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【バトグラ】提示される装飾品プールのコントロールについて(シーズン8先行プレイ配信時点での仮説)【ハースストーンバトルグラウンド】

軽めの動画も作りました。

ハースストーンバトルグラウンド(バトグラ)は8/21から新シーズンに突入している。
それに伴い8/19に先行プレイ配信が公開されているところである。

新シーズンでは新要素『装飾品』が実装された。
『装飾品』6ターン目に下級、9ターン目に上級が4種類提示され、その中から1種類を購入する。
さらに「自分の使用ヒーローや盤面状況が選択肢の提示に影響を及ぼす」ということが公式から「プレイのヒント」として宣言された。

各装飾品には当然弱い装飾品から強い装飾品があり、現時点では強い装飾品を購入して盤面を組んでいくプレイが重要。

となると、自分のプレイによって
・提示される装飾品プールから弱い装飾品を弾く
・提示される装飾品プールに強い装飾品を入れる
・弱い装飾品の提示確率を下げる
・強い装飾品の提示確率を上げる
などがコントロールできれば、勝率の改善に繋がると予測される。

そこで、本記事では先行プレイ配信で提示された装飾品と盤面の関係から、提示される装飾品がコントロール可能かどうかについて考察し、実プレイ時の勝率改善に役立てていきたい。

なお、あくまで8/19の先行プレイ環境をもとにした仮説である。
記事投稿時点で既にいくつかの装飾品が一時的に出現しないし、まだ判明していない提示ルールの可能性や、仕様のサイレント修正の可能性は常にある。

★大前提

まずは前提条件を確認
(8/20に掲載されたbeerbrickさんの記事に飛びます)

初出し情報を列挙すると
・一部の装飾品には、特定のミニオンタイプと結びつける内部タグがある。
(⇒「ミニオンタイプ」は種族のこと?)
・各装飾品のうち、少なくとも1種類はタイプタグを持ち、少なくとも1種類はタイプタグを持たない。
(⇒「各装飾品」は提示される四択のこと?)
・種族タグにはわかりやすいもの、わかりにくいものもある。
・一部の種族装飾品は、その種族に属している場合、つまりその種族のミニオンが2体以上いる場合にのみ提供される。
・特定のミニオンの種族が多くいる状態でも、その種族に関連する装飾品が提供される確率は変わらない。
(⇒ちょっとよくわからないが、「アンデ2とアンデ7で装飾品の提供確率が変わるわけではない」みたいなこと?)
・一部のヒーローは種族タイプを持ち、その種族が盤面にいなくても、その特定の種族の装飾品がプールにある。
・3種類以上のミニオンが居る場合、盤面は「動物園タイプ」になる。
・最も多い種族のタグでない装飾品を2つ以上提示されることはない。
・2体以上持っていない種族のタグがついている装飾品はコストが減る。
・4択のうち、少なくとも1つは2ゴールド以下のものが出る。

このことから「装飾品自体の出現確率のコントロールはできない」ことは揺るがないようだ。
残るアプローチは提示される装飾品プールのコントロールである。

※本記事では「ミニオンタイプのタグ」⇒「種族タグ」と呼称することとし、その中でも「動物園タイプのタグ」は「混成タグ」と呼称する。

★仮説検証

今回、はぐれんさん(https://x.com/poketoketokei)より提供していただき、先日行われた先行プレイ配信での装飾品選択ターンに、提示された4択および盤面状況についてスクリーンショットで確認した。

その結果、仮説として成り立ちそうな情報を以下に記す。

○装飾品の分類考察

考察するにあたり、装飾品を3種類に分類した。

(A)どの状況でも提示される装飾品(種族タグなし)
(B)どの状況でも提示される装飾品(種族タグあり)
(C)特定状況で提示される装飾品(種族タグあり)

このとき、(C)特定状況で提示される装飾品のみ、使用ヒーローや盤面等でコントロール可能である。
今回の観測範囲での条件を整理し、分類される装飾品を分析する。

このスタイルで仮説検証を進めた結果、
・種族BANの影響を受ける無種族ミニオンはその種族としてカウント
・手札のミニオンもカウント
というルールが存在するだろうと判断した。

