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8月週報③ 続・パレスホテル、新しいネイル、陣中見舞い

8/14 土曜日

パレスホテルで迎える朝。8:00朝食。部屋のバルコニーで食べる。曇りだが、これはこれで太陽に刺される感覚がなくて私は好きだ。


夫は洋食を、私は和食でお粥をセレクト。

16:00チェックアウト予定だったので、朝食後にひと眠りしたり、部屋のお風呂にまた入ったり、読書したりして過ごす。水や紅茶やコーヒーをしこたま飲む。
メイソン・カリー「天才たちの日課 女性編」を途中まで読む。

15:00、再びクラブラウンジでアフタヌーンティーしてからチェックアウト。昨日はマカロンの味がバニラとフランボワーズだったのが、今日はレモンとショコラ。相変わらずクルクルに巻かれたサンドイッチ(ツナマヨと大葉)が美味しい!(写真は昨日撮ったもの)


カプチーノをオーダーしたらデカフェのものを薦めてくれて、「ご懐妊されているんですね!次は是非3人でいらしてくださいね」と声をかけてくれて、おー、もう見た目からして私って妊婦なんだな〜へ〜と感じた。こそばゆい。
夫はそのまま職場へ仕事へ行った。3時間ほどやってくるらしい。

真っ直ぐ帰宅してしまったら買い出しには出られない、と予測して家へ帰る前にスーパーへ寄る。
夕食は豚しゃぶサラダ、ズッキーニとミニトマトの中華スープに卵を追加して、オイスターソースも追加したもの。

腰が痛い。というより、ばらばらになりそう、という表現の方がしっくりくる。そんな感じの大いなる違和感と不快感。

木曜日の夜にオーダーした、ネイルズインク、もう届いた。速い。ベースコートと、秋を見越したブラウン寄りの色。とりあえず今塗っているカラーを落としてベースコートだけ塗った。力尽きてベッドに倒れたが、しばらくゴールデンカムイを読んで色々考えていたら夜更かしになってしまった。

8/15 日曜日

涼しい。こういう雨はいいものだ。朝から夫が一生懸命、汗をかきながらもリビングの配線にカバーをつけて固定してくれた。見違えるようにすっきりして気分がいい。

朝ごはんに梨を食べたあと、バウムクーヘンを3つも食べて、血糖値の乱高下。体調がずーんと悪くなる。愚か者だと思う。

ネイルズインク、カラーの方も塗ってみる。
ファッション フィックスというシリーズの
ジャスト ドロップド」というカラー。

ブラウン系のネイルは初めてかもしれない。おそれていた黄色みはなく、ほどよいピンクが似合っていると思う。とてもいい色。

15:00、マッサージの予約をしていたので向かう。頭皮と首周り、30分。2月頭に行って以来だった。

先月もシャングリ・ラ ホテルでマタニティマッサージを受けたけれど、マッサージというよりはアロマを嗅いで深呼吸、身体は撫でるだけ、という感じで、ほぐれる~というよりは瞑想やリフレッシュの要素が強かった。それはそれでよかったけれど。やっぱりグッと圧がかかる方が好きだ。こんなに気持ちいいのは久しぶりで、これからきちんと、辛さを感じた時点で行くようにしようと思った。

セルフケアは割と得意分野、などと思っていたけれど、妊娠してからは「妊婦あるあるだろうし……」と諦め半分、不快症状の緩和にあまり熱心に取り組めていなかったことを思い知る。これはお金を使うべきところだ。

夕食を夫が作ってくれた。いつもリクエストを聞いてくれて、それに基づいて工夫を凝らしてくれてうれしい。今日は「落ち着いた感じで食物繊維と鉄分がほしい」と伝えていたため、筑前煮、あさりの酒蒸し、茹でた枝豆、たこ飯、きゅうりの浅漬け、キャベツの塩昆布和えが並んだ。
筑前煮、久しぶりにこんな根菜ど真ん中なものを食べたかもしれない。ほくほくとして豊かな味がする。あさりの酒蒸しは食卓にのぼると「鉄分?まかしとけ」という心強さを感じる。

美味しい外食は好きだけれど、家のごはんはやはりとても好き。自分の料理も夫の料理も、いい。

明日は助走程度だ、と自分に言い聞かせて、月曜日へ向かう心を整えて寝る。(ただその直前にとても仲良くしてくれている、高校時代から続くステディな後輩からゴールデンカムイに関するとても熱くいい意見をもらってしまったため、それを咀嚼しながらでもあった)

