【ゼノブレイド3 新たなる未来】未来へ駆け抜けた過去のお話
あっという間に年末ですね。2023年終わりますよ…。
今年中に今年までにプレイしたゲームをレビューできるかなって思ったのですが、書きたいことが多すぎて全く整理がつかず…。
後々書きますがちょっと厄介?な病気にもなったりして、大変な1年でした。
今は体調も落ち着いているので、ちまちま書いていきます。
5月から始めたのがゼノブレイド3のDLC、新たなる未来。
もともとDLCを定期的に配信していたゼノブレイド3ですが、今回は完全な新シナリオ。
しかも事前に、大人になったシュルクとレックスが公表されていたのでもう楽しみで楽しみで仕方がなかったです。
大きくなったねえ……(親戚の気持ち)
DLCではありますが、大ボリュームかつ壮大なストーリーで、なかなか気持ちの整理がつかなかったですね。
そんな新たなる未来のお話です。
まさかの過去ストーリー
ゼノブレイド3の終わり方がちょっと切なくて涙涙だったので、その救いがあるのかと思いきや、まさかの過去のお話。
ノアとミオ達、いません。
え、じゃああのエンディングが正規のラストってことで、後日談もないってこと?!という驚きがありつつも、ゼノブレイド3本編に繋がるストーリーを楽しもうと思いました。
今まではケヴェスとアグヌスがメインでしたが、今回はシティーの人達が主役で、一部ケヴェス兵のニコルとアグヌス兵のカギロイが加わるというパーティー。
ノア達よりもずっと前の話なので、まだウロボロスストーンもできていないという状態。
過去もどうせメビウスが暗躍しているのだろうと思ったら思わぬ敵というか、第3勢力というか、とんでもない展開になっていました。
いやまさか前々作の推しがそんな…うわぁ…と言葉が出てこなかったですね。
そしてその敵のおかげでシュルクとレックスはメビウスと共闘することに…いや仲良しか。
でも共通の敵が出てきたら手を組むのはよくある話なんですよね。ラスボスのゼットが協力的になっているの、ちょっと変な感じ。
そんな世界の中、主人公のマシューが相棒のエイと共に旅に出るわけです。
ニコルとカギロイ、シュルクとレックスと合流し、6人での冒険。
6人パーティーというのは本編と同じですね。ただ本編と違ってヒーローが仲間になってくれないので、ずっと6人です。(エンディング後は7人になるけど)
本編とは全く違うマップで全く違う目的の冒険です。
固定ジョブゆえの楽しさ
今回はジョブが全員固定です。アタッカーのマシューをジョブチェンジでディフェンダーにすることはできません。
一人ひとりにそれぞれの特性があって、それをどう活かすかがカギとなります。
基本的にはアタッカーを使ってバンバン殴るのがいいので、マシューかレックスを使っていましたね。
特にレックスの使い勝手はすごい。強い。さすが世界を救った男は違うね。
二刀流でばっさばっさ切っていきます。爽快。最高。
主人公のマシューはまさかの格闘家。主人公が拳で戦うのって珍しい…。
でもマシューは後々ゴンドウの先祖になっていくので、格闘家なのもすごく納得。ゴンドウも格闘家でしたからね。
エイはモナドを使うのにまさかのヒーラー。
シュルクは前回はばりばりのアタッカーだったのに今回はディフェンダー。
1や2の未来の話だからこその変化なのかなと思いました。
とにかくヒーラーであるエイとカギロイが死なないことを常に意識していましたね。
ヒーラーじゃないとダウンした人を助けることができないのもネックで…。これは3本編でも抱えていたジレンマですね。
魅力的なキャラクター達
新たなる未来で実装されたキャラクターはもちろん、本編にいた既存キャラクターにも新たな一面があってとても良かったです。
散々本編で悪役を噛ましてきたエヌも、悪役ではありましたがただただ悪という枠にとらわれない立ち位置で、新たな発見だなと思いました。
まぁそんな立ち位置でも、未来に当たる本編ではめちゃくちゃえげつないことをしてきたわけですが…。
エヌとゴンドウ(3本編と同じ名前の別人)のやり取りは悲しくなったな…。やはり人が平然と死んでいくゲームだ…。
王道な突っ走り系主人公のマシューや、女の子だけど女の子じゃない不思議な存在のエイ、父親そっくりのニコル、母親そっくりのカギロイ、そして大人になって落ち着きと貫禄が出てきたシュルクとレックス。
一人ひとり個性があって、3本編の6人とは全く違った関係性を築いていたのも良かったポイントかと。
やはりパーティーに大人がいるというのは強いね。
その大人が前作の主人公達っていうのが感慨深い…。
こうして物語は繋がっていくんだなと。
未来であり過去のお話
今回は過去のお話ですが、見る人によっては未来の話でもあります。
シュルクとレックスは大人になっていますからね。実質1と2の未来のお話なのです。
少年だった二人は大人になり、まさか父親になるなんて…。
遠い親戚の成長を垣間見た気分になりました。
まぁレックスにいたっては重婚疑惑があるわけですが…あれに関しての言及はなかったな…。
今回の新たなる未来は、1と2、3すべてをプレイしている人に刺さるお話ではないかなと思います。
全部をプレイし、クリアしたからこそ得られる感動があるわけで。
シュルクとレックス以外の前作の仲間は出てきていませんが、仲間たちの存在に繋がる存在がいたりとサービス満載。
話が進めば進むほど、そうだったのか!!と驚かされるばかりです。
そして3の世界は1と2からそう遠くなかったのだなと知りました。
そして大きな戦いへ
今回のストーリーは、シティにおける六氏族の始まりの物語でした。
六氏族のことは3本編で触れてたし、これってシュルクのことかな? これはレックスのことか? と思ったりもしましたが、まさにそのとおり(厳密には少し違う)。
どのようにして六氏族が生まれたのか、そしてどのような戦いを経て3本編に繋がったのか、今回の新たなる未来でよく理解しました。
こうしてノア達に繋がっていくのだなと。
六氏族はシティーの話なので、正しくはモニカとゴンドウに続いていくようなものか…。
ラストはとても衝撃的で。そうだこのお話は始まりであって終わりではないのだと痛感しました。
ハッピーエンドとは言い難いですが、ハッピーエンドになるために一石投じたと言ってもいいでしょう。
実際、3のラストで新たなる未来で起こった結末も大きく変わっていくんじゃないかなと思います。
このDLCを持って全部が終わったゼノブレイド3。
本当は3本編の後日談がほしいなぁと思ったところですが、逆に言えばあの終わり方ですぱっと切り上げた方がキレイなのかもしれないです。余計な蛇足がないというか…。
ゼノブレイド4がいつか出て、3の未来が明らかになったりするんだろうなと期待しています。
ゼノブレイド4、出るよね……?出るって言って。