全部嘘の日記
今日は、峠裏小橋(とうげうらこばし)村というところに行ってきました!
私のおじいさんが昔住んでいた村らしいです。
たまたま近いうちにお祭りが開催されると聞いて、せっかくなので私と友達の2人で行ってみることになりました。(友達に知らん村の祭りに誘うなよと言われましたが)
私たちの住む場所からその村までは、電車で2時間くらいでした。
その村自体には駅がないから、最寄りの駅(といっても村からはかなり離れてます)に電車がとまりました。
駅にはあんまり人がいなくてマジでよかった〜(人が多いのが苦手なので…)
そこからしばらくバスに乗って、ついに峠裏小橋村に到着です。(関係ないんですがバスの中にすごいカラフルな服のおじいさんがいてめちゃくちゃ面白かった)
なんかすごい失礼かもですが、普通の田舎みたいな感じのところです。
お祭りがやっているという広場(ふれあいひろばという名前)に向かって歩いていると、思ったよりも私たちの他にも人がたくさん歩いてました。
多分だいたいが地元の人ですが…
ふれあいひろばって想像では、ちょっとした公園みたいなものだと思ってたんですが、
めちゃくちゃデカいんですよ。
めちゃくちゃ広かった。
友達と一緒に爆笑しちゃいました。こんなことある?本当に、野外ライブが同時に2公演できるみたいな広さなんですよ。小学校の校庭5個分はあったと思う。
ひろばに入るとおじいさんおばあさんがたくさんいて、屋台とかもすごい並んでました。
こんな規模でやるならもっと外部から人来てもいいんじゃない?と思った。
だって地域の小さいイベントみたいな感じでチラシには載ってるんですよ?
もっと大規模なお祭りだって書けばいいのに…と思ってました、のちのちやばい祭りだってわかるんですがw
若い人はあんまりいなくて、20代くらいの人はちらほらいたんですが、私たちみたいな高校生は全然見ませんでした。
2〜3歳の子供はいたけどね。
友達がたこやき食べたいって言ったので、まずたこやきを買いました。
たこやき私も大好きなのですごい美味しかったんですけど、中に入ってるタコがなぜか真四角だったんですよね…完全な立方体みたいな感じです。友達と「タコ、立方体じゃん」って言って笑ってました。どうカットしてんのあれ!?
スーパーボールすくいとかもやりましたよ。
スーパーボールって使い道ないのについ欲しくなっちゃうのなんでなんだ。
そんな感じでしばらく屋台を回ったんですが、
なんかすごい変な屋台があったんですよ。
屋台のカンバン?には「いぬえらび」って書いてあって、意味わからないけど名前が可愛すぎるのでとりあえず行ってみたんですよ。
屋台のおばあさんに「すみません、ここってなんの屋台なんですか?」って話しかけたら、「おみくじっていうか、ビンゴみたいな感じの遊びができる」とのこと。
1回100円だというし、せっかくなので友達とチャレンジすることにしました。
100円玉をおばあさんに渡すと、小さい紙?みたいなのを渡された。
よく見ると、9つのマスにそれぞれ犬の写真が印刷してあって、トイプードルとか秋田犬とかいろいろなんだけど、すごい可愛かったです。
友達と私が「なんだこれ?」みたいに紙を見ていると、おばあさんが「それをね、どれか選ぶんだよ」といいました。
「それを選ぶととんでもない事がおこるよ〜!!」とおばあさんはめちゃくちゃ楽しそうなようすで言いました(なんで?)。
私は「じゃあこの子で」と、1番かわいいと思ったモコモコの白い犬を指さしました。
友達は、グレーっぽいトイプードルを選んでました。
そうしたらおばあさんが、
「本当にその子でいいかい?」というので友達と私がうなずくと、
「どっちもいい子だったんだけどねえ…」
といいながらおばあさんはめちゃくちゃ笑顔になりました。
しばらくそのまま沈黙が続いてたんですが、(もしかしてこれで終わり…?)と思った私たちは、気まずいので逃げるように屋台から離れました。なんだったんだ…
犬を選ばされて、ニッコリ微笑まれただけで100円取られたの、全然意味わからないので多分ぼったくりです。やられたー!><
夕方にやるお祭りのイベント?みたいなのに参加してから帰ろうということで、夕方までこそにいました。
18時くらいになると、主催者っぽいおじさんたちがどんどん準備をし始めて、大太鼓をドン!ドン!ドドン!みたいなリズムで叩き始めました。
ずっとドン!ドン!ドドン!って叩いてると思ったら、なにやらお祭りに来ている人たちが次々に手を繋ぎはじめるんですよ!
