\\ IBについて〜MYP編〜 //
◯そもそもIBについて
IBとは Interntional Baccalaureate の略で、
国際バカロレアと言います。
詳しいことは、
文科省のIB教育促進コンソーシアムのHPに掲載されています。
https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/
2022年までに日本のIB認定校を200校にという目標が
掲げられていましたが、
先日それが達成されたことが公式で発表されましたね〜!
IBのHPにも紹介されていました。
https://www.ibo.org/news/news-about-the-ib/japan-reaches-the-goal-of-200-ib-programmes-implemented-in-schools-country-wide/
IBについての詳しい情報は、
調べればいくらでも出てくると思うので、
ここでは自分のMYPの経験談を語りたいと思います。
◯全国初の公立中高一貫校でのMYPの学び
(学校名は伏せておきます😉)
※ここからはあくまでも個人の見解・感想・意見です
私の学校では
中学1年生から高校1年生までの
4年間がMYPです。
授業は学習指導要領を元に、
IBの要素が散りばめられていました。
授業では毎回、
使用したATLスキルについて振り返りを書いたり、
プレゼンをしたり、レポートを書いたり、
グループディスカッションをしたり、
生徒主体の学びの場面が多かったです。
また、一人一人にiPadが貸し出しされていたので、
体育の授業でお互いの動きの動画を撮って、
動きの改善をしたり、
中1の英語の授業では、
1日の生活を英語で紹介する動画を作成したりしました。
授業は、本当にグループ活動が多くて、
どの授業もとっても楽しかったです😻
また、評価方法は、期末試験などはなく、
ユニットごとのテストやレポート、
プレゼンなどで評価されました。
私としては、数学が苦手なので、
テストだけでなく数学のレポートでも評価してくれることが
とてもありがたかったです。
社会の授業は98%くらいレポート評価でした。
ただ歴史や公民を暗記するのではなく、
自分でたくさんリサーチしたり、
ノートにまとめたりするのが大変でしたが、
分析力や考察力がとても高まったと感じています。
まとめると、
MYPの4年間ではレポート提出が山ほどあったため、
文章を書く力、まとめる力を身につけることができたと実感しています。
また、人と関わったり話したりする機会も多く、
協働スキルやコミュニケーションスキルも高められたと思います。
特にMYPの集大成のPPでは
7000字(日本語)のレポートを作成するので、
MYP4年間を通して育んだスキルが自分のものになっていることを実感しました。
ちなみに、普通にみんな部活や放課後活動に参加しています!
私はテニス部でした〜🎾
MYPの最終試験がない学校だったので、
基本的には普通の中高校生と同じ学校生活です。
◯PPについて
MYPの最終学年では、1人1つのプロジェクトを行い、
7000字のレポートにまとめます。
生徒一人一人に担当教員がついて、
適宜相談に乗ってくださり、評価をしてくださいます。
テーマは何でもありで、科目にとらわれずに好きなテーマを選べます。
お弁当について、効果的な英語学習について、ディズニーランドについて、、など本当に色々なテーマで研究している友達がいて、興味深かったです。
私はPPで、海外の人に和服の良さを広める!
みたいなプロジェクトを行いました。
成果物は、和服について英語でまとめたパンフレットです。
レポートがすっごい大変で夏休みの終わりに
大変な思いをした記憶があるので、
計画的に進めるのをおすすめします。
ですが、このPPでの成績は特に何にも影響しないので、
成績に関して深く心配する必要はないと思います🙆
◯まとめ
私はDPが始まる前にMYPの4年間で
IBの学習者像やATLスキルについて熟知することができたので、
スムーズにDPの学びへと移行できました。
そして何よりも、
中1から高1で計100個くらいのレポートを執筆してきたおかげで、
レポート作成のスキルを磨き上げることができました。
プレゼンも50回以上はした気がするので、
プレゼン作成にも慣れました。
他の公立の中学校と学んでる内容は
同じだと思いますが、
学びの方法やツールがこんなにも違うだけで、
授業の楽しさや充実さが何十倍も違う!と感じました。
しかも中学校のうちは義務教育なので、
授業料無料でIBの学びを受けられたのは幸せすぎます🥺🫶
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回:IBについて〜DP編〜
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