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youtube動画投稿素人がゼロから勉強して「バトグラ初心者向け動画」を投稿し始めた話と、失敗した話【#2023振り返り】

【2023振り返り】

2022年の年末にこんな匂わせツイートをしました。

このツイートから3週間後。

youtubeで動画投稿を始めました。

【導入】

軽く自己紹介から。
12年くらい趣味でゲーム配信をやっている者です。
正気か?
ニコ生時代、2年半で300人弱。

5年くらい前にニコ生からツイッチに移住し、ハースストーンバトルグラウンドをメインにゲームを垂れ流しつつ、コメントをくれたリスナーとやりとりして遊ぶ。そんな配信。
チャンネルの規模や配信スタイルから考えれば十分な、あるいはもったいない量のコメントをもらいながら、楽しく遊んでいます。
特にニコ生時代から交流してくれてる皆には、頭が上がりません。

さて、2023年は1年計画で新しいことに挑戦した年になりました。
そのチャレンジについてはおおむね成功と感じていますが、その中で「これは失敗だったな」と思ったことがありました。

今回はこれらについて記事にします。
年末年始の暇つぶしにでもしてもらえれば幸いです。

【経緯】

冒頭の思いつきツイートから約1年が経ちます。
その間、継続的にバトグラ初心者向けの動画を投稿しています。
皆さんの応援もあり、先日チャンネル登録者が500人を越えました。

このような初心者向けの動画を投稿し始めたのは、バトグラ初心者に対してわかりやすく解説することでバトグラのゲーム人口を増やし、ひいてはハースストーンコミュニティに貢献しようという熱い思いから来るもの

では全くありません。

単純に「リスナーを増やそう」と思ったからです。
今でもリスナーとやり取りしながら楽しんで配信していますが、「更にリスナーが増えて更にコメントが多くなれば更に楽しいかもしれない」と思ったのです。

(誤解を招かないようにあらかじめ言いますが、「リスナーを数として認識している」んじゃなくて、「リスナー数を成果として認識している」というニュアンスで今回の記事を書いています。
ここは配信者としては誤解されたくないポイントなので強く主張します。
なんならコメントの仕方で誰がコメントしてるかわかるくらい、リスナーを個別に認識してます。
自分の努力の成果が目に見える形で表れるのを嫌がる人はあまりいないと思います。今年は「リスナー数」を成果の評価軸にしただけです。)

話が逸れましたが、年も変わるこの時期は、新しいことを始めるには絶好のタイミングでした。
「2023年は配信でコメントしてくれるリスナーを増やそう!」という明確な目標を立てました。

【検討】

目標の効率的な達成のために、活動の方向性を吟味する必要がありました。
世界トップクラスの強さを持つ日本人プレイヤーが、それぞれ自分で配信しているようなバトグラ界隈では、全プレイヤー中で上位1%程度の強さでは差別化や特別視に繋がりません。
(参考:レート8300前後が大体上位1%程度と言われているゲームで、レート15000超えの日本人プレイヤーが大体自分で配信しているゲームです。なお、世界一になった日本人4名、全員自分で配信しています。)
仕事や付き合いもあり自分の時間が確保しにくい現在の環境では、強さでの差別化は現実的ではありませんでした。

さらに、リスナーそれぞれにも好みがあるでしょう。
「ゲームが上手いと有名な配信者でも波長が合わなくてあんまり見ない」というのはあるあるだと思います。逆も然り。
「この配信は心地がいい」「この配信者と波長が合う」等、プラスの感情を自然と持ってくれる人の定着を目指そうとしました。
自分は、敵を作るような強い言葉を使うのは得意じゃないので、この方向性はかなり現実的です。

【課題】

さて、自分と波長が合う人の定着を狙うために何をするべきか。
大前提として、不特定多数の目に触れる必要、つまり露出機会を増やす必要がありました。
色んな人と出会えば、相性が良く波長があう人もいるでしょう。人生と同じですね。

