マタニティーマークつけられる or つけられない問題(不安定な社会の中で)

妊娠できる人は、基本的に幸せであることが多い。順調に結婚して、子どもまでも手に入る。世間が描く順風満帆である。

世の中にはもっと大変な人も電車にのっている。妊娠だけの話ではない。明日生きるのも大変な人、今日職を失った人、余命を今日告げられた人、大切な人を亡くしたばかりの人、なぞの理由で体調のすぐれない人、職場でうまくいっていない人、仕事で徹夜明けの人。

妊婦の体調がすぐれないことは理解できる。でも精神的にはどうであろうか。幸せなはずである。マタニティーマークをつけていない人より、幸せであることが多いかも知れない。その他大勢の苦しみを持つ人からすると、そのマークは嫌味でしかない。ひねくれていると言われようが、それを強く感じ過ぎてしまい理性をコントロールできない人が、妊婦を脅すようになる。あってはいけないことだが実際に起こっている。

妊婦の命を守ることも大切である。それは幸せひけらしマークでない、席を譲れマークでないと言うなら、鞄の内側でこっそり持っておけば良い。それが表にあるから印籠に見えるのだ。そして政府も一つに肩入れするのをやめよう。少子化の原因は子ども産めない経済状況による物が大きい。マークよりも経済やコロナ対策に力をいれた方が効率的である。