ぼうそうする2023年のフレッシュ
日本には馴染みのないイースターですが、ブルベ愛好者なら毎年意識しているはず?イースターの記念日に合わせて世界中で行われるのが、チームで走行するブルベ・フレッシュです。今まで6回参加したことがあり、昨年はコース上のトラブルに対応できずDNF。今年は昨年DNFしたものの、一緒にゴールまで走ったH野さんに、助っ人的ポジションでU田さんを加えた3名で出走する事に。
グループライドの方が、仲間と協力して速く楽に走れるイメージがあるかもしれませんが、フレッシュに限るとそうでもない。24時間チーム一丸になって走り続ける、というルールがあり、疲労や眠気でペースが落ちたり、休憩が必要なタイミングがバラバラになる事も考慮すると、人数分だけ走行以外の時間が削られる。しかもメカトラブルのリスクも人数分だけ増える事になるので、メンバーが多い方が良いとは一概に言えないのである。今回は足の揃った3人という絶好の組み合わせだったので、当初予定していた396kmの距離では足りなくなる可能性があるが、その分は休憩と食事に時間を割けば良いので、フレッシュ的にはイージーな条件が揃った。
前日の夜は風雨が強くてフレッシュの荒れ具合が心配されたが、朝起きると路面はほぼドライ、霞ケ浦を抜けると風は追い風に変わる。雨雲を上手く避けるためにはハイペースを維持した方が良いのでは、というU田さんの予想に従って、雨が降り出したら雨宿りすれば良いので、前半はグロス25km/hで行けるところまで行ってしまう事に。
結果的にこの作戦が功を奏して、後で振り返ると我々が通過した後に房総半島に雨雲が発生していたようである。おかげでのんびりと房総半島でお昼ご飯、晩御飯と海の幸を楽しみながら走ることが出来た。
昨晩の強風がきっかけで冷たい空気が関東地方に流れ込んでくるので、夜間の冷え込みが気になるが、今回用意したのは夏物のウェアと雨具だけ。最低気温は木更津で5℃くらいかなぁ、と思っていたが念のため用意したカイロを使って無難にやり過ごすことが出来た。
フレッシュでは最後の2時間に25km以上を走行する必要があり、ゴールが都心に設定していると信号による停止時間がネックになる。今回はメンバーの走力のおかげで22時間目までに3回も仮眠休憩をとることが出来たので、フレッシュ的にはハラハラする展開がなく、安心して完走することが出来た。唯一問題だったのはチーム名の「ぼうそう☆特急」とおり、リーダーである私が気持ちよくオフコースして走ったり、立体交差でミスコースしたことかな(笑)
フレッシュの準備はなかなかに面倒で、毎回「これが最後でいいかな」と思っているけれど、完走すると「次は石和温泉か熊本に行くのも悪くないな」と考えてしまう。フレッシュは準備が年末から始める必要があるので、今年もグルペットで勉強会を開催してみよう。
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