ありがとうWHY@DOLL

2019/11/24 WHY@DOLL8年5ヶ月の活動を締めくくるラストライブが浅草花劇場にて開催されました。いままでのWHY@DOLL至上、最高のライブでした。

思い返すと、僕がWHY@DOLL(以下ほわどる)のライブを初めて見たのは、2017年3月のツアーファイナル、代官山UNITでのライブ(2部のバンドライブ)でした。ツイッターのタイムラインに流れる「キミはSteady」という楽曲のMVがふと目に留まり、私服姿のかわいらしい2人の女性が夜の街を闊歩する影像と、TLで顔見知りのフォロワーさんが絶賛しているのをみていたら「いちどライブをみてみたいな。。」という気持ちになり、調べてみたらちょうどツアーファイナル公演が代官山にて行われるという情報を得て、音源をほとんど知らない状態でいきなりライブに参加したのをよくおぼえています。このころは初見だったこともあり、ダンスライブ・バンドライブのうち迷わずバンドライブのほうを選択しました。(バンド系の音楽がもともと好きだったこともある)

SNSきっかけで知ったほわどるでしたが、この初回のライブが僕にとってものすごく衝撃的だったのはいまでも鮮明におぼえていて、ライブの雰囲気を手に取るように思い出すことができます。のちにDVD化もされたのでいまでもちょくちょく見返しているのですが、フルバンドをしたがえた2人のなんとも可憐で美しいことか!初見で魅了されてしまいました。そして演奏される楽曲すべての虜になりました。自分がアイドルに求めていたもののほとんどすべてがそのステージに詰め込まれていました。特典会があることを知り、まずは「キミはSteady」のシングルを購入し、お二人に「初めて参加しました!」と伝えると2人はとても喜んでくれて「なんで知ってくれたんですか」と問われたので、SNSにながれてきたMusicVideoがきっかけであることを伝えたような覚えがあります(Negiccoファンの方のつぶやきがきっかけだったと話したような記憶)。さきほどまでステージで歌われていた2人といきなりお話ができて、とても緊張をしました。このころはまだおふたりのお名前もわからずといった状態でしたが、アイドル現場にも慣れてきていた頃でしたので特典会に参加すること自体への抵抗はまったくありませんでした。しかし、とにかくかわいい2人だなあとおもったことは鮮明に覚えています。

このほわどるとの出会いがきっかけとなり、その当時入手可能だったアルバム「NAMARA」と「GEMINI」を後日一気に購入し、収録曲の素晴らしさに驚いたのはいまでも記憶に新しいです。コンセプチャルでもあるし、バラエティ豊かでもあるこれらのアルバムの曲は、1曲1曲にストーリーがあり、いま何度きいても色あせないアイドル作品のなかでもEVERGREENな名曲が詰まったアルバムだとおもっています。さまざまな音楽的要素をふんだんに取り入れた本格的な楽曲の数々を、極上のPOPセンスとかわいらしい2人の歌声で彩っていて、今聞いても上記の2作はアイドル界での名盤として語り継げるのではないかなとおもっています。

その後、ちょくちょくリリースイベントや定期イベントに足を運ぶようになり、どんなステージでも笑顔を絶やさない2人と、ゆるふわなやりとりにどんどん魅了されていきました。ちょっと天然で、ふわふわした女の子らしさを漂わせている青木千春さん(ちはるん)と、クールビューティーに見えるけどじつはとても情熱的、圧倒的美貌の浦谷はるなさん(はーちゃん)の人間性にもどんどん惹かれていきました。上品でたたずまいは美しく、それでいてどこか和ませるMCでのやりとりから一転して、ステージングでは完璧なダンスと歌唱を披露する2人。ユニットとしてのステージング構成の旨さ、ダンススキルの高さなどに圧倒されました。

ライブに本格的に、そして定期的に足を運ぶようになったのは、2018年のShow Me Your Smileリリース後あたりからだったと記憶しています。最初にみたほわどるさんたちも十分美しく素晴らしいステージングだったのですが、観るたびにどんどんとそのステージも磨かれていき、かつ歌唱力もぐんぐん向上していく。まさに彼女たちの成長に寄り添うことができたような気がしています。

とある特典会でとつぜんお二人に認知を頂き(ツイートをみていてくれて名前と顔を一致してくれたっぽい)そこからは特典会でお二人とお話するのもとても楽しみになりました。ステージの感想や、さいきんの出来事、些細なことなどをお話して、チェキをとって頂く。ぼくの人生のなかで、ここまで一緒にお写真をとっていただいたのはほわどるさんがダントツで1位でした。いま見返すと、そのときのドキドキした気持ちがよみがえってきます。どれも大切な思い出の写真たちになりました。

ほわどるさんたちについてほんとうに尊敬できるなと思った点は数多くありますが、どんなにつらいことや悲しいことがあったとしても、決してファンに対してマイナスな面をみせたことがないという点があります。メンタル的につらく苦しいこともぜったいにあったはずなのに、すくなくとも僕は彼女たちからそのようなマイナスな発信をしていることをみたことは一度もありませんでした。これは個人の意見なのですが、アイドルとしてこの点はとても素晴らしいことだったと思っていて、ファンに対して常に笑顔でやさしく接してくれることを大切に考えてくれていたんだなとおもうと、彼女たちのプロ意識の高さを感じざるを得ません。女の子2人組、しかも状況後の同居生活を経ての2人がかもし出す空気感が、奇跡のような彼女たちのようなアイドルのオーラを育んだのかもしれませんね。