8/16 月曜日

それほど気張る業務もなく淡々とルーティンのみこなす。ランチは相変わらずnoshで「きのことベーコンのミートドリア」を選択。やはりとろけたチーズ、簡単に幸せにしてくれる。いいものだ。昼過ぎにフレックス退勤。妊婦健診へ。

家を出たところで雨が降っていることを知り、傘を取りに戻ったために産院へのシャトルバスを3分ほど待たせてしまい、大変に申し訳なくなる。走ったことで息が荒くなり、車内でハアハアしているのも気まずかった。これ見よがしというわけじゃないんですごめんなさいアーーーーとなる。

今日は妊娠中期検査とのことで、とりあえず「甘い炭酸水を飲んで1時間後に採血する日」と心得ていて、密かに楽しみにしていた。食い意地だけは妊娠しても変わっていない。
日々、「可摂取カロリー」という概念(勝手に自分の中で決めている罪悪感パロメーターのようなもの)に基づいて食べる優先順位を決めているけれど、今日の「甘い炭酸水」は甘いものなのに、「仕方なく飲まねばならないもの」だから諸々チャラ!!!サイダー好きだし嬉しい!!という具合。

現在のメンタルや産後の周囲の支援環境に関する問診票に回答し、しばらく待っていると助産師さんに声を掛けられ、「甘い炭酸水」こと「トレーランg液」の瓶を手渡された。

オオ、そそらない……そそらなすぎてびっくりするほどそそらない……

飲んでみたところ、「三ツ矢サイダーのパチモンから、さらに風味を一切排除した、シュワシュワ感弱めのサイダーのようなもの」という感じだった。飲み終えてしばらくすると、血糖値が上がって、体がワッとなる感覚がある。

エコーでは子が非常に元気に動いていた。今日診てくださった先生は前回と同じ方で、笑顔で明るく、感じのいい人だった。生き物としてのエネルギーが満ちているようで、なんだか接していて元気が出る。

その後助産師さんによる採血とメンタル問診票の回答の確認。
「過去にメンタルに関することで専門家へ受診したことがある」に素直にマルをつけていたら、やはり突っ込まれたので、前職でのうつ経験について説明する。もう3年半以上前になるのか。あの時って本当記憶にもやがかかっているようだし、文章は読めないし書けないしで記録もあまりない。

覚えていることとしては、初めはびっくりするほど常に怒っていたこと。その後、全てが悲しく感じられたこと。最後はただ、あーーーークルマに轢かれれば会社行かなくて済むけど、電話で連絡できるかな?みたいなことを考えていたら電車に乗れなくなったこと。大体そんな感じだな。

この産院は臨床心理士がいて、相談もできるそう。最近ずっと母親に幼少期言われたことされたことがフラッシュバックして、どうせ自分も子に同じことをするんだ、だからなるべく愛情を感じないようにしよう、みたいな思考が止まらず、結構自分でもヤバイなと考えていたので、近いうちにお世話になると思う。

夜は鳥もも肉をローズマリー的なシーズニング(エスビーのやつ)で下味をつけてオーブンで焼き、レタスとミックスベビーリーフのサラダに乗せて食べた。たんぱく質。

友人から「夏の陣中見舞い」として、ラベイユのひまわり蜂蜜と、さくらんぼのコンフィチュール、AYURAのメディテーションバス、「モルカー」の可愛い付箋とマステが届く。
何かを見た時に私のことを思い出して選んでくれたという事実、それだけでもうかなりうれしい。
ラベイユの包装がかわいい。

8/17 火曜日

相変らず涼しい。最近ランチ中にSpotifyで「ベジフル大百科」のポッドキャストを聴くのが好き。

毎回テーマの作物があり、その農家の30代くらいの皆さんが話しているのだけど、その作物の特徴や美味しい食べ方などはもちろんのこと、ビジネスとしての側面も、作物によってこんなに違うのか、というのが面白い。農業という職業への解像度が少し上がったように感じる。
最近だと、この「きゅうり」回の影響で、少し高かったけど「ブルームきゅうり」なるものを買ってみたりした。炒めると美味しかった。

職業あるあるが好きだな。マンガやアニメも。

「天才たちの日課 女性編」を読み終えた。
こういう人らは、よくよく自分のことがわかっていて、リフレッシュの儀式(チェスをする、コーヒーを飲む、など)すらひとつの業務としてルーティンに組み込んでいるんだなぁ。

8/18 水曜日

外は明るいが気温は上がりきっておらず好ましい。このまま夏をやり過ごして秋に突入してほしい。昼休み、昼寝していたら窓に叩きつけられる雨の音。ゲリラ豪雨みたいなことが起きていた。アスファルトを走っていくような雨が見えて、見ているだけならいいもんだな〜とボケーッとする。

