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”歴代最強のPUBG日本代表チーム”へ　～Donuts USG～

ノンナ

皆さまこんにちは。PUBG観戦勢、ノンナです。


日本のeSportsがアツすぎる！
2021年秋には、League of Legendsの世界大会で日本代表DetonatioN FocusMeがグループステージ予選(Play-In Round 1)を首位通過。
そして2022年4月、ZETA DIVISION Valorant部門が世界大会で日本チーム歴代最高成績となる第3位。
eSportsの後進国である日本も、ようやく世界の舞台で結果を残し始めています。

そんな他タイトルでの盛り上がりの裏で、PUBG界においても日本代表チームが偉業を成し遂げていたということを、皆さんはご存じでしょうか？


2021年から開催されている、日韓台が対象となる東アジア地域のリーグ戦、PUBG WEEKLY SERIES: EAST ASIA（通称：PWS）。

これまでの日本代表はPWSに限らず、多くの大会で世界水準の韓国代表と拳を交えてきましたが、苦汁を嘗める結果が続いていました。


そんな中、各週で王者が決められる今大会、最終週であるWeek4。
韓国・台湾の強豪をなぎ倒し、韓国のチーム以外で初めての週間優勝を果たした日本代表チームがいました。


彼らの名は、Donuts USG。

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国内の週予選を首位で危なげなく通過すると、
週末の本選では10試合で73キル・102ポイント。
2位チームと20ポイント差をつける圧勝劇で日本チーム初の快挙を成し遂げました。

そんな彼らは4月29日から行われるPUBG Continental Series 6（通称：PCS6）のアジア大会に日本代表として唯一参加します。

この記事では「PUBGの競技シーンを知らない」、「昔はPUBGの大会を見ていたけど、最近は追えていない」という皆さんにもUSGに興味を持っていただけるように、私の個人的な目線でUSGというチームを紹介させていただければと思います。

（注：チーム、および選手の紹介は素人目である私個人の考えです。あらかじめご了承ください。）


それでは参りましょう。




2021年　USG復活

"USG"という名前を聞いて、過去のPUBG国内シーンを見ていた人なら「聞いたことある！」という人もいるのではないでしょうか？

かつては"USG Hyster1cJam"、"USG Folklore"、"USG Blanc"というチーム名で日本シーンの最初期から上位リーグに出場し、PJS αリーグでは優勝も経験。

しかしチーム数も増え、上位圏争いが激化した2020年、2部リーグへの降格や成績不振が続き8月に部門休止を発表。

チームの今後にも注目が集まっていた約2か月後、クラウドサービスや動画・ライブ配信事業を手掛ける株式会社DonutsがUSGを吸収。
Donuts USGが誕生しました。

そして日本のPUBGシーンが大きく変わった2021年1月、当時フリーとなっていた4名の実力派選手が加わる形で、現在のUSG PUBG部門の土台が作られることとなります。


新生USGは、PJC 2021 FINALで3位となったものの、惜しくも2021年には優勝に届かず。

一方で、日本PUBG界では韓国人選手の積極採用による2国籍化が進み、中でもStarlord、indigo両選手という韓国国内でもレジェンドクラスの選手を2名獲得したENTER FORCE.36が2021年の国内シーンを席巻。

2021年のUSGは、復活の年であると同時に、超えなくてはいけない高い壁ができた年でもありました。



2022年　逆襲

新たなメンバーを携えて挑んだ2022年初戦となるPJC 2022 Phase1。
そこでUSGが見せたのは、3位以下を突き放し、2021年の絶対王者E36とデッドヒートを繰り広げる姿でした。

1試合平均10.5ポイントを記録する抜群の安定感と、5試合に1度のペースで2桁キルを獲得する爆発力で国内のチームを震え上がらせます。

優勝が現実味を帯びてきたUSG、しかし高い生存能力と、理不尽なまでの破壊力を見せつけたE36が再びUSGの前に立ちはだかり、2位で大会を終えました。

そして舞台は、いよいよPWS 2022 Phase1へと移ります。

Week1からWeek3まで、全週国内の予選を勝ち抜いていましたが、週末の本選は8位→10位→10位とあまり振るわず。
特に目立ったのが、Week2初日は5位、Week3初日は4位と、スタートダッシュには成功するものの、2日目まで好調を維持できない戦いが続いていました。

迎えたWeek4、初日は各チームの点差が非常に詰まっていたこともあり、8位ながらも首位と15点差の位置をキープすると、課題となっていた2日目は勢いが衰えるどころか、他チームを圧倒。
5試合で48キルを獲得する大暴れで、見事に快挙を成し遂げました。

