OROカップの回顧

タイム 1.46.5 上がり 38.3 おおよそ平均ペース

良馬場ではあったが雨が降っており、時計がかかる重い馬場となっていた。もし、雨が降っていなかったら、2秒は早いタイムにはなっていたと思う。そういう意味では、タイム的にはそこまで早かったわけではなく、スロー気味に流れていたようには感じた。まぁ、マイペースとも言えますね。

スタートから押してケンガイアがハナを切って、ちょっと離れてタイセイプライド、3番手の外にヒシコスマー、内にサレンティーナ、サラトガスピリット、後ろにワールドレーヴという隊列で、向正面ではこのような形に。

画像1

この中で内々にいたのは、サレンティーナ。この後の画像が2枚ありますが、窮屈な競馬を強いられてしまったのは分かります。桂樹杯ではここから馬群がばらけていたのでコーナーをスムーズに回すことができたことで前々で競馬していたコスモリョウゲツを差し切ったレースになります。そして、波乱の立役者になったヒシコスマー&高松さんはちょうどタイセイプライド&矢野さんの外の位置でスムーズに競馬できる形に位置取っていました。その後ろにワールドレーヴ&吉原さんがいます。ちなみに、勝ったコスモリョウゲツのお兄さんは外のサラトガスピリットの後ろの位置にいます。

ここからコーナーに入った時の画像です。

画像2

逃げているケンガイアは、余力充分でコーナーを回していますが、サレンティーナの聡哉さんは内々をまわざるを得なくなっております。これは、せきれい賞の時と同じ形となっています。ワールドレーヴは、その外にいた為にギリギリでコーナーを回せています。サラトガスピリットはその外でやや立ち遅れている形です。勝ち馬のコスモリョウゲツは、コーナーから一気に押し上げて直線に入る頃にはケンガイアの横に競りかけるぐらいの位置にいます。この盛岡の芝では、ほぼ完璧な仕掛けです。直線が短い分、早めにポジションを押し上げておかないといけないのですが、鞍上のお兄さんはそれを理解しているので、こういう仕掛けになっているわけですね。ただ、雨が降っている分、あまり早く仕掛けるとスタミナが削られてしまう可能性もあるのですが、今回は馬のデキが素晴らしかったとも言えますね。タイセイプライドとヒシコスマーの位置取りは変わらずに直線に入っていき

画像3
先頭で抜け出したピンクの帽子のコスモリョウゲツ。逃げて粘り込みを図るケンガイア。しかし、そこから最後の1ハロンで失速して惜しくも4着。タイセイプライドも伸びるもののやや伸びを欠いて5着。前述のサレンティーナは内々で詰まってラストは脚をなくして失速して6着。その外にいたヒシコスマーがラストでじわじわ脚を伸ばして2着に入線し、ワールドレーヴがサレンティーナとヒシコスマーの間をなんとか割って3着に入った。

盛岡の芝には、JRAの芝の実績はたとえオープンで走っていようとあまり関連性がないので、洋芝をこなせてスムーズに競馬させる形なら好走できる(芝に対して全く実績がなかったケンガイアが最たる例)。後は、写真にもある通り、今の盛岡の芝は、前々で立ち回れないと好走できないので、逃げ・番手・その3番手の馬が上位を独占している。後は、スムーズにコーナーを回して追える形の競馬ができる馬。今回のレースは、コスモリョウゲツが一番スムーズな競馬ができていた印象があるので、抜けて強かったとも言えますね。差しに回した方が高いパフォーマンスを発揮できるのだろうと。個人的には桂樹杯のレースレベルの高さから本命だったので、突き抜けたのは良かったと思います。

逆に、サレンティーナには、せきれい賞の二の舞となって厳しい形となってしまった。個人的にはコスモリョウゲツの相手と2軸にはしていたのだが内枠という不安要素が的中してしまった形。その部分を聡哉さんに補完してもらおうと考えていたが、それは実現しなかった。はじめに枠をみた段階で不安要素があったことを感じて、思い切って消していたのなら、他の馬にももう少し向けていたのかもしれない。その後ろにいたワールドレーヴは位置的にはそこまで良いわけではなかったが、スムーズに追い出せたことによって好走できた。鞍上も追える騎手だったこと、本来は長距離よりは中距離の方が向いているのでないかという部分もプラスにはなっていた。

ヒシコスマーの好走は予見できなかったのは、悔しさが残る。例え、そういう競馬ができるとは分からなくても、実際、盛岡の芝は初めてだし、川崎のダートでもそこまでいい成績を収めているわけではなかった。だからこそ、変わり身という可能性を求めて買うべきだったとも思いました。その時は、JRAの成績を見ていても、ワンターン向きかと見て消していたのだが・・・。

実際、せきれい賞はスローだったため、サラトガスピリットと勝ったダイワリベラルはあまり評価できなかった。距離短縮ならもっと忙しくなるし、対応できなくなる可能性もゼロではなかったので。ダイワリベラルは調教の動きがあまり良くなかったので消していたが、サラトガスピリットは、ある程度幅も効くような走りを見せていたので抑えてはいたが、そこまで評価するまでには至らなかったと判断すべきだったのかなと。

ケンガイアとタイセイプライドは、雨馬場で前々で競馬できていた恩恵を受けた形。その次の日の芝レースで、ユイノルフィがあっさりと4馬身差をつけて1700mを逃げ切ってしまうのだから、雨が降ったことで馬場がよくなく、差し馬が差せない、前有利は明白だった。

買いたい馬と不安要素がある馬、分からない馬。この取捨択一を判断ミスしてしまったので、大きい配当を取り逃がす結果になったことは悔しかった。

◎⑭コスモリョウゲツ
◯②サレンティーナ
△⑥サラトガスピリット
△③ワールドレーヴ
△⑤マイネルスカイ

これがnoteで配信した印。これに、先ほど戦前で不安要素があった馬と分からない馬を足すことになると・・・

◎⑭コスモリョウゲツ
〇⑤マイネルスカイ
▲③ワールドレーヴ
△⑨ヒシコスマー
△⑩ソーディスイズラヴ
△①アルカサル

こうなっていたら、工夫次第で高配当だったかもしれなかったですね。たらればですけど。反省して、次回の芝でいい形を作りたいですm(_ _)m










































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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