早池峰スーパースプリントの注目馬

12R・早池峰スーパースプリント ④ナムラヒューマン

この馬を紹介する前に、今の岩手のスプリント路線が低レベルであることを理解する必要があります。

フォルスが逃げ切ってレコード近いタイムを出した水沢850mのスプリント特別は、南関C2で結果を残せなかったツララが2着。同じ南関C2で掲示板どまりだったウインプラージュが5着。逃げ切ったフォルスとは差はそこまで無かっただけに、レベル自体への疑問が浮かびます。そしてレコードタイムは、同じ日にスティルプリンスが出していますが、この馬は以前の岩手A級では通用していなかった。それほど、この日の水沢の馬場が超高速馬場であったことが伺えます。

そして、その2着だったツララが勝ったのが盛岡1200mのスプリント特別になります。馬場に合った競馬をしていたとは言え、ミスティカルとメイショウオセアンに先着しているのはこのレースもレベル自体は低く、全体の岩手のスプリントレベルが低下していると見受けすることができると思います。

その中で、別路線組で高知から移籍してきたナムラヒューマンに矛先を向けて見ることにします。

高知ではA級で重賞でも出走していた馬で、先行していたが善戦するものの勝ちきれないレースを続けていた。というよりも、高知へコース適性はないのではないでしょうか。実際、JRAでは1000万以下で走っていた馬で距離はワンターンで1200m~1400mが中心だった。ということを考えてみれば高知の条件は、この馬の適性とは合わなかった、乗り方も合っていなかったと推測できます。

JRAの戦績から考えてみると、ワンターンでしまいを伸ばす形でこそ、この馬の実力がフルに発揮できる条件とも言えますので、この盛岡のワンターン戦の条件と合致しますし、その上に元々は1000万以下で走っていた馬で実力的にもあるのではないでしょうか。それならこのメンバーの中なら全然突き抜けても良いのではないかと自身は推測しています。

調教に関しても直前は控えたものの1週前追い切りでしっかり負荷をかけラストワンハロンは11.5をマークしており、仕上がりも良さそうと言えます。

不安な点は鞍上の関本騎手ということになりますが、全体の展開面からも位置的に直線で外を回す形になるとは思うので、その形で乗ってもらえればと思います。

☆出走馬考察

①フォルス 今回は、鼻出血明け。昨年の実績から言えば上位ではあるが、先行しても今の盛岡の内不利の馬場とは合わず、ラストの直線で沈むのでは。

②ミスティカル 実力上位ではあるものの位置取りが内目になりそうに見えるので積極的には買いにくい。外番手を取れれば有利になるが、1000mはやや忙しい。

③コールサインゼロ 1000mは忙しく見えるためにここは買えないか。

④ナムラヒューマン 本命馬ということで省略。 

⑤ウインプラージュ テンのスピードは互角ではあるが、相手が強いのでラストに伸びを欠く形になりそう。  

⑥メイショウオセアン 前走は不利な内で逃げる形となったため、外枠となった今回は巻き返せる可能性がある。調教の動きも悪くないため前々で立ち回れれば。

⑦サクセスストーリー 距離短縮はプラスではあるが、このメンバーでは中団からの追走になりそうでそのままなだれ込む形になりそうか。

⑧シャドウパーティー 芝の1000mを勝っているように、現状ではワンターン戦のこの条件は悪くない。調教も春の状況から一番状態が良さそうで今回はパターンを変えて一番時計を出しているようにしっかり負荷をかけた動きを見せており、前崩れならチャンスありそう。

⑨セイヴァーベナ 出走取消。ただ、テンのスピードはある為、降級すれば全然通用する。

⑩サインズストーム 以前、盛岡の1000mをレコードタイムで勝利しているが、高速馬場だったためそこまで評価はできない。ただ、距離適性自体はあるので今回の条件は悪くない。ただ、テンはそこまで早いとは言えないので、外外を回される展開だとどうかなという部分もある。連勝中で人気はしているが、積極的には買いにくいかなと。

☆展開考察

逃げ フォルス

番手 コールサインゼロorウインプラージュ(この2頭が道中で失速した場合はメイショウオセアンかミスティカルが外の番手に付ける形になる)

3番手 内ミスティカル、外メイショウオセアン、サインズストーム

差し・追い込み ナムラヒューマン、サクセスストーリー、シャドウパーティー

ハイペース

☆出走馬考察と展開考察を踏まえての印

◎④ナムラヒューマン
◯⑥メイショウオセアン
▲⑩サインズストーム
△②ミスティカル
☆⑧シャドウパーティー

以上、読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m

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