その後、Grand Finalでは再び初日で好スタートを切るも、2日目から徐々に上位の勢いに飲み込まれ、必死にくらいついて行ったものの10位でのフィニッシュ。
それでも、1年以上全ての国際大会において日本代表切符を獲得していたE36からその席を奪い取り、PCS6日本代表に。

日本PUBGの構図を書き換えたとともに、日本代表チームとして歴代最高となる、7位を超える成績が期待されます。




さて、ここまで2021年からの軌跡を追ってきましたが、続いてはそんなPCS6 日本代表として戦うUSGの選手たちを見ていきましょう。


アジアの大舞台に挑む、4人の戦士

Donuts USGはSHEVA(JP)、Kein(JP)、Americano(KR)、Corn(KR)という2JP・2KRの4選手で構成されます。

ベテランオーダーのSHEVA選手を筆頭に、平均年齢20.6歳という若さ溢れる3名のアタッカー陣が抜群の火力を見せるのが特色。
安定したルート取りや適切なスプリットなどのムーブ面はさることながら、安置の状況を見て瞬時にキルムーブに切り替えるなど、"柔"と"剛"の使い分けが非常に上手いチームです。


ここからはチームメンバーを1人ずつ紹介していきたいと思います。



リーダー、オーダー、ムードメーカー SHEVA

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[経歴]OracleNox(2018)→V3 FOX(2018～2019)→Zoo Gaming / Penguin(2019～2020)→Donuts USG(2021～)

[過去の受賞歴](V3F)PUBG JAPAN SERIES Season2 Grade 1 Phase1 優勝


PJSにはSeason1から出場。常に国内シーンの最前線を走っており、数多くの大会を経験してきたベテラン。昨日、PUBG Nations Cup 2022 日本代表にも選ばれました。

日本人選手で随一のゲーム理解度を誇り、アジアクラスのアタッカー陣を余すところなく活かしきる統率力と、試合の流れを感じ取る鋭い嗅覚でチームを勝利へと導きます。

ひょうきんな性格と、高いコミュニケーション能力もSHEVA選手を語る上では欠かせません。フィーリングとパッションで外国人とVCをしたり、最終盤に突然実況を始めてチームを和ませたりと、配信でもファンを楽しませるまさにエンターテイナーです。

⇧おもしろクリップ。



PCSでも"顔エイム"炸裂なるか。




若き日本人最強アタッカー Kein

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[経歴]Banshee〔Dear Ding-Dong Banshee〕(2018～2020)→Dullahan〔BLUE BEES.Dullahan〕(2020)→Donuts USG(2021～)

[過去の戦歴](DLH)PSJ ALLTIER CHAMPIONSHIP 2大会連続決勝進出


PJSではGrade2のみの出場でしたが、コミュニティ大会でも好成績を残していたこともあり、かねてから次世代のエース候補として期待されていた選手の1人です。

オープン大会であるPSJ ALLTIER CHAMPIONSHIPでも格上のTier1チーム相手にその強さを遺憾なく発揮しており、当時から日本代表として複数の国際大会を経験していたE36を相手に1v4クラッチ。チームを4位に導きました。


USGに移籍してから、その強さに磨きがかかり、PWSでもアジアの強豪相手だろうと何のその、対複数をもろともしないフィジカルで圧倒。

⇧今大会、韓国勢が最も恐れた台湾チームShuaiGeDuiを3タテ。


ドン勝を取った時の喜び方など、可愛らしい一面も垣間見える一方で、「日本人選手で撃ち合いが強いと思う選手はいない」と答えるなど、内なる闘志をメラメラと燃やしているアツい選手。

SHEVA選手と同じくPUBG Nations Cup 2022 日本代表に選出されました。


初のPCS、ぜひともその名をアジアに、そして世界に轟かせてほしい。




日本をこよなく愛する怪物アタッカー Americano

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[経歴]FarmPC E-sports〔KR〕(2020)→V3 FOX(2021)→Donuts USG(2021)→Veronica7〔KR〕(期限付き移籍)→GNL ESPORTS〔KR〕(期限付き移籍)→Donuts USG(2021～)

[過去の戦歴](FPC)Battlegrounds Smash Cup Season2 4位
　　　　　  (V3F)PUBG JAPAN CHALLENGE 2021 Phase1 優勝


