読心術

2020年 01月 29日

いまの会社の上の人(50歳)の趣味は深読みだ。あの人がもビジネス指南書を書いたとしたら「営業は心を深く読め」なんてタイトルで書くだろうな。

誰かの発言一つをとってどこまでも深読みするので、はあはあそうですかと聞いている。今日は客先の人が「御社のライバル会社の方もよくここにくるんですよーこの前も新商品がでたのでPRにきましたなんていってましたよ。
担当者の人韓国人だったけど名前なんだっけな忘れちゃいましたけど」
っていうもんだからわたし的には(よく来るのに覚えてないんかい)って思ったんだけど、読心術曰く「忘れるはずがない。ライバル社と仲良いですってことを隠すためにわざと言ってるんだ。文字通り受け止めちゃダメ。
それが日本人の婉曲話法じゃないか」って深読術してたので(こっちが担当者の名前を聞いたわけでもないのに忘れましたなんて情報付け加える必要性あるかな)と思ったけど、はいはいさいですか読心術ですか、と。

また別件で、ある客先からメールが来て
「仕事が立て込んでおりまだ御社に発注ができておりません。
今しばらくお待ちください」って書いてあったんだけど、読心術曰く「これはもう拒否だな。発注は来ないな」らしい。
わたし的には(拒否だったら、「こちらから必要な時連絡しますので」とか書くだろ)と思ったけど。

読心術曰くわたしには日本人の婉曲表現を読心する技術が足りないらしい。ただ環境が人を作るって面からとらえると(おぬし、相当騙されてきたんか)とも慮った。

文学を読んでこのときの筆者の気持ちを4択からから選べみたいなのやらせたら得意なんかな。ウェイ。

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