コンビニコーヒーブルース考

大阪を拠点に活動する冬支度に「コンビニコーヒーブルース」という人気曲があって、僕も当然好きなんですが、思うところあって歌詞をノートに書いていたところ、ちょっとした違和感があったのです。

ビルの屋上から夕暮れの街並みを見てたまらない気持ちになる主人公は、コンビニコーヒーを飲み干したあと、屋上を後にします。

コンビニコーヒーの氷溶け出して
水滴がぽつりと地面に落ちた


ところが、2番では、主人公は昔のことを思い出してコンビニでコーヒーを買っているのです。

あの日のこと思い出して
コンビニコーヒー買ってみた


「あれ?またコンビニコーヒー買ってるじゃん(^^;;」


で、改めて歌詞をじっくり眺めてみると、その前に重要なワードがありました(^^;;


老朽化で取り壊されたあのビルの
その跡にはコンビニが賑わっている


そう、主人公がかつてコンビニコーヒー飲みながら街を眺めるために登った「あのビル」はもう取り壊されていたんですね(꜆꜄•_•)꜆꜄꜆꜄꜆»アタタタタタタッ


「屋上に登った主人公が、テイクアウトしたコンビニコーヒーを飲みながら昔を懐かしむ歌」だと思っていたのですが、どうやらそうではなく、「取り壊されたコンビニから夕日を見てる歌」だということに、ようやく思い至ったんです(^^;;

よく聞けば自明のことなんですが、思い込みとは怖いもんで、完全に誤解してましたね。主人公が屋上にいるのと地上にいるのでは情景が全然違うし、なんとも情けない限り(^^;;

屋上から見てた風景を思いながら、昔屋上に登ってたビルの跡地にできたコンビニでやっぱりコンビニコーヒー買って飲んでいる、諸行無常の世の中だけど、夕日は同じように街を赤く染めている。

コンビニコーヒーという日常の小道具で時の流れを描くこの歌、クレジットがないので作者不明ですが、街中の変な風景を見つけるのが得意な(instagramの投稿が面白い)安田支度氏だと思っています(^^;;

カバーしました(^^;;


近く音源化されるようなので、楽しみです(^^;;




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?