なんかよく分からないけど、私も友達と手を繋いでみました。
ドン!ドン!ドドン!って太鼓がず〜っと鳴ってて、気がつくと人々が大きな円になってるみたいなんです。
(あ〜、キャンプファイヤーみたいな感じね)と思って、私たちも円に入りました。
関係ないんですが、私のとなりにいた人がめちゃくちゃ背の高い人でびっくりしました…
すごく広場が広いうえに、人数もかなりいたので、人が手を繋いだ円がめちゃくちゃ大きくなってた。
向こう側とかほとんどもう見えないくらい。
すると真ん中に机?みたいなのが置かれて、
円の中の1人が急に「ハイ!!!!」って大きい声で叫んで、真ん中に出てきました。
主催のおじさんが拡声器を持って「それではみなさん!今年はこの青年からいきましょ〜う!」と言ってました(このときもまだドン!ドン!ドドン!って言ってる)。
するとみんなが一斉に、その太鼓に合わせて「ハイ!ハイ!ハハイ!」とかけ声を入れ始めたんです…
でも仕方ない、そういうノリなら乗っかるしかない…と思って私たちもちょっと小さい声で「ハイ!ハイ!ハハイ!」って言ってみました。
するとね、
なんていうんでしょう…
リズムに合わせて青年が真ん中の机に登ったんですが、
ハイ!ハイ!ハハイ!の「ハハイ!」と同じタイミングで
ねじれた?んです。
遠くてよく見えなかったからかもしれないですが、体がキュルルっとねじれていくように見えました。
青年はそのままパタンと倒れます。
ハイ!ハイ!ハハイ!のかけ声は続いて、どんどん、次の人も机に登って「ハハイ!」のタイミングでねじれる。
それが繰り返されていました。
友達は「ハイ!ハイ!ハハイ!」とかけ声を合わせていましたが、私は途中からかけ声をやめました。
それでもそのリズムは続いて、人がねじれ、また次の人が…
私は「もしかして、人がねじれているかも…」と思って、となりにいた背の高い人に「あの…これってなんのお祭りなんでしょう?」と聞いてみました、すると、
「人が、ねじれんだよ。醍醐味は1番最後だな、見ていくといいよ!!ねじれた後の人間、ね」と言うのです
でも…ねじれた人間はあんまり見たいとおもいませんよね><
友達に、「帰ろうよ」と耳打ちしました。
友達が「なんで?別にいいけど…」と言ったので、両となりの人達に「すみません…」といって円から2人で抜け出しました。
広場を出て、バス停まで歩いている途中に「このお祭り、人をねじってるみたいだよ」というと友達は「そうなの!?私も人をねじるの好きじゃないから、出てきてよかった〜」と言ってました。
長い時間バスを待って、ようやく駅について、電車に乗れました。
帰りは疲れて寝ちゃいました…
変な村だったけど、あの立方体のタコが入ってるたこ焼きは美味しかったです。
犬のゲーム?をさせてくれたおばあさんはただのぼったくりでしたね。
最後のねじれは…ちょっといやでした。
これからもし峠裏小橋村のお祭りに行こうと思ってる人は、行くのをやめるか、18時以前に帰った方がいいと思います。人がねじれているところはあまり見ない方がいいので…><
私のおじいさんも参加したことがあるかもしれないと思うと、ちょっと気分が悪いです><
また友達とお出かけはしたいと思います!今度はもっといいところに行きたい!!
読んでくれてありがとうございます。
峠裏小橋村のお話でした!
おしまい
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