※盤面の密輸人をドラゴンとカウントしたり、手札の悪魔をカウントしないと種族系装飾品が出たことの説明がつかない状況が複数回出た。

○コストが減った装飾品

「2体以上いない種族のタグが付いている装飾品はコストが減る」という前提条件より、該当する装飾品は(B)と判断できる。
コントロールできないと仮定し、本記事の考察からは外す。

以下、コストが減った装飾品を列挙する。

・アライアンスのキーホルダー【下級/上級】
・ウインドランナーの首飾り【下級/上級】
・コドー革のポーチ【下級/上級】
・光る篭手【下級/上級】
・勇壮のメダリオン【下級/上級】
・木彫りのトラ【下級/上級】
・凶暴の護符【下級/上級】
・充電の杖【下級/上級】
・フェルブラッドの肖像画【下級】
・ブーマーロボの肖像画【下級】
・レプリカの大聖堂【下級】
・ロックのオルゴール【下級】
・聖なる槌【下級】
・式典用の剣【下級】
・永劫の肖像画【下級】
・自動人形の肖像画【下級】
・執行者の肖像画【下級】
・ファンシーな呪文書【上級】
・夢のエッセンス【上級】
・グロースケイルの肖像画【下級】

○特定種族2体限定の装飾品

(C)特定状況で提示される装飾品」と言えそうな装飾品群。

提示された4択と盤面状況を確認し、
・特定種族2体以上で出現した装飾品
他の状況では出現せず、テキスト等で種族専用が明らかな装飾品
は特定種族2体以上限定の装飾品である可能性が高いと仮定。

・獣
今回の観測範囲で「獣2体以上」は、下級0回、上級2回。

下級
・幸運の虎猫(今回出現せず)
上級
・ギルニーアスのバラ
・スラマのステッカー(今回出現せず)

・海賊
今回の観測範囲で「海賊2体以上」は、下級25回、上級23回。

下級
・ボトルシップ
・ブーティベイビール
上級
・デザイナー製アイパッチ
・ブーティベイビール
・エレメンチウムの宝箱
・バラード歌手の肖像画

・悪魔
今回の観測範囲で「悪魔2体以上」は、下級14回、上級19回。

下級
・鬼血瓢箪
・リワインダーの肖像画
上級
・冥界のペンダント
・フェルバットの肖像画

・メカ
今回の観測範囲で「メカ2体以上」は、下級10回、上級18回。

下級
・ブリングトロンのグラサン
上級
・メカゴンアダプター
・冷蔵庫の磁石
・ブーム制御装置

・マーロック
今回の観測範囲で「マロ2体以上」は、下級12回、上級10回。

下級
・ゲッパーの肖像画
・ナァグル語の常用会話集
上級
・ゲッパーの肖像画
・タイニーフィンのロンパース
・ナァグル語の常用会話集

・ナーガ
今回の観測範囲で「ナーガ2体以上」は、下級11回、上級13回。

下級
・シェイカーの肖像画
・錆びた三叉槍
上級
・スパイトスケイルの巻き寿司

・ドラゴン
今回の観測範囲で「ドラ2体以上」は、下級13回、上級15回。

下級
・ドラゴンウインググライダー
・密輸人の肖像画
上級
・エメラルドドリームキャッチャー
・ドラゴンウインググライダー

・キルボア
今回の観測範囲で「ボア2体以上」は、下級12回、上級16回。

下級
・巨猪のステッカー
・棘書道セット
・猪の貯金箱(今回出現せず)
上級
・宝石のビン
・巨猪のステッカー
・指揮者の肖像画
・棘書道セット
・血のゴーレムのステッカー

・エレメンタル
今回の観測範囲で「エレ2体以上」は、下級10回、上級18回。

下級
・ノミのステッカー
・ラーヴァランプ
上級
・アゼライトの肖像画(今回出現せず)
・ノミのステッカー
・ビン入り氷霜
・原始のテラリウム

・アンデッド
今回の観測範囲で「アンデ2体以上」は、下級12回、上級7回。

下級
・快感棺桶
・職人技の骨壺(今回出現せず)
上級
・快感棺桶(今回出現せず)
・職人技の骨壺
・食肉処理鎌

★その他の予想

○規則性が見られない装飾品

(A)どの状況でも提示される装飾品」っぽそうな装飾品群。

・アゼロス儀
・カラザンのチェスセット
・カラフルコンパス(メカ1体のみの場面でも提示された)
・ゴールデナイザーの補給品
・ダラランの目
・ピースブルームのロウソク
・ペイグルの釣り竿
・ボブのチップ入れビン
・ボブのボブルヘッド
・メディヴの書
・土産物店
・旅行クーポン券
・旧神のしるし
・蝕ヨグそそるお菓子

