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運転免許証の再発行

以下は令和3年2月に、免許証の再発行をした日の日記。

本日、念願の運転免許証の再発行をしてきた。3年前に免許証の更新をして以来、ずっと自分の顔写真が気に入らなかった。真実を写すと書いて写真です、とはよく言われるけど嫌なものは嫌だ。どこかで提示を求められる度にそれを見せることに苦痛を感じていた。

とにかく気分の上がらない免許証が嫌で、出来る事ならお金を払ってでも変えたいと思っていた。調べたら、更新月ならば顔写真の持ち込みでの申請が可能らしい。しかし私の更新月は2年後。はるか未来だった。いや、そんなに待てない!今すぐ変えたい!そういう場合は、再発行自体はお金(2250円)を払えば可能であるが、写真はその場で係の人によって撮られることになるらしい。つまり結局はごまかしの効かない一発撮りであり、そこに自分の意匠などは1ミクロンも加えられない。

だがしかし、もうそれでもいい。それでもいいから変えたい!交通費も時間もかかるし、申請書類用のスピード写真も必要だけど、手間暇をかけて、リスクを負ってでも変えたい。それくらい今の写真はイヤだ。

そう思って、本日午後1番で申請してきた。12時過ぎに更新センターに到着して、そんなに意味はないとわかりつつトイレで髪型やらメイクやらの微調整をした。13時きっかりに受付をし、お金を払い、書類に簡単な個人情報を記入した。その後すぐに呼ばれて、マスクを外して写真撮影。そしてまたすぐに呼ばれて新しい免許証を渡された。すべてを終えるまでにかかった時間はわずか10分弱。

新しい免許証を受け取るとき、とても不安だった。「またブスだったらどうしよう?」気に入らなかったら、この時間はすべて無駄だ。

ドキドキしながら確認すると、新しい免許証の写真の私は「可」だった。しかし、「不可」からの「可」は大きい。

あー変えてよかった。これでいつ、彼氏が出来て「免許証見せてよー」「えーじゃあ、○○くんも見せてよ?照」みたいな場面がきても大丈夫!

以上が当時の日記である。

さて。時は流れ、令和5年を目前に控えた、令和4年11月現在。年が明けたらすぐに免許更新が控えている。

結局、自分が妄想していた「彼氏と免許証見せあいっこ」は実現しなかった。

もうこの際、彼氏じゃなくてもいいから、だれか見せあいっこしませんか。



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