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シュミ×ト×コウキシン

生存確認。生存確認。気付いたら2021年。今年の西暦を2020年にされても不思議に思わないほど昨年の記憶がほぼ無い今日この頃だ。

大学のレポートで自分の趣味ついて研究するというものがあり、使用するソフトウェアに規制がなかったため、せっかくならnoteで記事にしようと思い、こうして文章を書き始めようとしている。

さて、私の趣味についてだが、一口に趣味といってもその種類は様々。アウトドア系なのか、それともインドア系なのか。1人でやるのか、人と触れ合ってやるものか。このように趣味は無数に細分化され、考え方一つで自分の趣味に変わるものも多いと思われる。

以前記事で書かせていただいた通り、私の趣味は作曲とギター。分類で分ければ、インドアで1人でするものだ。この趣味をしている時だけは、周りのことを忘れることができる。時間が経つのも早いし、何よりずっと心が弾んでいる。体も弾んでいる。まあ、楽しいから趣味なんだと言われたらぐうの音も出ないが、とにかく趣味の最中は時間軸が歪む説を唱えている。

ここからは、そんな私の趣味やその趣味の未来のあり様、好きなポイントや友人の趣味と価値観について綴っていこうと思う。

1.小6の時に出会ったギター君

時は遡ること8年前の小学六年生の時。当時所属していた少年野球クラブを卒業し、4歳の頃から通っていた書道教室で硬筆・毛筆共に特待生に上がることを目標とし、書道に奮起していた。秋ごろ、無事両方とも特待生に上がり、自分の目標を達成したことでそこからは特に何の趣味も目標もないまま日々を過ごしていた。

しかし、ある時私の母が私に

「なんか習い事してみれば?」

と尋ね、手に持っていた音楽教室のパンフレットを私に渡してきた。

そこには、ピアノやギター、ドラムやバイオリン教室についての情報が書かれていた。パンフレットを読んでいくうちに、私も次第に興味を持ち始め、最初に目に留まったドラム教室の体験レッスンに足を運んだ。先生に教えてもらいながら、何とか一曲演奏できるようになったが、ドラムは家で練習しづらいことから通うことを諦め、その代わりに、家でも練習しやすいギター教室に通うことを決めた。

週一でギター教室に通い、初めは弦を押さえる指が痛くて辞めてしまおうかと思っていたが、次第に楽譜が読めるようになり、コードも押さえれるようになり、ギターがとても楽しいものとなった。

しばらくそのギター教室に通っていましたが、ある時先生にこう言われた。

「教室が移転することになったんだよね」

私は思わず「えっ」と声が出てしまい、驚きを隠せなかった。場所を尋ねると隣の市への移転だと言われた。しかし、私の地元は田舎で隣の市に行くのにも電車で一時間ほどかかり、また、レッスン時間も30分とかなり短くなったため、教室に通うことを諦め、自分ひとりで家で練習を続けることにした。

しかし、練習はするものの披露する場が全くなかったため自分が上手くなったかどうかが分からず、次第にモチベーションも下がっていった。

高校に入学し、軽音部に入った私は友達の誘いでバンドを組むことになった。

「よし、バンド名を決めよう」

こう言って、メンバーのひとりはバンド名を何にしようか、いろいろな案を出していた。やる気に満ち溢れていた。私たちもいろいろな案を出したがなかなかいいのが浮かばず、1ヶ月が経過。

少し嫌な空気が漂ってきた。メンバーで部室に集まるも、バンド名決めでその日が終わることが続いた。

それから一か月経過。バンドを組んで3ヶ月目にしてようやく決まった。結局全員の名前のイニシャルを繋げた名前になった。

バンド名決めの提案をしたメンバーがそのままバンドリーダーとなった。その子の提案で曲も決まり各自練習が始まった。私の担当楽器はもちろんギターだった。

練習曲が決まってしばらくたった頃、私はドラム担当のメンバーに質問した。

「どこまで進んだ?」

「まあまあいい感じ」

「家でドラム練習できるってすげーな」

「布団たたいて練習してるよ」

衝撃が走った。しかし、人にはそれぞれやり方があるから何も言わないでおこうと思い、「頑張ろう!」と言って会話が終わった。

結局曲を合わせたのは一回きりでバンドは解散となった。不完全燃焼だ。そんなことある?と思った。自分でも解散した流れをよく覚えていない。よく分からないままの解散だ。時間が吹き飛んだのかと思った。

それから一年が過ぎ、高校二年の冬。同じ軽音部の子からバンドの誘いを受けた。話を聞くと、ギター担当の子がそのバンドを抜け、欠員が出たかららしい。

チャンスだった。

二つ返事で「いいよ!」と言った私は、その日のうちにそのバンドに加入した。

バンド名もすでに決まっていた。幸先がいい。

高校3年での文化祭に向けてメンバー5人で一生懸命練習した。各々の練習は勿論、部室での集まり以外にもメンバーの家で合わせたり、ライブに出て経験を積んだりした。

時はあっという間に過ぎ、文化祭本番。私たちのバンドはその日のトリを任せられた。緊張した。手汗が滝のように出た。何度も掌に息を吹きかけ、汗を乾かしていると出番が来た。

軽い自己紹介をし、演奏を始めた。

(↑演奏時の写真)

めちゃくちゃ感動した。今までで一番良い景色を見た気がした。ステージの下でクラスの友達が手を振ってくれたため、肩を振って感謝を伝えた。自然と、「今までの人生のピークはここなのか?」とさえ思った。
初めて

ギターをやってて良かった!

