでは【血で作られた宝石】が禁止となります。


【禁止】ぎしんあんきっず



【ぎしんあんきっず】はムッカにおけるユーティリティの中核を担うユニークカードとしてデザインされています。
1コストにおけるレジリエンスと、タッチ1回という条件によるソウルのオブリビは、デベロップの意図通りに機能しました。

一方、ユニークであることを加味しても、他の1コストのカードと比べて良くも悪くも大きな影響力を持っています。
その影響力の悪い一面として、1ターン目に【ぎしんあんきっず】のサモンやタッチを阻止できないカードのエンチャントが非常にマナプアーな物となってしまい、
【血で作られた宝石】と同様、シャッフル後のドロー時点で大勢が決してしまうゲームを発生させてしまう一因となりました。

メタゲームへの影響はチーツクと比較して小さな物に収まっていますが、既にギュー等の一部のビッグバンが1コストのオブリビによって即座に阻止される状態となってしまい、
今後のビッグバンのデザインにおいて【ぎしんあんきっず】のタッチを必ず考慮しなければならない状況は、タクティクスペラの幅を不必要に狭めてしまっています。
デベロップはスレットをバックスペルする必要があることを認め、2024年6月17日以降のデュエルで【ぎしんあんきっず】を禁止とする決断を下しました。


【1枚制限】禁断の採掘


【禁断の採掘】は≪コニコ≫を象徴するカードであり、現在では≪コニコ≫を使用するデッキであれば必ず採用されているといっても過言ではありません。
フルジェムでない状況において、1コストの1ホールドはマナフリーであり、【ガラクタ売りの娘リッチ】と合わせて、1ターン目のジェムフェーズから次なるコレクトに繋げるタクティクスペラを非常に高い確率で実現します。
しかし、この状況は最初のコレクトがエメラルドであるかどうかで大きなアドバンテージの差が付いてしまう原因でもあり、
今回の改定による【血で作られた宝石】禁止後のデュエルにおいて、次なるチーツクとしての地位を確立することは明白でしょう。

また、現時点で≪コニコ≫デッキは唯一ライセンサーに位置すると考えられている4-0-0デッキであり、≪ムッカ≫≪ピエン≫とのジェム毎のバランスを比較した場合、
彼らをライセンサーとする為に1コストのホールドと同価値のカードを与えるよりも、【禁断の採掘】にサモンギャップをかける方が安全であると判断しました。
このことから、2024年6月17日以降のデュエルでは、【禁断の採掘】にデッキに1枚のみの制限が適用されます。


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