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手を繋ぐ権利はなかった感じで

 手を繋ごうと思った頃にはとっくに解散の告知が出ていましたウェーイ。そして今日というか昨日が解散日だそうです。遺影。
 すごく大事なやるべきことがあったのに、気圧も低い雨の中これに関するTwitterトレンドを見かけてしまい、集中力が途切れ、文字を入力しているのが今です。
 
 最後の記事から数ヶ月が経ちました。どうしようもなく今でも好きです。なんなら旬ジャンルまである。パフォーマンスに対するひたむきさが。そしてその完成度が。
 となりの怪物くんを見終えました。魔道祖師ラジオドラマ現行追いつきました。ブレンド・Sの再放送を見ています。シャニライサンリオコラボでクロミとのURも引きました。Free3期の再放送も見ています。ここ数年アニメ等の映像作品を見る気力がなかったのに、徐々に気力を取り戻しつつあります。魔道祖師も原作一気に読み終えたし。二次創作以外の小説読み切ったのも数年ぶりとかだと思います。怒りが原動力なのか幸せが原動力なのか好奇心なのかは分かりません。理由はどうであれ、今まで自分が見ることのなかった映像作品や気になっていた作品に手を出すキッカケになっていて、ありがたいなーと思ってます。特に魔道祖師。信じられん勢いでハマっているので……。今回の画像は二期前編4話を聞いた時のツイート下書きです。

 話を戻そう。
 件の解散の話題についてを知って、コメントも読んだ。
 物凄く綺麗に終わろうとしてる、が1番の感想だった。
 そして、絶対そんな綺麗に見える終わりをこの人たちは望むようなタイプでもないだろうとも。
 いまいち、釈然としない感じ。
 攻撃的で意地汚いようなロックを紡いでいた(ような印象)から、そのギャップもあるかもしれない。曲の印象と違って、実はこういう終わりを望む人達なのかもしれない。わからないけど。でも、こっちからしたら絶対心から納得できるようなものでもなくて。
 実際その後もTwitterを見てて、「マジこういうとこないわー」と呟いている人がいた。「こういうとこ」がどういうとこなのかは分からないが、思わず「わかるわー」ではないんだけど、「そうだよなー」と言ってしまった。
 謝っていないんだよな。
 というか、謝ることが許されてないように見えるんだよな。


 某プリ5thで怪我をした時、それより後の某ナイト単独ライブの時にも謝っていた話を読んで(いつかちゃんと映像で見たい)、まあ謝ることができる人間である、だいぶ過ちを引きずるタイプなのかなーということは理解している。今でも見られるブログにも度々ごめんなさいしてるのもあるし。
 謝らないのではなく謝れない。謝れないから「コイツは謝らない人なんだ」という目で見られ、人が更に離れていく。強制終了に近い形で解散する原因を作ったのは間違いなくお前なのにと。きっとそれもまた、彼に与えられた罰のひとつなのだろう。本当かどうか定かではないけれど、本当に死のうとして今生きているのであれば、今こうして生きていることも罰のひとつだ。
 もうここまで来たらどんどん人が離れていくばかりで、新規IPというか、新しいキャラクターを演じることはほとんど無いのかなあと思うし、今から好きだと言う人も今後見かけることも少なくなるのかもしれない。まあそんな奇妙な物好きがここにいるのですが…………。
 正直何らかのイベントに出て写真に写ってるのを見る度に生きてる!!!!!!という感想が出るし、この前の魔道祖師ラジオドラマの二期前編CDの告知音声聞いた時は生きとったんかワレ!!!!!!!とバカデカ声が出たくらいには未だに毎日生存を疑っている部分があるのですが………………。彼本人が言っていることは置いておいて、パフォーマンスに関しては本当に大好きなので、生きていて欲しいなあと思う。という願いもきっと罰だ。人間性を見られず、演技だけ、或いはそれに関する話だけ望まれる。彼だって人であるにも関わらず、人としての側面を見て貰えない罰。それでも生きていかなければならない罰を背負ってしまった。情報漏洩も不倫も法に触れるか触れないかだったり、最終的に許されるか許されないかは相手方の裁量によるもので、つまりは言い方悪いけど「訴えれば勝てる、訴えなければ緻密に定められた何かしらの罰が与えられることは無い」。この「緻密に定められた何かしらの罰」が与えられなかった代わりに、「曖昧で概念的な罰」を与えられているのが今なんだろうな。ということを思いながら、今後も人の一生のうちでもかなりしんどい罰を背負ってしまったね。愚かだね。死ぬんじゃねえぞいいかわかったか?と言う情緒不安定な目で彼の動向を見守っていきたいな……と思いました。(サブスクでThe Fading Blueを流しながら)

 この一連の騒動、誰も幸せにならなかったと勝手に思ってるんですけど。本人ですらもあんな感じだったし。
 ロマンチストみたいなことを書くけれど、誇張抜きで今日空から降り注いだ雨が、色んな人の涙のように思えた。


 余談なんですけど。 
 魔道祖師のラジオドラマのインタビュー(https://twitter.com/mimifm11/status/1352556618475479042?s=21&t=Yund_sNMgb3r3q2cVmp_JQ )を読んでいて。

 >これは自分が受けるべき脚本なのであろうっていう運命を感じましたね。
>好奇心が勝ってしまって、危険なところに飛び込みがちっていうところが、自分との一番近いポイントだなとは思っていて。僕もどっちかっていうと、そういうところではネジのはずれているというか、普通の人が「やっちゃダメだよ」というところとか「ここ近づいたらいけないよ」って言われると「じゃあ入ってみようよ」っていうタイプなので。

 こんな運命、誰が予想出来たんだろう。
 と思ったと同時に、これからの二期後編以降が怖くなった。
 演者の方が遥かに最低な行動原理だと思ってるけど(生きていくため、復讐を遂げてあの世界にのさばっている悪行を止めるためと一応他人から見て助かる部分はあるが完全に演者のは自己満でしかない)、倫理的によろしくないことをし、世間から侮辱の目を向けられ、地位も名誉も底まで落ち、今復活を遂げた人間が演じる夷陵老祖、惨いし怖い。生々しくて。こんななかなか地獄な境遇のキャラクターと境遇が近づく声優が現れることあるかよ。あったんだよなあ…………。演技に反映されるかもしれないの本当にそういう意味でも胸が痛くなるかもしれない…………。

 なんかもう、役作りの一環であって欲しかったな。いや良くねえけど。良くねえけどさあ……………… どうしてこうなってしまったのかな…………。

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