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朗読会日帰り旅

3月頭、京極夏彦と宮部みゆきの朗読会を爆速予約し浮かれに浮かれルンルンで巷説を読み返していた。

来る朗読会1日前。休みの日私は電車に揺られ大阪を目指した。服を新調し、友人たちにカヌレでも手土産に買っていくかという予定だった。
地元から8駅離れたあたりだったと思う。
乗車するには耐えられない吐き気が私を襲った。
もうそこからは思い出すのもしんどい ずっと駅のトイレに張り付き吐き気が収まるのを待っていた。ホームの椅子に座りまたトイレに駆け込むというのを繰り返しついにはホームで気を失いかけていたのか、寝ていたのかわからないが意識を数分失っていた。
起きると、吐き気は少し治り乗車できるぐらいには回復していた。私は大阪を諦め家に帰ることにした。

家に全力をもって帰宅。東京で合流する友達から大丈夫?無理はしないでねと優しいラインをもらうが、もう心はなっちの朗読聞きたいに支配されていた。とんでもなく行きたい。聞きたい。なっちの「御業奉為」を………と聞かん坊になっている。
しかも私はセコさを発揮し新幹線では無く夜行バスを予約している。その日の夜に家をたたねばならない。
最悪だ。

とりあえず薬局で胃薬や姉が吐気に効くと言っていた酔い止めなどを買い込み、飲みしこたま寝た。夜、これまでの体調不良が嘘かと思うほど回復していた。
出発すると家族LINEで報告すると姉からで「気でも狂っているのか」といった内容の言葉を頂く。
夜行バスに元気よく乗り込み、サービスエリアで夜行バスと言ったらこれよとホットコーヒーを飲むと胃に穴が空いた。激痛である。
私はバカ アホ

朝に新宿についた。ネカフェのパウダールームで身支度を整える。時間もふんだんにあるので電車に乗り代々木公園まで行ってみた。

ドッグランに足を運ぶと、さまざまなな大きさのさまざまなかわいいわんちゃんがキャッキャとはしゃいでいる。金持ちそうな飼い主やいかつめの飼い主、綺麗ななりの飼い主もみんな顔を綻ばせ愛犬を眺めいた。天国だ。
田舎のドッグランより犬口密度が高く、喧嘩がときるとすぐ両方の飼い主が慌てて止めに入る。
なんてかわいいんだ。
かわいい。 夜行バスでまた東京に来ることがあったら迷わずここでドッグウォッチングをするだろう
体が冷え切ったので移動販売でホットミルクを買う。

新宿の喫茶店で朝ごはんを食べる

昼飯時に友人と合流し東京で食事することに。
有名なパン屋のランチに行こうとしていたが激込みだったため近くのイタリアンに。
友人があそこのパン屋は夜だと比較的空いているのだと言っていたのでまた行ってみたい。そこほこはするらしい。100万持っていくか…と小声でジョークをいうも聞こえなかったのか無視された

胃に良さそうなクリームのパスタを食べた。

空いていたイタリアンは味もよく、空間も素敵だった。初め「しらすのペペロンチーノ」を頼もうとしていたが友達に「刺激物だよ」と冷静に言われハッとした しらすが胃に優しそうに見えたのだがバリバリ鷹の爪とか入っているな

昼食後、NEW WOMANをふらついてビュリーでウィンドウショッピングをした ハンドクリームを試しさせてもらうもすぐ忘れてトイレに行き手を洗ったりした 爆速洗浄

時間がそこそこなので、角川武蔵野ミュージアムに移動する
埼玉は初めてで名前だけは聞いたことのある程度だ。滋賀の閑散としている感じとどことなく似ている。
駅から少し遠いが、全然歩ける距離にミュージアムがあったので助かった。
大通りから少し歩き、ぬっと匣館みたいなミュージアムが現れる。

匣だ。 どでかい。
YOASOBIが紅白で歌っていたあそこが中にあるのかとぼーっと考えていた。

物販の列に人が並んでおり、何の列か近くのイベントスタッフに聞いてみると「さあ…?」みたいな反応だったためならばなかった。後々、サイン会の券を買う列だと知る。

ここでもう一人の友人と合流しカフェに入った。
友人が作っためちゃくちゃかわいい推しカプぬいを見せてもらったりしてとても楽しかった。

会場に入る前に席順を確認する。二人ともそこそこ近いと話していて、自分も確認したらスタンディング席とかいてあったので遠さとスタンディングという文字列にビビっていたらサンプルを表示しているだけだった。 席は一番前の真ん中のバリバリいい席だった。何も考えず爆速でチケットを買ってよかった。

これは朗読会の感想と対談のメモ。
よほど楽しかったらしい

朗読される本を巷説だと思っていたが、遠野物語remixだったのでおどろいた。先生の朗読のうまさと、幕間に慣らされる鈴の音、宮部先生の朗らかな笑顔、二人の楽しそうな会話は今思い出しても最高だった。
また朗読会が開かれたら必ず参加したい。

三人で夕食を取ることに。
胃が回復したと思い肉を所望したら回復しきれておらず迷惑をかけてしまった…ただ肉はめちゃくちゃ美味しかった 

どの部位も最高

肉の計算がわからず少なめの量を頼んでもこのボリュームだったので大きいものを頼まなくて良かったねという話をしたり、推しカプジャンルの歴史を聞いて語り継がねばならないですねと言ったり、ゲゲゲの一刻堂の話や、パロの話、サウンドオブミュージックの話をしたりした
とても楽しかった

夜行バス乗り場まで送ってもらい帰路についた。
とても楽しかった

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