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誤用したこと、ご容赦ください【日々のこと】

昨日の投稿で「潔い」という言葉を使いました。「いさぎが良い」とも使った。何となくテンポ的に「が」の一文字がそこでは欲しかったんです。

いさぎが良い」だと思っていたのですが「いさぎ」を変換しても「潔」とは出て来ない。「どちら様ですか?」となるくらい「伊佐木」さんばかりが出て来る。思い込んでいる私は「おかしいなぁ…」と頭をひねりました。無知な頭をどれだけひねっても無いものは出てきません。仕方なくグーグルに助けを求めると「いさぎが良い」という言葉自体が無いんですね、初めて知りました。

要は誤用のまま使われ続けてスタンダードになってしまった言葉らしい。「役不足」とか「煮詰まる」のようなものでしょうか。ただコチラは意味としての誤用が多いだけで言葉としては存在しますが、「いさぎが良い」は存在しないそうです。「潔い」は「いさ」という強調語に「清い」で「いさ・ぎよい」が有力語源らしく「いさぎ・よい」ではないからだそうです。だから「いさぎ・がよい」では魚が美味しいか、伊佐木さんが良い人だったという話であって、「いさぎ・がわるい」も魚が傷んだか、伊佐木さんが人の良さにつけ込まれて責任をなすり付けられているという話になるようです。

このように誤用を認識しつつも「が」の一文字が欲しくて「いさぎが良い」を使った昨日の私。今日ここに潔く告白し、お詫び申し上げます。

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