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有馬記念考察

有馬記念格付け
いよいよグランプリ。
有馬記念ですよ。
一年早いですよね。
今年はどうなるか?半分がG1馬です。
夢のような馬券を手にして年を越したいですよね。
そんな夢を見た。
こんばんは。
ノブシゲです。
競馬は強い馬が勝つのではなくその日に一番強い競馬をした馬が勝つもの。
とは言え基礎となる戦力分析は必須。
格付け大事。
それでは参りましょう。
有馬記念格付け。


有馬記念とは?
年末のグランプリレースでありトリッキーな中山2500mで争われるレースです。
そしてコース特性としては外枠不利。
更に重要になるのは4コーナーのポジショニングです。ここをいかに通過するかがポイントです。

トラックバイアス
現在の中山競馬場のバイアスですが先週の状況をおさらいしましょう。

【参考レース】
12月16日(土)G3ターコイズS
例年と比較しても変わらないラップ。
好位3番手追走フィアスプライドが1着、逃げたフィールシンパシーが2着、3番手イン追走のミスニューヨークが3着。

フィールシンパシー
メンバーは重賞や3歳世代で力を見せてきた馬が出走した本レース。
本馬はまだ3勝を突破した勝ばかりの馬。
53キロのハンデがあるとはいえ通用するとは考えにくかったものの展開がばっちりハマり実績馬を退けて見事2着。

ミスニューヨーク
2連覇していることもありこの条件ならG1の上位人気馬ともそれなりに戦ってきている実績がある。今回背負った斤量はトップハンデの56.5キロ。
さすがに厳しいかと思いきや好位イン追走で3着入選。

フィアスプライド
斤量54キロで3番手追走の1着。

内前有利なバイアスだった。

17日(日)中山9Rひいらぎ賞
結果は人気馬で決着ついたが、4コーナー先頭に立つポジションのシックスペンスが1着、その後ろにいたポッドテオが2着、
1アトリウムチャペルが3着。
このアトリウムチャペルは終始外追走だったが小柄な馬であり、バイアス負けでの3着。一番人気であることを考慮しても負けて強しという印象を残す。

上位3頭1着から上がりタイムが34.9、34.8、34.8と脚色は変わらない。
上がりが変わらず順位が決まる=トラックバイアスとポジショニングの差が出たレースである。結果的に4コーナー前目だった馬2頭が1.2着になり、外を回す羽目になった馬が3着だったということ。

11RディセンバーS
後方2番手から4コーナー押し上げ外目にいたロングランが差し切り1着。3着馬の後ろのにいたコスタボニータが2着、2番手追走4コーナー先頭のショウナンマグマが3着。
終始後方イン追走の1番人気サンストックトンはインを狙うも不発に終わる。

ロングラン、コスタボニータは重賞を走る馬で本レースは思った以上に実力差が出たレース。
力差もあったが思った以上に馬群が密集したことも差しやすい展開になった
結果的にコスタボニータと同じ位置で追走していた両隣のエリカヴィータ・フライライクバードが4.5着。
バイアスの有利不利が出ている。
ロングランが勝ち切ったことで考えられるのは4コーナーで押し上げていく力。
馬群も密集したこと、差し切ったが2.3着は4コーナー前目にいた。差し有利ではあったがポジショニングの重要性が語られるレース。

12Rの3歳以上2勝クラス
2列目追走のロジマンボがかわして1着。
4コーナー3列目外からマイネルニコラスが2着、ロジマンボの隣で競馬していたモンタナアゲートが3着。
ここも先行集団にとりついている馬が上位独占している。
4コーナー前目のポジショニングが活かされたレース。

対して昨年の有馬記念
イクイノックスが早めに押し上げ4コーナー直線には先頭に躍り出るポジショニング。
その後ろについていくように競馬していたボルドグフーシュが2着、4コーナーで遅れをとったジェラルディーナが3着。

一昨年もエフフォーリアが3.4コーナーで押し上げて前に。イン追走していたディープボンドが2着。エフフォーリアの追い出しと同じタイミングで動いたクロノジェネシスが3着。

20年も3.4コーナーで押し上げているクロノジェネシスが1着。後方から押し上げたサラキアが2着。フィエールマンは好位3番手に位置取り3着。

19年はレーン騎手のリスグラシューのエスコートは上手すぎる好騎乗で参考にならないが、2着は4コーナー押し上げ直線5列目のサートゥルナーリア、3着にやや遅れをとったワールドプレミア。

18年は参考外。
シュヴァルグランが4コーナー11番めだったけど?ってドヤる人もいるかと思いますが他のレースを見ても強烈な外バイアスでインの馬は全滅。
芝レース全部外枠の馬が勝つという状況。
特殊なバイアスだったので今週そのような状況になっていない限りは内有利変わらず。

