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山崎先生

日記をかくぞ。。

今日もシベリア並に寒い!!



寒いからストーブの前にずっと座っています。

でもズボンとかが焦げるにおいがして、


泣く泣く、そこから離れます…




今日は、市民プールに行きました。

泳ぐわけではなく、プールのロビーに座ってぼーっとするためにです。

近所にあるその市民プールは、規模は小さいけど、平日でも子供たちがそこそこ集まってます。


子供って、小さくて体がピンク色で可愛いとおもいます。


ロビーに座って、自販機で買ったヤクルトを飲んでいたら、

なにやら見覚えのあるおばさまが…


「あれ?パンちゃん?」

「え!はい。山崎先生ですか!?」


なんと、山崎先生だった…。



山崎先生は、小学校のころの担任の先生で、

ちなみに読み方は「やま"ざ"き」ではなく「やま"さ"き」です。


「パンちゃんもう高校生だよね?学校どう?」

「まあ…そこそこいい感じです。先生はお元気でしたか?」

「私ねえ、人を、殺めてしまったんよ」

「え?w」

先生が急にめちゃくちゃキツい冗談を言ったからびっくりしてしまいました

この歳でセンスがパンクすぎる


「先生ってそういう冗談いうタイプでしたっけw」

「パンちゃんねえ」

「は、はい」

先生が急に、"ガチ"の表情になりました


「先生はねえ、今あるものや、今周りにいる人を、大事にせなあかんと思うよ。」

「はい…そうですね」

「ホントだよ?人はねえ、すぐ死んじゃうんだから。こうやって子供たちがプールで楽しく遊んでるところ見られるのも、今パンちゃんが、それ、ヤクルト?飲めてるのも、生きてるからこそなんやから。」

「はい…」

びっくりしっぱなしです。

こんなに全てを悟ったみたいなことをたくさん言われるとは。

「先生も飲みますか?ヤクルト、まだ2本も余ってるんですけど…」

「今何時?」

「え?今は、14時になるところです」

「そう…じゃあそろそろ子供たちが戻ってきちゃうから。私行かなきゃなのよ。ヤクルト、ありがとね。気持ちだけもらうから。」

「え、お子さん連れて帰らないとなんじゃないんですか?」

「パンちゃんね、あそこ、見える?青の水泳帽かぶった男の子と、それと手繋いでる女の子、あの子たちが私の子なんだけど、その子たちにこの手紙、渡しておいてくれるかな。」

「(先生は用事があるのか…?)わかりました。あの子たちですね!了解です。」

「最後に話せて良かった!パンちゃん、学校頑張ってね。それじゃあ。…また会えたら、今度はお互い、おばあさんかもね!」

「え、そんなに先になるまで会えないんですか!?w先生もお元気で!」

先生は、私に手紙をわたして先にプールのロビーを出ていってしまいました。


よく見たら先生、全然荷物を持ってなかったな…前からミニマリスト的な人だったから荷物も減らしてるのかも?

私は絶対できないな…(リュックに常に5キロくらい荷物が入ってます)


山崎先生はどこか寂しそうな顔をしてました。



私は先生に言われたとおり、子供たちに先生の手紙を渡してから、歩いて家に帰りました。


ちょっと変わった人ですが、山崎先生のことはなんとなく一生忘れないと思います


さて、焼きそばパンでも食べよっかな〜


ということで、今日の日記は全部嘘なんですが、明日はどこかお出かけしてみようと思います!!


またね🍞〜!!


おしまい

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