2018年になると、それまで節目節目で披露していた生音(バンド構成)でのライブの機会がじょじょに増えていったようにおもっています。夏の上野優華さんとのイベント(ほわどる優華)や、さんみゅ~さんとのコラボイベントなど。アコースティックセッションで魅せるほわどるのライブはダンスライブとはまた違った、じっくりしっとり歌声をきかせる形でのステージになっており、このころからほわどるのふたり(とくにはーちゃんが言っていましたが)が、バンドでのライブがとても楽しくなってきて、ほわどるのあらたな武器としてバンドライブでのパフォーマンスについて自信をのぞかせていったようにおもっています。コラボステージがふえることで、彼女たちの交友関係もどんどん広がって、アイドルのみならず、ONIGAWARAさんや中塚武さんなどとの競演もたくさんみることができて幸せでした。

そしてなんといっても、T-palette records移籍後のほわどる楽曲の大黒柱は吉田哲人さんのほかにはいらっしゃらないと思っています。大切な移籍後1発目の「菫アイオライト」にはじまって「ラブ・ストーリーは週末に」では、ほわどるの2人が初の作詞にチャレンジしたりと、アイドルとしての1面だけではなく「表現者」としての2人を育てる環境をつくってくれたのも哲人さんだったのではないでしょうか。どの楽曲もほんとうにすばらしく大好きなものばかりで、2人の魅力を最大限に引き出してくれるものばかりです。いろいろな角度から彼女たちの魅力をひきだしてくれた哲人さんはほわどるにとって最愛最強のパートナーだったのではないかなとおもっています。

そして、2019年初頭にリリースされた「Hey!」というEPに収められた「ケ・セラ・セラ」「ふたりで生きてゆければ」で、ほわどるのいままでの魅力がさらに次の段階へとシフトしたのを肌で感じました。「ケ・セラ・セラ」はアイドル活動を続けてきた彼女たちからの応援歌となっており、あらたなステージへと歩みをすすめるすべての人の背中をおすような名曲だし、「ふたりで生きてゆければ」についてはほわどるの2人が作詞でそれぞれの二人が抱いている気持ちやメッセージがこめられている、こころに響く楽曲となっていました。

ケ・セラ・セラについては、長く続くアイドル人生の第二のスタート(ほわどる第二章の幕開け)としての意味がこめられていたはずなのですが、活動終了の発表があってからはまた別の意味をもった楽曲になっていったようにおもえます。ただ、この楽曲がもつエネルギーは凄くて、聞いた人たちの人生をすべて肯定して、明日へ向かって歩いていこうというような希望に満ちた楽曲だなあと聴くたびに感動してしまいます。個人的にもこのEPがリリースされた頃にはすったもんだがあったのですが、そんななかでも人生は上々だと背中をおしてくれたことを思い出してしまい、なんどきいても胸があつくなります。

そして、先日の2019年11月24日のラストライブをもって、8年5ヶ月のアイドル人生の幕をおろしたほわどるの2人だったのですが、その長い歴史のなか(すくなくとも僕が応援してきた3年弱のなかでは)最高のパフォーマンスを魅せ、おおくのファンに笑顔と涙をもって見送られるという、ある意味とても幸せな幕引きだったのではないかなとおもいます。ほわどるのようなすばらしいグループが活動終了をむかえてしまうことはとても悲しく切ないし、もったいなくて残念でいつまでも応援したい気持ちは当然あるのですが、このような幸せな終了のしかたは、アイドルとしては理想的だったとも言えます。素敵なファン、楽曲、運営、関係者に恵まれ、みなさんに愛され、声援につつまれて、過去最高のパフォーマンスを魅せて終了してくれました。未練がないといったらうそになりますが、十分にぼくらを元気付けて、幸せを共有させてくれました。ぼくのアイドル応援人生のなかで、かけがえのない存在だったし、そんな2人のアイドルを応援できたことは、ぼくの人生にとっても大切な思い出となりました。ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。そしてまたいつか2人のパフォーマンスがみれたらいいななんて夢をいだかせる、素晴らしいラストライブを見せてくれたことも、一生の思い出となるとおもいます。

長い人生、まだ若いおふたりですから、これからも2人の夢を追いかけてひとりの女性として、それぞれ幸せな人生をおくってくれることを切に願っています。

青木千春さん、まずはお体をゆっくりと治してください。そして、貴方の持つ最大級のやさしさと微笑みを武器に、どうかこれからの人生を幸せに歩んでください。いままでできなかったことや経験したかったことをたくさんしてくださいね。WHY@DOLL結成からずっとちはるんがいてくれたからこそ、ここまでの長い期間ほわどるはつづいてきてくれたんだとおもうし、浦谷さんとの出会いは必然だったんだとおもいます。最高のパフォーマンスを常に魅せてくれてありがとうございました。

浦谷はるなさん、僕の人生の中で、間違いなく浦谷さんが一番ツーショット写真を撮ったことのある女性です(笑)はじめて拝見してからずっと、美しさと可愛らしさが同居している素敵な女性だなあとおもっておりましたが、昨今どんどんその美しさが増してきて、おじさんはメロメロでした。いっぱいお話もできて、楽しかったです。アイドルを卒業しても貴方は僕にとって永遠のアイドルです。たのしいこといっぱい見つけてね。そして、いつでも僕らは貴方の歌声を待っていますから、また音楽をやりたくなったらいつでも戻ってきてくださいね!

いままでありがとう。
またね。

tomo

(最後のほう、個人的なお手紙のようになってしまいましたが、お手紙はちゃんと別でおふたりにはお渡ししていますので、あしからず、、)

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