見える孤独をあじわいたい 01
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彼のこと
彼との出会いはmixi。当時はSNSというものがまだほとんどなくて、唯一がmixiだった記憶。まだ世界にiPhoneがなくて、どんどん携帯電話は小さく小さくという競い合いがなされていた。ぼくは小ささにはこだわらず、かわいさで決めていた。価値観というのだろうか、ぼくはいろんなことを「かわいい」で決めている。決めてきてしまった。が、彼のことはかわいいとは思わなかった。かっこいいとも思わなかった。オシャレとも思わなかったし、自分と縁がある人などとは1ミリ