ここでネックとなったのは、メインプラットフォームのTwitchです。

①Twitchは、「ダイジェスト機能」の処理をしなければ2週間でアーカイブが消えてしまいます。(=配信アーカイブが自動では残らない)
これでは、不特定多数の目に触れる機会が失われる一方です。

②Twitchでは「クリップ機能」が有名ですね。
こちらは「切り抜き動画」的な性質を持っています。
が、こちらは既にネームバリューがある配信者の方が有利な構造という認識です。無名の俺が不特定多数の目に触れることに繋がるとは思えません。
(youtubeでも「特定のゲーム専門の切り抜き」より「特定の配信者専門の切り抜き」が多い、という肌感覚があります)

以上から、「主戦場にしてきたTwitchより、配信アーカイブが自動で残るyoutubeの方が不特定多数の目に触れる機会が多いのではないか?」という結論に至るのは、自然な流れでした。

【勉強】

次は、「youtubeで不特定多数の目に触れる機会を増やす」にはどうすればいいかを勉強していきます。
この段階では「配信アーカイブが自動で残るから今まで通り生配信やっとけば露出機会が増えるやろ~www」という考えでした。

「餅は餅屋」ということで、youtubeでの活動について解説しているチャンネルをyoutubeで探しました。
信憑性を再生数や登録者数で判断しながら、視野狭窄にならないように複数のチャンネルで動画を見ることにします。

※参考にしました。

さて、これらのチャンネルでyoutubeでの活動について勉強しました。
ポイントは以下のとおり。
・youtubeが不特定多数に動画や配信をオススメするシステムがある
(⇒普段バトグラ動画見てる人に勝手にオススメしてくれる)
・youtubeから見て評価が高いものを優先的にオススメする
・チャンネル単位でジャンルを固定化した方が評価が高くなりやすい
(例えば料理動画とゲーム動画を両立しても、料理リスナーはゲーム動画に興味がなく、ゲームリスナーは料理動画に興味がないから)
・youtubeの評価が高くなりやすいのは生配信よりコンテンツ型動画
(⇒生配信はネームバリューがないと高評価化が難しい)
※youtubeからの評価要素については後述

上記より、「自動で残る生配信のアーカイブ」よりも「何かしらの目的を持ったコンテンツ型動画」の方がyoutubeからの高評価を受けやすいため露出機会が増えるということがわかりました。

そのため、youtube活動の主軸は「バトグラ動画の投稿」にしました。
動画の種類として、「わかりやすさ優先」で「裾野が広く」、かつ現時点では「競合が少ない」、初心者向けの解説動画を主軸にすることにしました。

ここはかなり理に適った選択が出来たと思います。
今年からではなく来年から始めたとしても、同じ選択をします。

youtubeの動画で露出機会を増やしながら、Twitchの配信に誘導する。
戦略としてはかなり妥当な判断に思えます。

【失敗】

しかし振り返ってみれば、これは失敗でした

何故なら「不特定多数の目に触れる機会を増やす」ことではなく、「配信でコメントしてくれるリスナーを増やす」ことがゴールだからです。

動画投稿にリソースを割いた結果、あまりにも当然ながら、配信頻度が落ちました。

配信頻度が減ったら元も子もねえんだよなぁ???
バカなのかな???

(2023年の配信回数は200回行かないくらいでした。
少ないね……少ないか?)

