栗駒賞の出走馬考察


水沢11R・栗駒賞(1400m)想定・不良(水が浮く)

馬場傾向・逃げ残り有利も流れに乗った競馬なら差しでも可能。ぶんまわしは直線手前で置かれるのでNG。

☆出走馬考察

①セイヴァーベナ(水沢)このメンバーではハナを切ることもできないので、前目で追走し、徐々に失速していく形になるか。

ただ、メンバーが手薄のスプリント戦なら出番があってもいい。

②サインズストーム(水沢) 冬休み以降、いずれも逃げる競馬で3連勝。前走の早池峰スーパースプリントは、レコードでの8馬身差での圧勝と強さを見せつけた格好ではあるが、他の馬がそこまで強くなかったことと岩本騎手の騎乗が噛み合った形でもあった。今回は、水沢替わりとなるが、外にラブバレットがいる為、逃げる競馬でないと厳しくなる。スピードは通用するので、前でどこまで粘れるかと言ったところである。

調教面では、2本追い切って「43.2 28.9 14.1(良)」、「51.4 37.3 24.4 11.5(不良)」としまいのキレる脚を見せた。好調を維持していると言える。

③ラブバレット(水沢) 今年はJRAへ移籍して、根岸SからダートOPを4戦、12着、6着、12着、13着、14着。しかし、転入から4戦まではそこそこ走れていた印象も、前走は大敗。内枠でもまれてしまったのも大きかった。そこから、テンコートレセンで行き立て直して、水沢に戻ってきての初戦。メンバー自体は、ライバルはサインズストームのみという構成なので、今のスプリント戦線のレベルが低いメンバーなのでJRAで走っていた実績から考えても全然通用するし、負ける可能性も低いのではないかと見る。逆に考えれば、サインズストームがJRAのダートOPで走ったら全く通用しないと思う点にもつながる。

テン自体は、徐々にズブくなってはいるが、このメンバーなら逃げるサインズストームの番手は取れる。そこからの直線でも番手抜け出しを。

調教面では、先週・今週と追い切って「50.0 36.4 24.2 12.0(良)」、「50.4 37.4 24.9 12.2(良)」とどちらも好タイムをマークして、以前所属していた時の調教の数字から見ても遜色ない。

④コウギョウヘイロー(水沢) 後方からキレる脚を見せる馬ではあるが、ポジションを後ろすぎるせいか、中々今のA級戦では結果を残せていない。ハイペースで展開が向けばチャンスがあってもいいのだが・・・。今回は、後ろから自身の脚を使って回ってくるだけで終わりそうか。馬場傾向的にもマイナスでもある。

⑤ウインプラージュ(水沢) 短縮のワンターン戦ならメンバー次第で通用してもいいが、現状は力不足。今回の条件も悪く、追走で一杯になりそうか。

⑥ミスティカル(水沢) 前走の早池峰スーパースプリントは内枠で仇になって5着まで。ポジションを悪くしてしまうと切れる脚をもっているわけではない為、差し届かずになる。前々で流れに乗れれば、3走前で勝利したスプリント特別のような結果になる。今回のメンバーでは、相手が強いも外目追走で流れ込みができれば、充分に馬券内があってもいいかもしれない。

調教面では、「51.0 38.0 25.7 12.8(良)」と最近のレースの中では抜群の好時計をマークした。デキは上向きでもある。

⑦ダイワリベラル(水沢) JRAではOPまで出世して、重賞戦線でも走っていた馬。大井に移籍して、初戦はそこそこ走ったもののも2戦目3戦目とスタートは出るのだが、そこから失速する形で惨敗。調教師コメントを見る限り、芝レースを求めての岩手移籍となった。先の芝のレースだと来月のせきれい賞、8月の桂樹杯を目標にローテーションを組んでいくことになりそう。今回は、南関よりもメンバーが良化したので通用してもいい。ただ、現状を考えるとちょっと距離が忙しいようにも思える。先のレースだと、ダートでもワンターンの盛岡コースのほうが向いているので、上手く先行する競馬なら面白いのではないか。

調教面は、「52.8 38.5 25.8 12.6(良)」と水準の時計で駆けている。デキには問題ないように見える。

⑧イーグルカザン(盛岡) 内枠有利を利した赤松杯、展開が流れたシアンモア記念といずれも2着に好走。あすなろ賞は、前残りの競馬となって5着までとなったが、距離が長く側面もあったが、現状の実力は出している。今回は、水沢1400mになるが、あまりポジションで置かれなけば、今回の流れならしっかり差してくるのではないか。

調教面では、「54.3 40.0 26.4 13.1(良)」といつもの追い切りの数字をマークしているので、状態面は問題ないように見えます。

⑨ナムラヒューマン(盛岡)高知からの転入初戦の早池峰スーパースプリントは、馬体重も増えた分もあったかラスト伸びずの4着。今回は、水沢コースに替わるが、適性面としてはマイナスで大外枠もマイナス。キレる脚を見せることなく、ジリジリと伸びてくるだけで終わるのではないか。叩き2戦目で期待したいところではあるのだが、この条件では狙えない。

調教面では、「56.2 41.5 26.8 13.1(良)」、「53.0 38.4 25.3 12.5(良)」と乗り込みは順調でもある。絞れてるかは当日の馬体重を見てという形になる。

☆展開考察

逃げ サインズストーム

番手 ラブバレット

3番手 内セイヴァーベナ、外ミスティカル、ダイワリベラル

差し・追い込み ウインプラージュ、イーグルカザン、コウギョウヘイロー、ナムラヒューマン、

ミドルペース

☆出走馬考察と展開考察を踏まえての印

◎③ラブバレット
◯②サインズストーム
▲⑧イーグルカザン
△⑦ダイワリベラル

※もし、自身が馬券を買うなら◎→〇の馬単。

全体の展開としては、ラブバレットとサインズストームが直線で一騎討ちとなり、ラストの直線でラブバレットが出し抜く展開と予想。その3着にイーグルカザンが突っ込んでくる形に。距離感を考えると2着までは厳しいような印象を受けるので、◎と◯の馬単が基本線で、あるいは、◎と◯が拮抗したオッズになるなら◎の単勝一点でもいいか。もしそこまで人気がないなら3着付けでイーグルカザンとダイワリベラルをフォローしても良さそうか。

以上、読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

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