あれから個人的にいろいろと転機があって今に至ります。その2


3DCG。
数年前に一度かじったことがあります。
使用したソフトは、セルシスのクリップスタジオモデラー。

オブジェクトを作る分にはわりと使いやすく、同社がレクチャーしている「おでんを作ろう」をマスターして悦に入っていました。

しかしこのソフト、テクスチャ貼りに癖があって、その先に進めなくなったんですよね。
なので、無料体験期間が終わると同時に止めました。

その後、メタセコイアを使ってみました。こちらは自分が好きな座標での入力指示ができないと思い込んでいたために、最初はとっつきにくかったのですが、慣れるとわりと使えました。

しかし、これもまたテクスチャの時点で自分には無理だとわかり、結果無料体験期間のみの付き合いとなりました。

使い勝手のいいものなら有償でもよかったのですが、購入できる範囲で自分に見合えるものがなく、そのまま年月が流れたのでした。
それでも、あれから時間の経過の中で、使い勝手の良かったクリップスタジオが進化しているのでは?という一縷の望みをかけて調べたのですが、おでんから進化していませんでした。
同社の2Dソフトは、アニメーション制作会社でよく使われているらしいのですが、その分3Dにはあまり注力していないのかも知れません。

それでもなんとかならないか、と色々調べていて辿り着いたのが、blender

自分の中ではトラウマレベルで使いにくいソフトでした。
このソフトは基本的にフリーソフトです。それでいて万能だと言われています。

ただ、万能というのは神みたいなもので、下々の自分にどうこうできるものではないことは、以前思い知らされていました。

とにかく、使いにくいんですよ。たしか前回もダウンロードして数時間で削除した覚えがあります。

しかし、色々逡巡してみても選択肢はありまえせん。しぶしぶ手を出した頃には9月になっていました。

さてさて、やってはみたものの、やはり使いにくい。
個人的に仕事でよく、CADも使っていたので絶対値と増減値の入力がわかりにくいこのソフトはとにかく扱いにくいんですよね。

この点、クリップスタジオモデラーはわかりやすかったので再度そちらに戻ろうと思ったこともありましたが、それとて数年のブランクで忘れてしまっていて結果、泣く泣くblenderに戻りました。
色々とググっていて、見つけた初心者向けの記事。それを見てどうにかできた最初のモデルがコレです。

画像1

3DCGの難しさを知らない人が見たら「なにこれ?」と思うでしょうが、これは小さな一歩だが大きな一歩になりました。


なんにせよ、ゼロから1になるときが一番難しいんですよ。
一応、3DCGにおける、引っ張って面や形を作るという基本的なことが出来たことには安心しました。さあ、1から2へ進むぞ!と思ったのも束の間…。また手が止まりました。
いや、作りたいものがないのですよ。
ないわけではありません。しかし、前出の未来都市はあまりにハードルが高い。
ライト兄弟の時代の飛行機で、月面着陸を目指すようなものです。

いや、それ以前に自分の食指が動きませんでした。
blenderやその他の3DCGを使っている方の多くは女の子モデルを作っているように思います。というか、そういう方たちがテクニックを披露している割合が多いんでしょうね。
凄腕だと思いますが、個人的には女の子を描くのが苦手なんですよ。
昨年も、あまびえの擬人化を気合い入れて出したわりには鳴かず飛ばず。


つまり、世間的にも自分の描く女の子がウケないってことは知ってますしね。
転じて女の子キャラは作る気は全くわきませんでした。そもそも、好きこそもの上手慣れでしょう、アレは好きな人に任せとけばいいや、という感じですかね。

じゃあ、何を作ろうか?と考えて答えが出るまでにあまり時間はかかりませんでした。
「宇宙戦艦たま」でいいや。

これなら、著作権うんぬんに関しては自分の描いたものだから、揉める要素はないし、それにこれに出てくるメカを3DCG化出来たら第二弾も作れる!まさに一石二鳥です!
そして、3DCGの沼にはまっていったのでした。

さらにつづきます。

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