【ラグビーW杯所感②】

<ベスト8の偉業と次の目標>

今回のベスト8は誰もが認める素晴らしい結果だったと思います。選手や関係者が話している通り、狙った通りのことを実行できたのだと思います。ホスト国だからこその重圧を克服しての結果は感服です。

ホームアドバンテージのある今回だからもう一つ上に行けたかもという欲をかいてしまいますが、アイルランドでさえこれまでの最高成績がベスト8ということを考えるとステップバイステップの大きな一歩を進められたのだと思います。
また、あの激しい試合を5試合も続けることはただ事ではないと思いますが、ベスト8以上を目指す予選プールの戦い方もあるのだろうと思いました。(出続けた姫野や田村の交代を見て特にそれを感じました。彼らは別の部分(体力の限界への挑戦)でも戦っていたのだろうと)しかし今回の経験があるからこそベスト8の次へ進むための強化を4年間かけて進められるのだと思います。予選プールで主力をどのように休ませるのか、控えの底上げなど色々と考えられることがあると思います。

(僕などはホスト国で1位で勝ち抜けたにも関わらずNZ又は南アと当たってしまう組み合わせはホスト国への配慮が足りないな、とよこしまな考えを持ってしまいました(笑))

ということで次の目標はベスト4以上という言葉があちこちで出てくるのだと思いますが、現実的にはアウェイ国開催(次のフランス)でもベスト8ではないでしょうか。
基本的には他国開催であり、アジア開催もあまり期待できない中、日本代表は常にアウェイの地での戦いで克服しなければいけない多くの課題があると思います。

・コンディショニング(食事、時差、他全ての環境へのアジャスト)
・試合日程、移動の不利(中3日試合、遠方地での試合など)
・判定の不利(ホスト国ならではの有利な笛は少なからずあると思います)
・ファン・サポーターの数

(審判については審判を味方につけるコミュニケーションも出来てそうですし、ファン・サポーターの数については日本は他国ファンを味方につけやすいラグビーをしているし、アップセットを期待したファンが味方についてくれることもあり、どちらも関係ないかもですが)

他にも課題があると思いますが、引継ぎ世界に認めてもらえるような良い強化を進めてもらえばよいなと思っています。

2019/10/22

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?