実家から梨が届く。「幸水」。早速、我慢ができず、冷やしもせずに剥いて食べる。瑞々しい。おいしい。多分そのうち「二十世紀」も送ってもらえる気がしている。


1ヶ月半ほどややこしかった企画がやっっっと校了した。やり切った感がある。爽快感や達成感というより、安堵というか、もう二度とあんな思いはしたくない、という気持ち。日常生活でああいう人間に絡まれたというわけではないことに感謝をしたい。
それほど気に病まずに済んだのは、スケジュールを前倒しで進めて来れたからだと思う。時間の余裕って本当に大切だ。

夜は鮭と舞茸と椎茸をホイル蒸しにした。レタスときゅうりとトマトと、紫玉ねぎをカンタン酢でモミモミしたものを上に乗せたサラダも。消化器があまりまともに働かないことが分かった今、玉ねぎは生で食べないようにしている。

体内における子宮の割合が日を追うごとに増えているのを感じる。一度にたくさんの量が食べられなくなったが、こうなってやっと「人並み」レベルになれたな……と思う。妊娠前の人生の食欲がずっと異常だった。

菊地成孔「次の東京オリンピックが来てしまう前に」読み終えた。すごくすらすら読める話、えらく頑張らないと入ってこない話、かなり極端。Web連載をまとめたものだけれど、そのPV実績とともに振り返るあとがき、という試みが面白かった。

8/19 木曜日

昨日の私に続き、夫も抱えてた案件がキリがついたとのことで、お惣菜を買ってきてくれて、なんとなく打ち上げをする。

作ったもの:トロなすを焼いて「たむらや」のモッツァレラチーズの味噌漬けスライスを最後に載せてとろけさせたもの、サラダほうれん草とトマトのサラダ
※「たむらや」のモッツァレラチーズの味噌漬けはとてもいい。そのままで食べてももちろんいい。

モッツァレラチーズみそ漬 ─ たむらやオンラインショップ

成城石井:ビーフン(ものすごく美味しいと思う)、麻婆豆腐、日本一辛い黄金一味柿の種、エビチー、かぼちゃサラダ(「サラダ」とか言ってるけど実質こんなものはスイーツだよ!!!!!!濃厚で美味しい)

鮮魚屋の穴子寿司3種盛りも食べた。ものすごく真っ当に元気出た。
夫が「もう無理だ!」と断念した「日本一辛い黄金一味柿の種」、残り全て私が食べてしまった。これは明日の体調どうなっても文句が言えないと思う。

8/20 金曜日

明らかに胃と腸がシクシクしている感覚を起床、即、ありありと感じる。
とりあえず朝はパラダイスハーブを1スクープと、梨を食べる(それでも1玉ペロリだったけど)。

本当は明日会う予定だった先輩から、贈り物が届く。うれしい。出産までに対面できたらうれしいが、はたして。

仕事がかなり落ち着いている。産休前に手がける最後の企画の下調べをしても良かったのだけれど、全く身が入らず。

昼前に空腹感が来て、11:00ごろ冷凍していたタコ飯(枝豆入り)をおにぎり状にして食べる。そのあとnoshの「豚ロースの甘酢コチュジャン」を食べた。
(私の解凍がヘタクソなだけかもしれないが、このメニューは水分が結構出てしまうタイプで、リピートはなしだな。今のところ、例のミートドリアが一番好き。)

その後、猛烈にお腹が下る。こういう時、トイレの中でめちゃくちゃに後悔をする。もうむやみに辛いものを食べることはしません!!!!!!
以来、午後はずっと消化器全体がシクシクと痛む。何なら頭痛もする。自業自得の極みなのは百も承知だけれど、何もこんなにひどくならなくったって……

這々の体でダラッダラしながら、定時ちょっと過ぎにだらりと終業。
産休に入るであろう日まであと約2ヶ月、いま進めているもの以外で新しい企画を手がけようにも中途半端だ。とりあえずマニュアルの整備でもしていくか。

夜は豚肉のしょうが焼き、千切りキャベツ、サンチュレタス。空芯菜の中華風炒め。茹でたブロッコリー。納豆を1パック。やる気がない。腰が痛い。血流が悪いことを感じつつも、解すためのストレッチなどをする気力が残っていない。

入浴後はほとんど力尽きていた。それでもやはりずっと、ゴールデンカムイのことを考えていた。考えすぎるとまた夜更かしをしてしまい、休日を台無しにするので、ぼけっとしながら「99人の転機」を読みながら寝落ち。夜更かしをやめることを、しばらくの目標にする。

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