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コロナ禍の海外ビジネス渡航記録

突然ですが、先週末からインドネシアに戻っています。去年の3月末に会社から一時退避帰国させられ、かれこれ1年以上の待機期間を経てのインドネシア再赴任。
といっても、任期ももうすぐ終わるので置いてきた荷物を整理し、後任に引き継ぎをしてまた1ヶ月半後には日本に帰ってくるのですが…。今はビジネスビザ保持者しか渡航が認められていないので、ビジネスビザがあるうちに一旦戻ることになりました。
こんな状況で海外に行く機会もこの先恐らくないと思うので(いや、切実にそう願う…)記録としてブログを残すこととします。

今、インドネシア入国は滞在許可やビジネスビザ保持者等に限られていて、一般旅行者は入国禁止です。
私は6月まで有効なビジネスビザをもっているのですが、その場合でも、出発前3x24時間以内に検体採取された「PCR検査陰性証明書」の提示が必要となります。
年末までは健康証明書が必要だったみたいですが、私が渡航する時点では必要がないと記載されていました。情報は常に変わるので、最新情報は在インドネシア日本大使館のホームページから常に確認しておく必要があります。

私は日曜日渡航だったので、金曜日に大阪市内の海外渡航者向けPCR検査をしてくれるクリニックへ。
【時間通りに来てください】と言われたのですが、10分前に到着してしまいその意味が分かりました。
5分刻みのスケジュールで3人ずつ検査を行なっているのです。英文証明書を出してくれる検査機関が限られているからか、結構混雑していました。

検査自体は5分ほどで終了。QRコードを渡されて、24時間以内に結果が見れて証明書が印刷できる仕組み。
14時半に検査を受けましたが、夜の10時には陰性の結果を確認することができました。
ただ、インドネシアの場合、医師の直筆の署名が必要なことから、翌日紙の証明書を取りにまたクリニックへ。


この時期の渡航はなかなか大変なので、時間的余裕が必要です。

で、気になる検査料ですが、
私の受けたところは比較的安くて、22000円でした!(いや、ゼロの数間違えてませんよ?)空港で受けると44000円です。
…ね。
かなり儲かりますよね。
英文証明書なんてテンプレート作っちゃえばあとは印刷して署名するだけですから。

ビジネス渡航者のほとんどはPCR検査代は会社の経費で払ってもらえるというのを逆手にとって、ほんと、いい商売してるなーと思っちゃいます。
ちなみに私が検査を受けたクリニックは、普段は内科と睡眠科をやっているところで、一般の診察時間終了後に5分おきに3人ずつ海外渡航者向けにPCT検査をしています。
5分毎に66000円入ってくるって、ぼろ儲けでしょ。
いや、この時期にPCR受けさせてもらって証明書出してもらって渡航させてもらえるだけでもありがたいんですけどね。
病院側もリスクを抱えているでしょうし。
でも、やっぱり下世話な話、儲かるよな〜とか思ってしまう私。笑

搭乗〜入国審査

関空からジャカルタの直行便に乗りました。関空のチェックインカウンターでPCRの陰性証明書と有効なビザ、インドネシア政府指定のコロナ追跡アプリeHACのダウンロード確認の後、チェックイン。その後は搭乗まで普段と流れは変わりません。唯一違うのが…出国審査を終えたらお店が開いていない!
海外に行く時って、免税店見て回るのが楽しみだったりするのですが、どこも開いてません。唯一食べ物を買えるのが自販機ぐらいですので、免税店でお土産買って行こう〜って人は要注意です。

さて。7時間のフライトを終え、インドネシア到着。Baggage Claimを目指してひたすら歩きます。
いっつも思うんだけどスカルノハッタ国際空港ってやたら横に広い…15分ぐらい歩かされる。

