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Thunderbolt Fantasy東離劍遊紀3 第6話 虚淵玄氏の解説動画(自分のための文字起こし)

2021/4/3(土)からTV放送中の『Thunderbolt Fantasy東離劍遊紀3』。物語も中盤となり、東離、西幽、魔界、異世界の登場人物が交錯し合う壮大な展開になってきました。

5/8放送の第6話『禍世螟蝗』では、殤不患・浪巫謠・睦天命の3人が宿敵・禍世螟蝗と対決した過去が回想として描かれています。その戦闘シーンの映像が凄まじく素晴らしい!

霹靂社さんのFacebookで公開されたメイキング映像では、本物の水、炎を駆使したド迫力の撮影風景に驚かされっぱなしでした!👀

そしてメイキング第2弾として、原案・脚本・総監修の虚淵玄(ニトロプラス)氏がこのシーンを解説する動画がFacebookで公開されました。ということで、今回も文字起こししてみた!

▼虚淵玄氏のコメント

6話はシリーズでも屈指の素晴らしいシーンを撮っていただいて本当に感謝しております。この(睦天命が禍世螟蝗に重傷を負わされる)場面で浪巫謠の怒りは頂点に達する訳ですが、やはり非常に愛情の気持ちを抱いていた睦天命が大怪我をするというのもありますし、母親に重ねていた部分は多々あったと思うんですけれど、彼の中で。それこそ、母親がもしも目が見えていれば、ああいう非業の死を遂げる事は無かったわけで。

浪巫謠の母親は盲目でした。巫謠が幼い頃から(恐らく生まれた時から?)雪山に母子2人で籠り、巫謠に歌と剣技を叩き込む暮らしでしたが、ある時声変わりをした巫謠の声に驚き、我が子が居なくなってしまったのではないかと狼狽している内に誤って崖から転落してしまうという…なんと悲壮な親子の別れ。。(劇場版『西幽弦歌』)

まさに母と同じように失明するという形の怪我をしたというのが、浪にとっては大きなショックになりますね。このタイミングで浪の生涯において最も大きな怒りが炸裂した形になったと思います。

このシーンは巫謠の怒りの気が炎となって噴出していたということなんですね!赤い炎と青い炎が混ざり合って、迫力のシーンでした。

ちょうどタイミングを同じくして落雷が勝負を決めるきっかけになる訳ですけれども、これも実の所偶然ではなくてですね、浪の怒りによって解き放たれた潜在的な能力が招いた現象なんですね。まだこの時点では浪自身も自覚はないんですけれども、彼が本当に感情のままに持てる力を全て解き放った時には、禍世螟蝗すら怯ませるほどの現象が巻き起こされるという、ある種の伏線でもあります。

伏線ってなんですか!伏線ってなんですか!?(大事な事なので2回言う)。落雷はもしかしたら偶然か?とも思ってましたが、巫謠の能力によって招かれた現象だとは!雷を発生させたのか、雷を呼び寄せたのか。。雷を呼ぶ男…(笑)

禍世螟蝗も一瞬スキはつかれる訳ですけれども、落雷すら彼が操る力場の前では肌に届く事なく、結果的には浪巫謠達一行を逃すことになってしまいますけれども、この段階での戦いでは一切のダメージを与える事もなく、終わってしまったという形で。殤不患たちにとっては苦い敗北の記憶になってしまったなと思いますね。(終)

禍世螟蝗には全く歯が立たなかったんですね💦2期の七殺天凌戦でも「どうやって対抗するんだ⁉️」と最後まで気になる展開でしたが(そして最終回で「そうきたかー!」の嵐)、禍世螟蝗もどうやって打倒するのか…また最後のどんでん返しに大いに期待です!

そして気になる続き第7話は明日放送!待ちきれないー!✨

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