イーブイのモチーフ

ピカチュウといえば、ぶんるいにもある通り「ねずみポケモン」すなわちねずみモチーフであることが分かる。

ではイーブイは何モチーフだろうか、誰しも考えたことがあるだろう。

増田氏による『イーブイのモチーフはイーブイ』という回答は1つの定説になっているようです。確かにその通りだwイーブイはイーブイだしもっというとピカチュウもピカチュウです。しかし今回は無粋にも掘り下げてみようと思う。

といっても、比較的多く語られている題目だと思うので、すでに同じ回答は出ているでしょう、なので至って軽く読んで頂きたい。

さて、割と多く目にするのは「風の谷のナウシカ」に出てくる『キツネリス』がモチーフではないか、という論。

https://dic.pixiv.net/a/キツネリス

このキツネリス自体のモチーフも特に語られておらず、一説にはフェネックギツネではないかと言われている、確かに大きな耳は似ている、どちらかというとイーブイの方が似ているくらいだ。

僕としてもこの論には賛成であるが、間にさらに1つ挟むのが今回の核であり、

ここで紹介するのが、「ジーンダイバー」というnhk教育で放送されていたアニメである。

https://www.amazon.co.jp/ジーンダイバー-DVD-BOX-白石文子/dp/B0000TIFG2

この作品を短く表すのは大変難しいので、機会があればぜひ全編見て頂きたいのだが、タイトルにあるようにGENE(遺伝子)をテーマに、生物の進化や異種族(獣人、異星人、コンピュータ)との争いと共存を描いたとてもハードなSF作品である。

上記リンクのパッケージ[1巻]には主人公の人間(唯)と小動物(パック)が描かれている。

このパック・ロブこそ、今回紹介したいキャラクターである。

画像1

もう見たまんまキツネリスだ、ジーンダイバーのキャラクターデザインは複数人居るため、実際には分からないがその一人である三原三千夫氏は、ジブリファンでその後「もののけ姫」に参加したりしているようなので、オマージュである可能性は十分にある。

その他にも、旧世代のシステムが明らかになったり、主人公が最後に不完全な世界を選択する辺りなど、ナウシカとジーンダイバーに似た部分は多い、あと作品として伝えたい物の大きさが似ているような気がする。

さて、キツネリスとパックは繋がった、つぎはパックとイーブイを繋ぐ番だ。

僕がイーブイのモチーフとしてパックが最も相応しいと感じている点は、見た目はもちろんだが、ジーンダイバーが前述した通り、遺伝子と進化をテーマにした作品であるからに他ならない。

イーブイといえば「しんか」ポケモンというぶんるいで、図鑑にも遺伝子が不安定な為に、さまざまな進化をすることが示唆されていますね。

ちなみにこの「パック」別名として「ピュイクシー」という呼び名も持つ、つまりピクシー(妖精)のことであり、実はパックというのも妖精の意味である。

妖精(フェアリー)といえば当然、思い出すのがイーブイ最新の進化系「ニンフィア」である。発見当初はやや見た目に批判的な意見が見られたが、こう見るとパックの目に一番近い、満を持して現れたと言ってもいいのではないだろうか。

イーブイはパック・ロブをモチーフに表現された。これが僕の結論である。

※追記

有志より、EVs記載のイーブイ誕生秘話の情報を頂いた。

結論から言うと、イーブイは「なんでもないもの」を目指してデザインされたようだ、紛れもなく「イーブイの元ネタはイーブイ」であった。

一応[表向きは]ということにしておきましょう(笑)と言いつつ、これは新たな知見を得ましたね。

最初に述べたように、キツネリスは特定のモチーフを示唆されていません。

また、パックの正体は「情報生命体」であり、たまたまこの世界の生物に乗り移ったことになっています。故に特定のモチーフを持たないデザインを選んだのでしょう。

ノーマル・ニュートラルなデザインを目指すと、イーブイになる。というのは新たな発見です。





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