☕️News: ChatGPTのモバイル版がBingを介してウェブ検索可能に
モバイル版のChatGPTでは、今後Bingを使用してウェブを検索することができるようになりました。
OpenAIは、ChatGPT・Plusの加入者向けに、ChatGPTアプリの新機能「Browsing」を発表しました。これにより、ChatGPTは質問に対する回答を検索するためにBingを利用できます。
Browsingを有効にする
Browsingは、アプリの設定の新機能セクションから有効にすることができます。具体的には、モデルスイッチャーで「GPT-4」を選択し、「ドロップダウンリスト」から「Browse with Bing」を選びます。Browsingは、iOSおよびAndroidのChatGPTアプリの両方で利用できます。
OpenAIによれば、Browsingは特に最新の出来事やChatGPTの元のトレーニングデータには含まれていない情報に関する質問に役立ちます。Browsingが無効になっている場合、ChatGPTの知識は2021年までのものになります。
Browsingの制限とBingの課題
BrowsingはChatGPTをより便利なアシスタントにする一方で、Bingに限定されていることはユーザーにとっては少し不便かもしれません。OpenAIとMicrosoftの関係が密接であることは明らかですが、Bingはすべての検索エンジンの最良の選択肢ではありません。
以前の分析では、BingがGoogleよりもMicrosoft関連の結果を不当に多く表示している可能性があることが示されています。また、最近のスタンフォード大学の研究では、Bingの上位の検索結果には「憂慮すべき」量のディスインフォメーションが含まれていることが示されています。
MicrosoftはBingのアルゴリズムを改善し続けているでしょう。しかし、Bingに問題が生じた場合、ユーザーには代替手段がないという問題があります。
該当箇所への移動機能
それ以外の変更として、ChatGPTアプリでは、検索結果をタップすると会話内の該当箇所に直接移動するようになりました。
この変更とBrowsingは、OpenAIによれば、今週(2023年6月29日時点)から展開されます。
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