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嫌いな言葉【日々のこと】

「○○させていただく」
私はこの言い回しが、どうも苦手。
苦手と誤魔化してみましたが正直に言えば嫌い、気持ちが悪いのです。
今や市民権を得たどころか、一般的な言い回しにさえなったと思われるこの言葉。生まれた時から慣れ親しんだ若い人からは「何が気持ち悪いのか解らない」と気持ち悪がられてしまいそうですが、どうしても慣れないんです。

私が成人した頃から急速に使う人が増え出したと思われるこの言い回し。
何をそんなに遜っているんだ、誰からさせてもらったというんだと、若かった当時は聞くたびに苛立ちを覚えていました。こんな変な言い回しは直ぐに廃れるだろうと踏んでいましたが、反してスポーツ選手や有名人がメディアでどんどん使い出した。おそらくは謙虚に見えるようにとやや必要以上に遜って誰かが言い出しただけのことが使われていくうちにだんだんと拍車がかかってしまって、今では皆が全てをさせていただいている状況。
「出場させていただく」「演じさせていただく」「ご連絡させていただく」

「出場します」「演じます」「ご連絡いたします」と
言い切っていた頃が懐かしい。この言い方では高飛車に聞こえるというのならば、それは言う側ではなく捉え側の問題ではないかと思うのですが…

その反面、言い回しや言葉なんてそうやって少しずつ変わっていくものであって、いちいち目くじらを立てること自体が歳を取った証だともいえる訳で、仕方なく私も少しは使っています。もはや使わなければ失礼だと思われる懸念の方が強いですしね。でも、使うとむず痒い感じがしてやっぱり気持ちが悪いです。気色が悪いというべきか…

というわけで、今日は愚痴らさせていただきました。
吐き出させていただいたおかげで、スッキリとさせていただきました。
noteに書かせていただいたこと、心から感謝させていただきます。

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