木更津キャッツアイと私(メモ)

そうだ!私が初めて見た岡田くんの作品が木更津キャッツアイだわ。
中学1年の8/12。この日は後にV6のLIVEに初めて行ったり最後のLIVEの当選が分かったりと色々メモリアルで個人的に意識してしまう日でもある。姉は部活の遠征、弟と両親は大会だかでいなくて初めて1人で夜を越した日。
練習帰りにチャリで当時はまだあったレンタルビデオ店に行って借りてきた。巻き戻しとか独特で(私にとって)新鮮な手法や役者さんの演技そのものとかに引き込まれて、ふとした言葉とかで心を揺さぶられて、泣いて…翌日もハードな1日練習が控えてるから休まなきゃいけないのに気付いたら徹夜。そのくらい衝撃的だった。

当時の状況。
①部活
姉、先輩達の遠征に学年でただ1人帯同。
私、先生が勝手にエントリーしていた地区大会に訳も分からず出場したら次の大会である県大会の標準タイムを切ってしまい出場が決まる。前述のハードな練習というのは県大会出場者だけの練習。他の1年は遊んでいる中、まだメニューの見方すら分からない人がついていけるはずもなく、先輩ほどの情熱があるはずもなく…。
(弟は中学生ではないが我々2人よりも何もかも出来た)
②勉強
同じくらいの成績で430/500点くらいだった記憶。
高校選定に当たって親の母校(大学)に行けるレベル若しくは合格者が出ている所にしろとよく言われていた。(親は否定しているが姉と私は同じ認識だったし後に大ごとになるので間違いではない。だけど塾に行かせるわけでもないから理解不能だった。)
③その他
姉と書いたが実は双子。部活や成績的にはあんまり差はなかったが残念な事に人望は天と地くらいの差があった。小学校高学年の頃から親や先生や他人からしょっちゅう比べられてきていて、自分はいつも劣る方。公でも私がいない時•所でも常にダメなやつとレッテルを貼られて馬鹿にされているのを知っていた。
他にも、ゲーム機とか漫画を1つも持っていなかったり友達を呼んだり逆に友達の家に行くことはなかったりと年相応な体験をしていないのでは…という事に気付き始めていた頃でもあった。

親はものすごく厳格(高校の件以外)というわけではなかったし、嫌いではなかった。家族という狭いコミュニティの中で過ごしてきてそれが当たり前となっていた。中学進学を機により多くの人(外の世界)と触れる事で、楽しさや心地よさ、良い思い出で溢れていて気付かなかった自分の本心や異なる部分を知りそれが気になってしまったんだと思われる。そこに親の変化とか上記の要素が+されたからキャパオーバーしたのかも?

木更津キャッツアイを見て、(友達とかに対して疑心暗鬼になる事が多かったから)仲間っていいなとか色んな事を感じた。そういう色んな事を想起させるドラマとかは世の中にあるんだろうし、見たけど時が経てば内容を忘れてるものもあるも事実。
あの日手に選んだのは、V6を知って約半年の頃で岡田くんの演技を見たいと思ったからだった(と思う)。でもこの年になっても内容や出てきた言葉や当時考えたり感じた事を細かく覚えているのは、「普通」について凄い葛藤していたからかなと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?