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幸せのかけら ~19.焦げたクッキー~

心にほっこりとぬくもりを
日常の小さな幸せを探してみませんか?

この間作った「きな粉クッキー」、結構上手くいったので余った生地を冷凍しておきました。
今日のおやつに、と思って焼いたのですが‥‥‥‥‥

???

やってしまいました。
オーブンから出てきたのは、ココアクッキーを思わせる黒い物体。
かなり、焦げました。

この間は、170度で15分。
まだ色がついていなかったので、さらに5分。
まだ中に火が通っていなかったので、さらに2分、その上さらに2分。
それでも、もう少し焼いた方がいいかな?って感じだったのに‥‥‥‥

今日は170度で20分で、丸焦げ。

苦いなー!
(まあ、食べるけど)

実は、この間は生地を冷凍する時間が惜しくて、手で丸めました。
今日は、成形した生地を包丁で切ったのでした。

同じくらいの厚みだと思ったけれど、
オーブンは、そう判断してくれなかったようで、このありさまです。

人間の感覚って微妙ですね。(ホントに同じくらいだと思ったんだけどな)
「お母さんが大雑把すぎるのよ」と、娘の目が語っています。
さっき匂いを嗅ぎ付けて、2階からハートマークをつけて降りてきた娘です。
が、そのの顔が瞬く間に・・・萎んでしまいました。
それでも、1個2個と頬張り
結局、何も言わずに上がっていきました。

「美味しい食卓は、笑顔を呼ぶ」といいますが、
焦げたクッキーは・・・・

この重ぐるしい空気をどうしたらいいでしょうか?
喧嘩した訳じゃないけど、なんだかとっても気まずいです。

生地が、まだ半分残っているので焼くべき?
でもこういうときって、続けて失敗しやすいんですよね。

どうしよう…

と、迷っていたら娘が降りてきて、また1つ頬張っていきました。
恐る恐る顔を見ると、微妙な表情。
やっぱり顔が曇ってるんだけど。

でも、「食べるよ」って、もう1個食べました。

「この子、いい子だな~」
「この子が、私の娘で良かった」と、つくづく思いました。

『子どもは親を選んで生まれてくる』と 何かの小説にありましたが、この子が私を選んでくれて、私は幸せ者です。

口の中はかなり苦いけど、心はとってもあったかです。

クッキー1 (2)

   (光で調整してみました、こげ茶くらいに見えるといいな~)