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3年間NPOで活動して得た3つのこと

ののです!
今回は、大学2年から4年の生活の中心にずっとあったNPO iPledgeの活動をふりかえりたいなと思います。

結論から言うと、私の考え方やライフスタイルを変えるきっかけの多くは、iPledgeでの活動から来ています。それくらい自分に影響を与える活動だったし、これからもずっと大好きなコミュニティです!



心理的安全性の高いコミュニティづくり

心理的安全性っていうのは、ざっくり言うと自分がなにかアイデア出したり反対したり、質問をしたいと思った時とかに、そのコミュニティのメンバーだったら安心して声を出せる状態のこと。

NPOに入る前の私は、自分の意見っていうのをどうつくっていけば良いのか、どう伝えるべきなのかも分かっていないことに、劣等感みたいなのを抱いていました。知らないから考えが出てこないっていうのも結構大きかったかも。
そこを変えたくて、多分1年目はがむしゃらに役割持ったり手上げて発言したり、とりあえず声を出すってことをやっていた気がする。他の人のことを考えられていなかった気がするけど笑、この時はまだ吸収と自分の成長に力を入れることで精一杯だった。

そんな時に、活動歴が長い現役のメンバーは沢山声をかけてくれて、サポートしてくれて、相談に乗ってくれた。心理的安全性がすごく高かったからこそ、私は気づいたら自分の素をさらけだせるようになっていて、このコミュニティだったら自分の言いたいことを伝えられるって自然と思えるようになっていたんだと思う。

自分が現役になってから、その雰囲気は作ってくれている人がいるからできているって気づくようになります笑
沈黙を破る最初の人になることが多かったし、それができる自分に満足していただけだったところから、聞き手のあり方を意識するようになりました。よく頷くとか声を出してリアクションするとか、話してくれた人の意見を汲み取りつつ自分の意見を出すとか、小さなことだけど、その小さな意識をみんなができるようになるからこそ心理的安全性が作られていくんだと思う。

イベント時の活動とかも、普段のコミュニケーションを大切にしているからこそ、現場で色々言い合って励まし合って乗り越えられるチームが作られていた。
正直言うと、これを他のチームのプロジェクトとかでやるのって結構難しくて、すごく丁寧にやっているからこそできていることなんだなって感じるけれど、これからもチームで何かやる時の理想はここに戻ってくると思う!!
そして心理的安全性が高いチームをつくる時の自分の役目もまだ試行錯誤ではあるがそれなりに見えてきたから、今後もそれを活かしていきたい。

自分たちでもやればできる!

iPledgeのミッションは”世の中を変える力を、すべてのワカモノへ”。
私は活動を通して、自分がそのワカモノの1人である自覚を強く持てたし、自信を持てるようになった!

環境問題の大きさや深刻さを初めてちゃんと理解した時、私はとんでもないことを知ってしまった、、っていう感情に陥った。知ったからには何か自分でもできることを考えたい、けど私1人が動いた所でなにが変わるの?そんな風に自分の影響力の無さや力の無さを痛感していた時もあった。

けど、私の中でごみゼロライフでの活動がその気持ちを見直すきっかけをくれました。
ごみゼロライフというチームは、日常での環境に優しいサステナブルな選択を、イベントでのブースやSNS、youtubeなどの手段を使って発信していくチーム。私はそこで沢山の挑戦をさせてもらい、自分の生活の多くのシーンでより環境にも良い選択を取り入れられることに気づいた。マイカップやマイストロー、固形石鹸、蜜蝋ラップ、ヴィーガン食品etc.(もっと沢山ある!!笑) これは環境だけでなくその背景に関心を持つことにもつながっていて、今わたしが持っている価値観の中心にある。

話を戻すと、ライフでは自分たちで発信内容をつくる上で、なにをどこまで伝えるべきなのかメンバーと何度もmtgをして試行錯誤を繰り返す。できたものの過程が濃密だからこそ、できた時の達成感が大きい!それだけじゃなくて、それが届いて、届いた人の生活を見直したり何か始めてみるきっかけをつくっている。それを感じられる瞬間こそ、やって良かったって思えるの。