【実践】

さて、動画投稿のための基礎知識を仕入れ終わりました。
簡単にまとめると、
・「視聴者母数が多く競合チャンネルが少ないジャンル」がオススメ
⇒ジャンルは既に決めているので動かせない。
・「インプレッション数(露出機会)」はyoutubeが決める
・当該チャンネルの評価が高いとインプレッション数が多くなる
⇒各動画の成績が良いとチャンネル全体も高評価をもらえる。

評価される要素としては、
動画のクリック率(インプレッションに対して動画視聴された割合)
⇒サムネとタイトルが良ければ高くなる
視聴維持率(動画をどこまで見られたか)
⇒動画の中身が良ければ高くなる
視聴時間総数(≒youtube滞在時間、長いほどyoutubeは評価する)
⇒より多くの視聴者により長く見られると高くなる
あたりが重要な要素です。

特定ジャンルにおいて、「視聴者母数÷競合チャンネル数」で再生数の取りやすさが概算できます。
動画ジャンルとしてのバトグラは「視聴者母数は多くないが、定期的に投稿しているチャンネルも多くない」という状態でした。
「競合が少ないなら露出機会を確保できそうだな、追い風だな」と思っていました。

しかし、風はいつまでも追い風のままではありません。
2023年に入って(厳密には2022年の末)から「MATSURI」さんの切り抜き動画がyoutubeに投稿され始めます。
そして、この時期を前後するように、定期投稿するバトグラ動画チャンネルが増えました。
シンクロニシティ。

有名配信者を含む競合チャンネルが増えたことで、動画ジャンルとしてのバトグラは「視聴者母数は多くないのに競合が多い」という状態となり、新規参入に向かないジャンルになってしまいました。
ファーストペンギンにはなれなかったようです。

正直方向転換も考えましたが、動画投稿の勉強中に
・少なくとも1年間は継続しないと結果が付いてこない
・1年間継続せず投稿を止めてしまう人も多い
という情報も仕入れていたことと、
・「バトグラ初心者向け動画」の競合は増えていない
ことから、動画投稿はすることにしました。

【継続】

動画投稿を始めてからは、高品質の動画を定期投稿するために、
・投稿した動画の反応や評価の分析
 ⇒良かった動画は原因を特定して継続
 ⇒悪かった動画は原因を特定して改善
を繰り返して、動画の質を改善する努力をしました

せっかく動画を出すなら、少しでもいい動画を出して、視聴者の役に立ちたいですからね。

そういう意味で、喋りのテンポを落としたり動きのない時間をカットせずそのまま流したりといった、いわゆる尺稼ぎ的な行為は避けました。
視聴維持率が据え置きならyoutubeの評価は上がるので投稿者視点では動画尺は長くしたいですが、視聴者視点なら時間は短く内容は濃い動画の方が見たいと思うので。

サムネイルやタイトルは未だ改善の必要性があるものの、
・視聴維持率(視聴者がどのくらい動画を見続けてくれたか)
は最初から一定の水準を達成し続けているので、ある程度のクオリティの動画を出し続けられたのかな、と思います。
(視聴維持率は10分の動画なら40%以上が一つの目安で、総集編系以外は大体クリアできている)

これは余談ですが、youtube参入時は「ショート動画」で勝負するのが最善手でした。
ショート動画が導入された直後で、インプレッションが優遇されていた時期だったためです。今なら導入直後の「縦型配信」も優遇を受けていますね。
しかし、ショート動画の性質を勉強した結果、横画面のゲームの解説動画とは相性が悪いためメイン軸としては不採用としました。
(それはそれとしてショート動画も作ってみたかったので、ショート動画はエンタメ系とは相性が良いため、エンタメに振った形で1本だけ投稿しています。これはチャンネルの一貫性が損なわれたのであんまりよくなかったかなと思っています。)

【成果】

おかげさまで、皆さんの応援もあり。
2023年にyoutubeで動画投稿を開始し、当初の目標のひとつであった「youtubeチャンネル登録者500人」を年内に達成することができました。

また、ツイッチでの新規リスナーも45人増えました。
これは、5年くらいで120人くらいだったことを考えれば、良い成果が出たと言えるでしょう。

次の目標である「youtubeチャンネル登録者1000人」を目指して、これからも頑張っていこうと思います。
よろしくお願いします。

【宣伝】

ここまで読んだということは波長が合いそうだな!!!!!
そんなキミたちにオススメのチャンネルがこちらだ!!!!!


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