バイトで叱られた話

2020年 09月 29日

今日も消化のできないことがいろいろあった。
何かいいこと起きないかななんておもっても起きないことは知ってる。

死にたいと思った夜でもお笑い番組みて笑いがこぼれたり、おいしいものをおいしいと感じたりするのが人間の不思議なところだ。逆にそういう機能がないと騙し騙し生きていけないのかもしれない。

当たりまえに子どもを産み育て、当たり前に働いてお金を稼ぎ、当たり前に家族と一緒に生活する中で、誰かはそのことを当たり前にこなせず苦しんでいて、でも誰もが当たり前にこなすものだからって見過ごされ、理解を得られず、慰労を得られず、一人でスリーアウトになる。

どんの底の底にいても、笑顔もでるし、瞬間的な幸せも感じるけど、死の占める割合は瞬間的に目減りしたようにみえるだけで、心の中は拭いてもぬぐい切れないくらい水浸しになっていて、何もなかったかのようにみえて死んでいったりする。死ぬのとお笑い見て笑ってしまうのは紙一重だから。頑張りすぎると死ぬし、さぼると批難を浴びるから、中道を見出した人はもう宗教でもひらいたほうがいい。

産後の死因1位は自殺らしい。頑張りすぎなくてもいいよ、自分のやりたい人生を選べばいいよ、逃げてもいいんだよなんて絵に描いた餅みたいなこといって目は笑ってないからなみんな。

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ヒョヌは近所のうどんやさんでアルバイトをしている。今日うどん屋の店長に呼びつけられて、最近なんかよくないことでもあったのと心配されたらしい。結局仕事に精が入ってないっていうお叱りだったみたいだ。日本人の本音と建て前は大学受験より難しい。心配して気にかけてくれる入り口から入ったのに、ない仕事も見つけて動けっていう出口につながってて当惑したらしい。相手を気にかけている素振りは自分を悪者にしないための演出なんだけど、これは日本生活15年目から見抜ける能力だからね。本人は気が抜けてた自覚はないみたいだけどとりあえず初心に戻って一生懸命働こうとおもったらしい。親(妻)心としては月2-3万でやる気がどうこういわないでほしい。

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