まとめると【有馬記念は4角の位置がとにかく大事】

1. ソールオリエンス 格付けA
展開は噛み合うとは思うがまだ荒削り。
皐月賞は前総崩れで差し切る。
ダービーはスローペースでポジショニングも悪く2着。
菊花賞はスローペースかつかなり外を回して乗る。その結果タスティエーラに内から差し返される3着。
能力的にはタスティエーラと同等。

2. シャフリヤール 格付けC
後方から瞬発力で勝負するタイプ。
機動力が無いと思っているので今回は厳しい。

3. ホウオウエミーズ 格付けD
機動力があり適性は高い。
その競馬を今回のメンバーでできるかと言われたらまた別の話。
この馬が来るならソールオリエンスの方が可能性は高い。

4. タイトルホルダー 格付けB
展開に恵まれなければ厳しい。
持続力はとてもすごいがそれで乗り切れないのが冬の中山2500m。
展開としては単騎逃げ濃厚ですが、どこまで粘り込めるか。

5.ドウデュース 格付けS
京都記念の再現
体の作りがマイラーのそれ。距離問題は常に付きまとうが、前走上がり2位なら距離は持つと考えて良い。
ピッチ走法なので小回り中山のコース適性には合致。
とは言えディープ記念と皐月賞を取りこぼしたところをみると…。
イクイノックスに土をつけた2頭のうちの1頭。

6. ディープボンド 格付けC
近走の状況は良くない。年齢による衰えが見える。
距離は合うが近走の状態では厳しいと思うべき。

7.アイアンバローズ 格付けD
逃げるのか、先行策かはわからないがメンバーが揃いすぎ。

8. ライラック 格付けD
ポストジェラルディーナ
今年のエリ女のレースレベルは高くなかった。
昨年のエリ女は外有利なトラックバイアスだったこともあり2着。一線級のG1馬が揃う牡馬混合G1では役者が足りていない。ただ適性は合うので騎手次第では買いですが多分手が合わない。

9. ヒートオンビート 格付けD
スタミナのあるスピードタイプだし、中山適性もまあまあ高いがG1レベル、今回の有馬記念のメンバー内では厳しいか。

10. ジャスティンパレス 格付けS
普段はスタートが良い馬でそれなりに前に出せる位置でもある。
何より横山武史騎手は中距離の中山巧者。
天皇賞秋の2着という結果だったが勝った馬は別次元、3着以下を1馬身以上離しての2着は優秀。とは言え先行馬が崩れてロスなく良い競馬ができた位置にいたことも事実。
宝塚記念でもイクイノックスから僅か0.2秒差の2着だが、宝塚記念のイクイノックスはイクイノックスらしくないイクイノックスなのでそこまで高い評価は与えられない。
差しが届きやすいトラックバイアスや展開のアシストがあればと言ったところ。

11. ハーパー 格付けD
持続力はある。しかし、この馬が馬券内ならタイトルホルダーの方が馬券内に来る可能性は高い。

12.ウインマリリン 格付けD
昨年のエリザベス女王杯のようなレースができれば噛み合うが今年は先行しても差されている。ここは厳しい。

13. タスティエーラ 格付けA
トップスピードの持続性、所謂長く良い脚を使える馬。有馬記念の勝ち馬傾向を見るとそこが求められる要素ではない。
とは言え超ハイペースで前総崩れの皐月賞で唯一残った馬。

14.プラダリア 格付けD
直線広いコースで長く良い脚を使うタイプなので府中でお会いしましょう。

15.スターズオンアース 格付けS
この2年間阪神・東京でしか戦っていない
実質三冠馬と言っても過言ではないが負けてしまった三冠目の秋華賞、そして大阪杯とい小回りコースで立ち遅れている。
負けてしまったが、大阪杯では前残りの中唯一差しで食い込んできた点を考慮すると切れないところだが、中山2500mの外枠はそんなに甘くない。
ルメールもそこを考慮して前に付けることも予想されるがスタートからの直線は192m、行き脚を使ってしまって脚が残らないなんてケースも考えられる。

16.スルーセブンシーズ 格付けS
今年イクイノックスの影に最も近づいた馬。間違いなく適性も合う。
ただジャスティンパレスのところにも書いたように宝塚のイクイノックスはイクイノックスしていない。
そう考えるとどうだろう。
更に凱旋門賞のダメージがどれだけ抜けているかも注目ポイント。
外差しきくなら。

まとめ
SS…展開とかトラックバイアスに関係なく勝てるイクイノックスみたいな馬。今回は不在

Sランク…能力はG1の馬券内常連。トラックバイアスとかで影響はあるが軸候補。今回は4頭。
ジャスティンパレス
スルーセブンシーズ
スターズオンアース
ドウデュース
Aランク…展開向けば勝てる。2頭

1ランク差ならトラックバイアスや展開で逆転可能。

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