植物日記 ヒカゲカズラ

画像1 山中の雑木林の地面や斜面を、這うように生息している、ヒカゲカズラです。ヒカゲノカズラとも言います。シダの仲間ですが、水さえあれば、とても長生きするので、ヒカゲカズラには精霊が宿るとして、多くの神事や宮中の行事でも用いられるようです。古くは、古事記や日本書紀にも登場し、天照大御神が天岩戸に隠れたとき、あまのうずめのみことが踊る衣装の上にこのヒカゲカズラを襷にかけていたとか。今は、お茶席やお店等のお正月飾りとして用いられることがあります。
画像2 ヒカゲカズラのお正月飾り、蓬莱飾りです。掛け蓬莱とも言います。蓬莱山に登る龍を模したものとか。蓬莱山に住む仙人の髭を模したものとか言われています。

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