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幸せのかけら ~8.洋装でも鏡開き、自宅でも鏡開き~

心にほっこりとぬくもりを
日常の小さな幸せを探して見ませんか?

「鏡開き」というと、あなたが思い浮かべるのは「御餅」ですか、それとも樽に入った「お酒」ですか?
今日のお話は、樽に入った「お酒」のこと。

和装での結婚式の祝杯に「鏡開き」をするのは、よくあること。
では洋装で「鏡開き」をしてはいけないかというと、そうではありません。

洋装で鏡開きをするのは、酒販業界の方?
なんて思ってしまいがちですが、実際はそうではなく意外とお酒好きな方が好んでされます。

ある新郎新婦様は、こうおっしゃっていました。
「結婚式で、絶対鏡開きをしたかったんです。だってビールでの乾杯はいつでもできるじゃないですか。でも鏡開きができるのって、結婚式だけだと思うんですよ」
その方は、曲のイメージも決まっていて「日本全国酒飲み音頭 ~♪酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ~」のあの曲でした。

たしかに「木槌を持って、樽を開く」なんて、なかなか経験できることではありません。しかも来られた方に柄杓で酌んであげればとても喜ばれますし、お酒好きな方には自由に飲みたいだけ楽しんでもらうことができます。

さてここで鏡開きのいわれを少しご紹介しますと、
祝い樽の蓋を上から見ると、丸い形をしていることから「お鏡」と呼ぶそうです。日本古来から、鏡は魂が宿る大切なものとされ、お鏡を開くことで運が開けるいわれていました。
また木桝は、を組み合わせて出来ていますが、
お越しになった方の気持ち気持ちを合わせれば、そのお酒は一層美味しい幸せな味がすることでしょう。

鏡を開く際は、
新郎新婦様が1本の槌を持って開いてもいいですし、
ご両家の親御様にも同様にご夫婦で1本持っていただき、新郎新婦様と一緒に鏡を開いていただくこともできます。
新しい門出を、大切に育てていただいた親御様と一緒に迎えるのも嬉しいものですね。

また結婚式に限らず、お正月やお誕生日などご家族のお祝いの時に「鏡開き」はいかがでしょうか?

サイズも様々、卓上用のミニサイズもあります。
中にはマグネット式になっていて、繰り返し使えるものあるようです。

中身も、お酒の代わりにジュースやお菓子、小さなオモチャや入浴剤など
アイデア次第でいろいろな物を入れることができます。
これならお子様も楽しめますね。
例えばジュースを入れておいて、桝で飲むのも子どもにとって面白いようです。角から飲むのか、まっすぐな辺から飲むのか。もしかしたらお子様にとって、人生初の桝体験になるかもしれません。
(因みにまっすぐな辺に口を当て、下唇から飲むようにするとこぼさずに飲むことができるそうです)

ご家庭での、ちょっとしたイベントに取り入れても楽しめそうです。

運を開く「鏡開き」
洋装の結婚式でも、もちろんご家族のイベントでもいかがでしょうか?

【Thanks! 写真:green garden さんによる 写真ACからの写真】