意見をメンバー内だけで共有するのと、初めましての親世代の人や同世代とかに伝えるのって全然違う。主張をふりかざすのではなく、私たちから気づきになるようなヒントを提案する。そしてその変化が小さくても大きくても、誰かの大事な一歩であることには変わりなくて、その変化をつくれていたことに誇りを感じる。ライフでやるからこそ耳を傾けてくれる人たちもいて、このチームで想いを伝えることにも意義を感じられていた。

あとはフジロックやサマソニといった大型音楽野外フェスから逗子海岸やフードフェスとかの会場のクリーンを保つ運営に携われたのも超貴重な経験だった!そして、ボランティアをコーディネートしたり、会場全体をみて必要な準備や動きを考えたりみたいな現場力?笑が最後まで発揮された、、!!

それが、現役卒業する前に、iPledgeで一緒に活動してきたメンバー4人と一緒に開催した「New Side.」!!
コンセプトから会場から、出店やWS、ご飯までぜーんぶ自分たちで探して決めて形にした。こんなことiPledgeに入る前の私が想像できただろうか?
自分たちでやってみようっていうエネルギーもあったし、それぞれが持っているスキルが生かされまくっていた!今の自分達だからこそできる勢いっていうのを感じられる半年で、分からないなりに自分たちで決断して進めていく作業は大変ではあったけどやりがいだらけだった。
この時も、本当になんにもないところからでも誰かを喜ばせたり、気づきをつくったり、驚かせたりってできるんだなってめっちゃ自信になった。

深く考える練習

最後に、これは自分的にはまだまだなことではあるんだけど、iPledgeを通して気付かされることが多かったから選びました。

当たり前だけど、環境問題は色々な社会課題に影響している。例えば環境破壊が教育格差や男女不平等に影響しているとか。そして、どの問題に対しても賛成か反対かの2択で収められることはなく、意見の理由を考えるプラス、なぜそういう課題が起きてしまっているのか問題の背景を考えてみるところまでやってこそ、自分のクリティカルシンキングの力が高まっていくんだと思う。

なにか表面的に見えている問題は、深ぼってみると本質的なことが見えてきたり、アプローチしなければならない所が意外な場所にあったことに気づく。職員のみんなはその深堀りや着眼点が本当にすごくて、議論の中でハッとさせられる瞬間が沢山あった。
深堀りとかクリティカルに考えるとかまだできていない部分は沢山ある。それでもその必要性が分かっただけでも、今後原因を突き止める時とか気をつけなきゃって意識できるはず!

意見を出すのと引き出すのどっちも意識してやるようになってからは、深堀りもみんなで行うことの重要性にも気づいた。大きな声を出す人の意見が全てではなく、どんな声もまずは拾ってみる。その中から気づきが生まれたりするものだ。
ふと沸いた疑問も、私はなるべく声に出してみる。議論が進む一つのタネを落とせていたらいいなと思って話してみる。平行線になって終わることもあるから笑、なぜで深ぼってみる場数はもっと増やしていきたい!!

今後

iPledgeの活動期間中、新人として、現役として、チームのリーダーとして色々な立場で活動を続けてきた中で、どのフェーズでも成長を実感できる機会があった。
それは、その時々で次につながるフィードバックをくれる仲間がいたから。常に、次なにを頑張るために、改善すべきために動くべきか目標があったからそこに向かって走れている自分がいた。本当にメンバーの存在に感謝!!

これからも、多様な人たちと一緒に、社会課題に対して日常を変えていける/気づきを与えられるような手段を考え、その策を形にできる人でありたい!!そして、今の自分だからこそ発揮できる武器を大きくし、増やすためにも拠点をガラリと変えて、海外でチャレンジする予定だ。
まだワカモノだからこそできることに、貪欲になってがんばりたい!
iPledgeでもらったものを社会に還元できるようにがんばるぞ!!
こんな感じで次に向けた決意(pledge)を述べて終わりにします!


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