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宮川彬良&Osaka Sion Wind Orchestra 富田林公演に行ってきた

のこ

ゲストのソリストが角野隼斗くんなのがきっかけでチケットを取ったが、アキラさんもクインテットの時から好きだし、吹奏楽も好きなので楽しみにしていた公演。息子たちが小さい頃一度アキラさんのコンサートを見に行っている。
(私にとって宮川彬良さんはクインテットのアキラさんなので、アキラさんと書かせてもらいます。クインテット、めちゃ好きやった...)

会場はチケット完売でほぼ満席。老若男女、いろんな世代の方々がいらしていた。私は一般でチケットを取り客席中央の通路から4列目の左側、全体を見渡せ、ピアノの鍵盤も見える席だった。

プログラム
[第1部]
Fun, Fun, Fantastico! ☆
シャル・ウィ・ダンス？ ◎
ロシュフォールの恋人たち ◎
　　キャラバンの到着〜マクサンスの歌
ラプソディー・イン・ブルー (ピアノ 角野隼斗)
[第2部]
私のお気に入り ◎
Next Vision ☆
"私のお気に入り" 第三楽章《メロディーの時代》☆
　　(世界初演)
組曲「宇宙戦艦ヤマト」◎
　　序曲〜宇宙戦艦ヤマト〜出撃〜大いなる愛

☆宮川彬良作曲　◎宮川彬良編曲

楽のメンバーが着席した後、首席クラリネットの方が登場。オーケストラでいうコンサートマスターになるのだろう。他のクラリネット奏者はパイプ椅子なのに首席の方はピアノ用の椅子だった。そしてアキラさんがトレードマークのベストを着て登場。颯爽とした指揮に合わせてオケが躍動した。1曲目はアキラさんオリジナルでいかにも吹奏楽！という曲。2,3曲目は耳馴染みのある曲だった。
2曲目のあとのMC。シャル・ウィ・ダンスは誘っている曲で半音を使うという話。もともとはウェーバーの「舞踏への勧誘」からきてるということで、そのフレーズを紹介。そのあと、楽器紹介を兼ねていろんな曲の半音で誘うというフレーズを。(どんな曲かは忘れてしまった！メモしておけばよかった。どなたかが覚えてると思うのでそちらを参照してください^^;)

(追記 2022.3.15)
Twitterで教えてもらいました。
・「エリーゼのために」の冒頭部分
・「ひと夏の経験」(山口百恵さん)のサビの部分
・マリリンモンロー (これは曲名を思い出せなくて)
・映画「ジョーズ」のテーマ

アキラさん、「自分でおしゃべりが好きなのでマスクしてやります、でもきついです」って言っていた。

前半のハイライト、角野くんが登場してのラプソディー・イン・ブルー。オケ版はYoutubeで、ピアノ独奏版を1月の大阪で聴いていたが、それを上回る演奏... それを伝えたくて休憩時間に思わずツイート...

もちろん演奏後は拍手が鳴り止まず、再び登場してのアンコールがアイガットリズム。

いつも思うけど、どうしてあんなに毎回違うアレンジでの即興演奏ができるんだ？って。インプットの量がハンパないんだろな。起きてる時は常に音楽のことしか考えてないんじゃ、って思ってしまう。(そんなことはないんだろうが)
アイガットリズムの後も拍手喝采。マイクなしの生音で吹奏楽に立ち向かう男前な演奏だった。

第2部の冒頭、「私のお気に入り」を編曲した時のことをアキラさんは話してくれた。1995年、神戸の三宮で編曲していて、阪神大震災の時。被災した3日後なんとか神戸を出て三重の奥さまの実家で仕上げたそうだ。出来がよくて学生たちがたくさん演奏してくれている。続きを書きたくなって仕上げたのがNext Version。Sionはもともと大阪市が立ち上げた楽団で、大阪市から離れて独り立ちした時に一番に声をかけてくれたのがすばるホール。そのすばるホールから委嘱されて造られたのが第三楽章。そういう経緯があり、シンフォニーのように3曲一気に演奏された。
素晴らしい三部作で、特に第三楽章の中間部のスローパートでグッとくるものがあり、私は思わず涙が出てきた。また聴きたい...
締めは有名なヤマト。吹奏楽では定番だ。お父さまが作られたものを編曲して後世に伝えていく、すごく素敵なこと。こうやって音楽はつながっていく。

もちろん演奏後は拍手が鳴り止まずアンコールは何かなと思っていたら、なんと舞台右手の通路から角野くんが走って登場！これには会場全体にどよめきが。まさかのソリストがオーラスのアンコールに出てくるってなかなかないこと。ここで初めて角野くんの声を聞いた。
アキラさんが「私のお気に入り」を編曲したのは角野くんが生まれた1995年。クインテットも始まり10年続いたけど、見てた？とアキラさんに質問された角野くん。「見たことはあるけどそんなには見てない」
会場は笑いに包まれた... その流れで「マツケンサンバ大好き」と角野くんが言ったら...
今日の1番のサプライズ、角野くんのピアノ入りでマツケンサンバⅡをやってくれることに。以前から好きと言ってて、一緒にやりたいだろうな、やってほしいなと思っていたのでめちゃうれしかった。
会場は手拍子で、アキラさんも角野くんも楽団の皆さんもノリノリ。楽しすぎたー！！！

Twitterで一番たくさんいいねもらったかも笑
おそらくかてぃんずのみなさんがやれたらいいよねって思ってたはず。ここだけじゃなくいろんなところでやってほしい。
(このときは第1部とは違いピアノにマイクが入っていた)

本当に楽しい、いいコンサートだった。ただ、最後のマツケンサンバⅡに全てを持って行かれて記憶があいまいになったところがあったので、レポとしては中途半端になってしまったのが...(特に前半)

アキラさんからの賛辞で締めたいと思う。ここまで読んでいただいてありがとうございました。

(2022.3.13 23:40追記)
明日朝から仕事なので必死にこのnoteを書いている間に角野くんのツイートがあったので載せておきます

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