と感じた瞬間だった。

それから今も上手く弾けるようになるためにギターを趣味で練習している。これが私とギターの出会いであり、「楽しい!」から趣味に進化した経緯だ。

2.ある曲に感化された青年が携帯持って作曲し始めた

昨年のことだ。私はあるアーティストがとても好きになった。

ヨルシカ

人気アーティストだ。先日、YouTubeでリリースされた春泥棒も最高の楽曲だった。

一番好きな曲はヒッチコック。特に2番のAメロの歌詞がとても好きだ。何かの根っこの部分を捉えている気がするからだ。

そのほかにもたくさんの曲を聴いているうちに、せっかく少しだけギターが弾けるなら私も曲を作りたい!と思うようになった。

ここで作曲については書いているが、タイトルの通り、作曲は個性の塊だ。人の価値観を音で感じることが出来る。だから私は曲を聴くのが好きだし、自分を表現することのできる作曲が好きになった。

3.10年後の私の趣味たち

10年後、私の趣味はどんな風になっているのだろう。

ギターに関しては、今と同じようにアコースティックギターで弾き語りやギターテクニック、また、エレキギターのギターリフの弾き方や楽譜の紹介、「~を弾いてみた」などの動画がYouTubeでUPされていると思う。

また、配信するコンテンツが増えれば、配信の仕方は変化だろう。

個人的には他の楽器と共に演奏するときに、タイムラグなしに遠隔で合わせることが出来ればいいなと期待している。それならどこにいてもレコーディングなどが出来て便利だ。

作曲に関しては、この先、ヨルシカやYOASOBIのようなコンポーザーと歌い手のツーペアバンドが急激に増えると思う。なぜなら、作曲者はパソコン1つあればギターもドラムもピアノもベースも弾けてしまうからだ。そして、YouTubeという全世界に配信でき、また、一目で視聴回数も評価も生の意見も見ることができるコンテンツがあるため、ツーペアスタイルはどんどん確立していくと思う。

そして、音楽理論も進化を遂げ、想像できないような新しいコード進行や曲の流れ、スタイルや文化も表れてくるだろう。つまり、価値観の表現方法の幅が広がるということだ。

そんな自分の趣味の未来のあり様を自分で創っていけるように、常に新しいアイデアを考え続ける私でありたいと思う。

4.熱く語るよ、好きなポイント

①心が落ち着く

これはギターにも作曲にも言えることだ。音色を聴くことによって、心の奥にある不安要素などを一時的に忘れさせてくれる。音の明暗は気持ちの明暗と深く結びついていると思う。音が暗いと気持ちも沈む。しかし、明るい音を聞くと自分の気分も上がって、開放的な気持ちになり、心が安らぐ。だから、心を落ち着かせてくれるギターも作曲も好きだ。

②無限だから

そう。ギターも作曲も無限に作品を生み出せる。自分の価値観を何にも縛られずに表現できる。曲で伝えることが出来る。そして、それは他者の価値観をも知ることが出来るということ。無限にある音の組み合わせの中で、どうしてこの組み合わせにしてこのテンポを選んだのか。この詩の中には作り手のどのような感情が込められているのか。作り手の感情に思いを馳せながら曲を聴くと意味も重みもどんどん変わってくる。それを感じて、自分も無限の中から自分の価値観に沿ったものを掬い取る。これがとても楽しい。

③好きなアーティストになれる

これはギターに言えること。自分の好きなアーティストの曲を何回も聴いて、タブ譜を見ながら何回も練習をして、ようやく弾けるようになり、その曲を流しながら一緒に曲を弾いたとき、その瞬間だけは自分もその好きなアーティストの一部になった気になれる。これもギターの魅力の一つだと思う。

④達成感がすごい

練習している曲が弾けるようになった時、若しくは今作っている曲の、例えばドラム部分が完成しただけでもすごく達成感を得れる。何かに勝った気になれる。(笑)その達成感を得たいというのも、ギターや音楽を作り続ける理由の一つだ。

⑤自分が出来ることだから

多分一番の理由はこれ。自分が出来るから好きになれる。好きなものはずっと続けていられる。だからこんなに熱意をもって書くことが出来る。このピタゴラスイッチのような連鎖が、自然と自分にやる気をもたらして、心の安寧と共に人生を楽しくしてくれる。自分に一つでも誇れるものを作りたくてこの趣味をやっているような気がする。

と、このように好きなポイントを挙げていったわけだが、どの理由にも根は好奇心からくるものだと思った。

好奇心旺盛であるために、いろいろなものに手を出して、でも本気でやっている人からすれば、自分はどれもまだまだで、そのことに劣等感を感じる。自分は一つのことすら一生懸命出来ないのに、いろいろ手を出して結果中途半端な人間になる。そう思うと、次はだんだんと焦りが生じてくる。心が落ち着かなくて、次は必ず本気で、自分の誇りに出来るほどたくさん練習して頑張ろうと思う。

そんな時に、ギターや作曲をしている時だけは、その焦りを感じなくなる。心の底から好きなことだと言える。

好きなことを好きだと言えること。

これが自分の趣味への熱意の本質だと思う。

今回はレポートのための記事だということで、かなり真面目な感じになりました。

皆さんの趣味はなんでしょう。自分が誰に対しても好きと言えるものが、結局はその人の趣味であり、誇りなんだと思います。

趣味×お金×夢 が揃えばそれはもう天職ですね。

天職に就いたらテンショングーンなりますね

ちょっと体調が悪くなったので、ここら辺で失礼いたします。

では、また👋

arrivederci ✈︎✈︎✈︎

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