韓国・FPC時代から将来を有力視されており、日本に来てその才能を開花させた、ワールドクラスのアタッカー。

近距離、中・遠距離のエイムはさることながら、キャラコン、撃ち合い、投げ物…。どれをとっても一級品の選手であり、まさに"怪物"。

彼こそ、多くの韓国人選手が日本チームを目指すきっかけを作った選手であり、たまたま野良で知り合ったというG0ni1選手（元RC,USG）と親交を深め、日本語を学び、日本リーグへの参戦を決めたという経緯があります。

2021年にV3 FOXへと電撃加入すると、圧倒的成績を残しチームを優勝へと導き、その後USGへと移籍。
移籍後にも、年齢制限のために大会への出場が危ぶまれたVeronica7に召集されると、即席ながら世界大会まで進出するといった経験も積み、更にパワーアップ。PWSでも大暴れしました。


多くの選手・ファンから"あめちゃん"の愛称で呼ばれる愛されキャラですが、ランクマッチで味方にフラッシュバンを何度も投げつけるなどといったイタズラ好きのお調子者でもあります。

試合中はアタッカーのポジションをこなしながら、日本語に加え、韓国語でCorn選手の通訳の役割も担うなど大忙しですが、それをこなせてしまうのも彼の素晴らしいところ。


再び世界の舞台で戦うためにも、まずはPCSの頂を目指す。




USGを勝利に導く最後のピース Corn

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[経歴]Michael Gaming〔KR〕(2019～2020)→DAMWON Gaming〔KR〕(2020)→SeolHaeOne Prince〔KR〕(2020)→NK〔KR〕(2021)→Veronica7〔KR〕(2021)→GNL ESPORTS〔KR〕(2021)→Donuts USG(2022～)

[過去の戦歴] (V7)PUBG Continental Series5 Asia 5位


2020年に一度は一線を退くも、2021年にVeronica7のメンバーとして召集されると本格的に選手活動を再開。
GNL ESPORTSとして世界大会を経験した後、志願して2022年初頭にUSGに加入した。

「今までなぜ名前を聞かなかったんだ？」というほどのフィジカルの持ち主で、1v3だろうが1v4だろうがお構いなしに叩き潰す姿は、まさに"重戦車"。


その攻撃力の高さに目が行きがちですが、GNL ESPORTSとして世界大会に出場した際のポジションはオーダー、USG移籍後も国際大会やSHEVA選手不在の際にオーダーを務めるなど、パワーとテクニックの両方を兼ね備えています。


ドン勝を取った時も、Weekly Finalで優勝した時でも派手に喜ぶわけではなく、落ち着いているような印象が強いですが、「好きな食べ物は？」の質問には「全部」と答え笑いを誘う、お茶目な一面が可愛らしい選手です。


PCSでも虎視眈々と目の前の敵に牙をむく。




そして、そんな彼ら4人を指揮するのがこの方。

経験豊富なスーパーコーチ URS4

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[選手歴]Ataraxia〔KR〕→DeToNator〔KR〕(2017～2018)
[コーチ歴]Shaco〔KR〕→DeToNator〔KR〕(2018～2019)→VRLU GHIBLI〔KR〕→Donuts USG(2021～)


DeToNator KOREA、VRLU GHIBLI(現:GHIBLI Esports)を指揮し、今でも第一線で活躍しているプロ選手を輩出した敏腕コーチ。

VLG時代の2020年には国内大会で優勝し、チームを世界大会へと導いている。(なお、その時の世界大会は残念ながら中止に。)


USGには2021年のPWS Phase1から合流。
国内の主要な大会ではPJC 2021 FINAL以降トップ3を維持し続け、PWSでの快挙までチームを支えてきました。


URS4コーチにとっても日本チームのメンバーとしては初めて挑むアジア大会となる今大会。再び自らのチームを世界へと導くことはできるか。



以上、USGチームメンバーの紹介でした。



最後に

いかがでしたでしょうか。

Donuts USGというチームの魅力が少しでも伝わってくれていると嬉しいです。


今日から始まるPCS6 ASIAは、これまで世界の最前線で戦ってきた韓国リージョンに、現世界最強とも言われる中国リージョン、そして世界大会7位の実績を誇る台湾のGEXを相手にしなければならなく、難しい戦いになることは確実でしょう。

しかし、これだけは言えます。
彼らが自分たちの実力をすべてぶつけることができれば、必ずアジア最高峰の舞台で輝いてくれます。


有象無象の猛者に挑む日本代表Donuts USGに大きな声援を送りましょう！



それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

またどこかでお会いしましょう。


#USGWIN


2022.04.29
ノンナ




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