○種族タグが複合してそうな装飾品

(C)特定状況で提示される装飾品」と言えそうな装飾品群。

悪魔orエレの片方が2体以上のとき限定で有意に出現
・ダーナサスパイ
・ダラランチーズホイール

ナーガorボアの片方が2体以上のとき限定で有意に出現
・探話士の巻物

マロorドラの片方が2体以上の時限定で有意に出現
・シャーマンの数珠

○よくわからなかった装飾品

・ふたつの天灯
サンプル数4のため詳細不明。
種族が分散しているときだけ出現しているため、混成タグの影響を受けている可能性あり。

・アイアンフォージの金床
サンプル数4のため詳細不明。
種族なしミニオンが2体以上が条件でおおよそ正解と思うが、織屋を種族なしでカウントしないといけない場面が複数あったのが違和感。

・スコージの杖
サンプル数0のため詳細不明。
今回少ない獣と関係する可能性あり。

・ブロンズの時計
サンプル数2のため詳細不明。
ただし、Twitterで「シロボォン使ってると出るな」というツイートを見て改めて出現場面を確認したところ、「シロボォン2体」と「チビドラ密輸人1体と採集者狩猟者1体」の盤面だと気づいた。
サンプル数が少なく確証はないが、「体力(攻撃力)だけバフするミニオンが2体以上」の時限定の装飾品の可能性がある。

雄叫びのような使い切りのミニオンではダメな可能性も考慮したい。

・ブランの肖像画
サンプル数1のため詳細不明。
関係しそうな情報は「ドラゴン7」「盤面に雄叫びドラゴンあり」

・ホードのキーホルダー
サンプル数0のため詳細不明。
今回少ない獣と関係する可能性あり。

・リーヴェンデアの肖像画
サンプル数3のため詳細不明。
関係しそうな情報は「アンデ2以上」「断末魔2体以上」

・強化された盾
サンプル数1のため詳細不明。
関係しそうな情報は「ごろつき募集係1体」

・精巧な食器
サンプル数0のため詳細不明。
テキストより、混成タグの影響を受ける可能性あり。

・訓練修了証書
サンプル数4のため詳細不明。
ドラ2体以上で共通しているが、偶然かどうか判断が付かない。

・陛下のマグカップ
サンプル数2のため詳細不明。
関係しそうな情報は「断末魔召喚と蘇りが合計3体」

・魚のステッカー
サンプル数5だが共通点が見つけられない。
断末魔ミニオンを持っていることが共通点だと思うが、ヒーローがテロンで断末魔がいなくても提示されたため確信が持てない。

★結論

以上の仮説検証より本記事では、全116種の下級上級装飾品のうち約50種以上の装飾品について、特定の盤面及び手札構築を行うことで、プレイヤー側でコントロール可能であるという結論に至った。

画像提供してくれたはぐれんさんにこの場を借りて感謝申し上げると共に、この記事が各プレイヤーの勝率改善の一助となるよう切に願う。


※補足

前提条件で「各装飾品のうち、少なくとも1種類はタイプタグを持ち、少なくとも1種類はタイプタグを持たない」とあった。
これは、提示される4択の話であろう。

しかし、今回の観測範囲において、
・シェイカーの肖像画
・ブーマーロボの肖像画(コスト減)
・自動人形の肖像画(コスト減)
・フェルブラッドの肖像画(コスト減)
が提示される場面があった。

これは「コスト減される装飾品は種族タグを持つ」という前提が間違っているか、「シェイカーの肖像画が種族タグを持たない」ということになる。

その場合、シェイカーは「90回近い試行回数の中で偶然3回しか提示されず、その上でその3回すべてが偶然ナーガ2体以上だった」ということになる。

どちらも納得しにくいが、先行配信環境では4択の縛りがなかった等の可能性も考慮した上で、本記事の結論に与える影響は少ないと判断し、記事中ではスルーした。


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