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自然のこと65 | 立冬。鬼も石投げ弘法大師。

Nature Good Modeとは
ある地球の定点から、その瞬間の刻々と移りゆく自然の風景を、 額縁のように切り取った時空間映像。めぐる時とともに第三惑星地球の時空間を美しい映像で綴っていきたいと思います。 二十四節気に身を寄せ、季節の移り変わりを感じ入りながら地球の目覚めを撮影しています。

群馬県多野郡上野村にそびえ立つ御荷鉾山(みかぼやま)は、まさに宇宙のような壮大さでした。その頂上を冠するのは、東御荷鉾山と西御荷鉾山の東西二峰と並び劣らぬオドケ山。これらの峰々は、立体的に折り重なり、奇跡的なバランスで御荷鉾山連山を形成しています。その複雑で幾重にも広がる地形は、いくつもの星座が舞い踊るかのようにも感じられます。御荷鉾スーパー林道の展望台からは、まさに宇宙の広がりを彷彿とさせるパノラマが広がっています。武甲山や秩父の山々、そして遠くには長野の北アルプスまでも一望でき、その自然の雄大な美しさは、神秘的な風景の中に身を置いているかのような感覚を呼び覚まします。

この地には、昔、悪行を働くふた鬼がこの御荷鉾山に住んでいたといいます。村人に話しを聞いた弘法大師は山頂に不動尊を刻みこみ、岩錫杖で鬼を払ったという逸話が残っています。その時に鬼が辛抱たまらず放った石が、村の麓まで飛んできたとされ、今もなお地名には鬼石や投石峠など、鬼の面影を留めた逸話が多く残っています。

この時季、山々は秋から冬へと移り変わります。御荷鉾山の頂上に足を運ぶと、ススキが風に揺れ、木々は 黄朽葉から赤朽葉へと変わりゆきます。山は寒さを秘めながら、夜になると深い静寂に包まれます。夜空に広がる星々と共に、鳥の鳴き声が風に乗り、山々の奥深い闇にこだましていきます。陰の入口に立つ瞬間、自然と身が引き締まり、まるで宇宙の中に身を投じたかのような広大な世界へと包まれました。

▷情報提供
Nature Good Mode Research

▷Location ​Data:
緯度経度: 36° 7’ 26” N / 138° 46’ 18 "E
カメラ角度: 201° S / 標高: 1340m / 気温: 5℃ / 湿度: 78%
時空間: 2023.11.08.5:30〜8:00 AM


▷Access:


▽Production Cooperation

HELIO COMPASS 地球暦®

▽Snap

Kenji "Noiz" Nakamura ©️
Kenji "Noiz" Nakamura ©️
Kenji "Noiz" Nakamura ©️
Kenji "Noiz" Nakamura ©️


本節気も、最後までご覧いただきありがとうございます。
All for the next Dimension.

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© Nature Good Mode / HELIO COMPASS 地球暦®

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