東京中日スポーツつばき賞の注目馬
川崎の馬場は、前有利と言えばそうですが、惰性で残れるような印象ではなく、一脚持っていないと厳しい。ただ、距離感を作れれば、残れるケースもあります。差し馬に対しては脚が使えることに加え、その使い方だったり、追い出しのタイミングにも重要性があり、騎手の技量が試されているように感じます。本日は、雨模様でメインレースあたりから強く降るという予報になっていますので、馬場が変わる点を考慮しつつ、考えていきたいと思います。
11R・東京中日スポーツつばき賞 ④ジョウラン&⑤イージーナウ
展開面では、ナガタブラックが逃げそうに見えるのですが、ゲートはそこまで早くないのと、距離を考えてそこまで主張していくような形にはならないと予想して、内枠のホールドユアハンドが主張するかなとみています。その外に、アイオロスかジョウランがついていくような形になるのかなと。テンからはそれなりに流れるとは思いますが、地力のある馬が揃っているので、追い込みが決まるような形にはならずに、前々で持続力ある馬を2頭選びました。
ジョウランの前走は、大井の1400mで前有利の馬場で出遅れて万事休すという形でしたが、ラストの直線の伸び方には、光るものがありました。今回は、前走は58キロを背負っていたのですが、今回は56キロと軽くなる点。そして、鞍上が左海さんに乗り替わっています。ホールドユアハンドではなく、こちらに騎乗というのは、山口ステーブルさんの主戦騎手ということで、クラウンカップへ向けての勝負掛けがかかっているような配置には感じます。2戦目ならスタートを決めて出していけば、逃げ馬に対して外の番手、あるいはハナまで主張できそうなスピードを持っているかと思います。どっちかと言えば、差す馬というよりは、前々で持続力を発揮できる馬には見えるので、イメージした展開は、合いますし、出遅れないことを祈るだけですね。多少距離が長い側面はあるかと思いますが、実力的にこの中では一番あるのではないかと思っていますし、頑張ってほしいところですね。正直に言うと、大井の優駿スプリントに出てほしいかな・・・。
イージーナウは、門別からの移籍初戦で休み明けだった前走、川崎の1600mでハナを主張したのは、ちょっと判断ミスだったのかもしれなかったですね。あまりハナに立ってというタイプの馬にも見えないですし。今回の場合は、外目で逃げ馬の後ろには付けられるのではないかと思いますし、調教の良化具合を考えても、競馬のやり方が変われば、面白い存在になってくれるかとは思っているので、吉原騎手も2度目で上手く乗ってくれることを信じてみたいですね。
☆注目馬の回顧
4着 ジョウラン
スタートは、前走よりは決まって出していくも前には行かずに、インに入っての追走。4コーナーに入り、前を追いかける形もやや手応えは劣勢、直線に入るも直線で伸びず、前にいたサクセッサー、アイオロスに突き放されての4着。
まず、インに入れてしまったのが間違いだったのかなと思いますね。前々で持続力を生かす競馬なら、インで構えていると確実に前を捕まえにいかないといけませんし、この馬の適性とは真逆の形になってしまいます。外目追走で強気に競馬していく形を想像していたのですが、ちょっと騎手の乗り方とイメージが合わなかったと考えてますね。やはり、内枠よりかは外枠のほうがいいと思いますし、次走は距離短縮でこの馬のらしさが見えるレースが見たいですね。
6着 イージーナウ
スタートから出たなりで中団インからの追走、そのまま前との差を詰められずに、直線で外に出すも伸びず6着。内容としては力負けでしょうか。競馬の形は変わったものの、変わり身は見せず。門別からの実績から言うと物足りないという印象ですが、南関では敷居が高いのでしょうか・・・。
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