すると、何やら椅子が並べられたゾーンに到着。はい、みんなここに座って〜と言われるがままに着席。

国ごとの出国審査になるらしく、国の名前が順番に呼ばれます。大阪からの人は何故か最後の方だったので、1時間近く待たされた後にようやく出国審査に進めました。

で、陰性証明書と諸々機内で記入した健康チェックシートとかを提出。アプリは?と思って聞いてみたら、あ、それは大丈夫〜だって。忙しさによってオペレーションが異なるようです。笑
(あ、でも普段はQRコードスキャンされるそうなので、ちゃんとダウンロードして、登録して行った方がいいですよ。)

空港〜ホテル

無事出国審査を終え、空港の外に。
ここから、政府指定のホテルで5日間完全隔離生活です。だいたいのQuarantine Packageに空港からのピックアップ、滞在中2回のPCR検査、5日間(正しくは5nightsなので6泊5日)の宿泊料と3食のご飯が含まれています。
私は会社が準備してくれたGrand Mercure Kemayoranという4つ星?5つ星?ホテル。
空港出たところにホテルの人がプラカード持って待ってるから、とのことでしたが…
おらんやーん!笑
で、他のホテルの人に、
あのー、Grand mercureの人いる?って聞いたら、
あー今あっちの方に行ってるからここで待ってて〜と言われ待機。
20分ぐらい待ってたらお姉さん来ました。
コロナ専用ピックアップカウンター(といってもただ机と椅子が置いてあるだけ)で名前とパスポートを確認され、行き先を告げていざ車へ。1人1台ハイヤーカーが用意されます。
30分ぐらいでホテルに到着。

ホテルのチェックイン時に滞在費とデポジットの支払い。これ、スキャンしてね〜と言われQRコードをスキャンすると、滞在中の案内やメニューが出てきました。

アレルギーはないか聞かれ、翌日のメニューを選んでルームキーを受け取ります。
ちなみにこのホテルは、WesternかAsianかIndonesianのメニューから選べます。
毎晩、翌日のメニューは何にする?という電話がかかってくるので、ルームサービスの人に伝えるシステム。

料理はどうやって運ばれてくるのかというと、部屋の外に椅子が置いてあって、その椅子の上に料理が置かれます。

食べ終わったお皿も、この椅子の上に置いておくと下げてくれる仕組み。
滞在中ランドリーサービスがついてくるのですが、ランドリーも午前中に専用のバッグに入れて置いておくと、夕方にはきっちりアイロンがけまでされて戻ってきます。快適。

ホテルの中も広々としていました。

PCR検査

ホテル滞在中、2回PCR検査があります。
1回目は滞在2日目。2回目は5日目です。
時間は事前に通知されず、いきなり電話がかかってきて、今、8階に来てくださいという感じでした。
1回目も2回目も仕事のミーティング中にその電話がかかってきて、「今、ミーティング中だからちょっと待ってくれない?」とお願いしてみましたが、ドクター帰っちゃうからダメと言われ渋々ミーティングを中断することに。


PCRテストはこんな感じ。名前とパスポートチェックされて、喉の奥と鼻の奥の検体を取られて終わり。
2回のPCR検査が陰性だったら、PCR陰性証明書が発行されて、晴れて外に出られます。
といっても、2週間の自主隔離期間は続くので、次の滞在先で自主隔離となります。

隔離期間中持ってくればよかったもの

これまでもずっと家からテレワークだったし、まぁ5日間ぐらい余裕だろうと高を括っていたのですが、3日目にしてご飯に飽きてきてしまいました。
お湯を入れるだけで作れるインスタント食品と、水に溶かすだけの麦茶とか、ジュースとかを持ってくればよかったと後悔…。

あとはずっと仕事をしていたので、特に困ったことはありませんでしたが、暇を潰すグッズがいろいろあるといいのかなと思います。

私は仕事以外はひたすらYouTubeでエクササイズかプライムビデオを見てました。

というわけで、今日はコロナ禍におけるインドネシア渡航について書きました。これからインドネシアに渡航する予定の方のご参考になれば幸いです。

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