俳句実況 勝手に鑑賞ごめんなさい 番外編 プレバト冬麗戦 2024
プレバト冬麗戦 1月11日放送
すっかりタイトル戦観戦記になっています・・・
(自分的にはちょうどいい更新頻度かも)
一応というか、やっぱりというか、まずは村上さんからいきますか。
今回も4位・・・う~んタイトル戦の定位置になってしまっている・・・
爆笑や横隔膜に去年の揺れ 村上健志
何というか、テーマ「大笑い」の一物仕立といった感じの句ですね。
夏井先生もべた褒めでしたが、作る難しさが分かる玄人受けする句なんですよね。「去年今年」感がよく分かる句として歳時記に載せて欲しい。その分、タイトル戦に出す句としてはちょっとマニアックだったのかもしれません。
優勝句 一月の笑いの外にひとりいた 春風亭昇吉
一読かっこいい句だなあと思いました。山頭火とか?そういう感じ。
ただご本人の話を聞くまでは、思春期の友人関係とか、を思い浮かべました。そうなると一月の必然性が分からないんですよね。それはそれで?な感じが面白くもあるのですが・・・一月=受験生がすぐに思い浮かぶかどうかがこの句の肝ですね。
では2位以下(気になったところだけ)
2位 残業の鍋焼M-1の出囃子 横尾渉
ラップのようなリズム感が内容と相まって楽しい句です。夏井先生仰ってた「脚韻」ってやつですね~
5位 福笑いのような祖父の、死に顔 立川志らく
新春の季語「福笑い」から対極の死へと持っていく外連味というのか、力業というのか・・・さらに句中に「、」を入れたりして・・・好き嫌いはあるかもしれないけど、目をとめずにはいられない句ですね。
6位 初旅のB席iPadにドリフ 川島如恵留
2位の横尾さんに通じる、情報量が多い句跨がりの句ですね。語順とリズム感で読み手を混乱させず、一気に読ませる事ができる句、凄いな。
10位 妣の忌や遺言だもの牡蠣フライ 安藤和津
夏井先生も仰っていましたが、中七下五の「遺言だもの牡蠣フライ」がいいなと思います、自分も好きですね。
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