【#バトグラ】低グレ回しについて【#ハースストーンバトルグラウンド】
はじめに
この記事では「低グレ回しの考察」を行うに留め、「低グレ回しという戦法自体の可否」については論じないことをご留意いただきたい。
★低グレ回しについて
「低グレ回し」とは、バトグラにおける戦法のひとつである。
今回は、現環境の低グレ回しの基本形である、
「オカモン+ソウル・リワインダー+宝飾の決闘者」
について考察する。
(以下、「リワインダー」「決闘者」と省略)
・低グレ回しの成立条件について
主に2点の条件をクリアする必要があると考える。
①再現性が高いこと
②序盤中盤の時間帯で勝てるテンポがあること
つまり、再現性高くライフが守れる構成を組めるので、安定して上位入賞ができること。
(過去の低グレ回しの代表格である「グレ2サウロリスク回し」も、サウロリスクさえ確保できれば上記2点をクリアしていた)
順位で表現すると3.5位程度を期待するプレイである。そのため、
・3.5位ではレートが増えないプレイヤー
・通常プレイで平均3.5を切るプレイヤーやヒーロー
は、あえて低グレ回しにこだわる必要はない。
・重要ミニオン単体解説
今回の低グレ回しの再現性を担保するミニオン。
酒場の呪文の出現枠を1つ追加することで呪文へのアクセス回数を倍増させて、欲しい呪文を購入できる機会を増やす。
呪文の枠が増えるので、2枚目のオカモンもぜひ購入したい。
今回の低グレ回しの再現性を担保するミニオン。
グレ2呪文の「早まった発掘」(以下「発掘」)による自傷ダメージを体力バフに変換しながら、コイン総量を増やして再現性に貢献する。
自傷ダメージ拒否が役割なので1枚で十分。
体力バフによるテンポ補強はおまけ程度。
今回の低グレ回しのテンポを担保するミニオン。
グレ2呪文の「カタログパラパラ」(以下「カタログ」)がリロール回数の増加により再現性を担保する呪文で、そのリロール回数を体力バフというテンポに変換することができる。
テンポ補強が役割なので、2枚目の決闘者が来ても損をしない。
・基本の動きについて
※説明の簡略化のために以降は「ゴールド」を「g」で表記。
①2gの「カタログ」を買う
②3リロ(決闘者がバフ)
③その間に「発掘」を買う(リワインダーがバフ)
※「発掘」が2枚買えると「カタログ」の購入金額が賄える
④その間に追加の「カタログ」を見つける
⇒①に戻る
というループで、実質的にゴールドを消費せずにバフを稼ぎ、序盤中盤の時間帯でテンポ負けしにくい強力な盤面を作ることが目標。
究極的には、時間が許す限りループでテンポを伸ばしたい。
ループの途中で2枚目のオカモンや決闘者が引けると安定性が増す。
以上より、
・「酒場のコイン」は購入してプールから減らし、必要があれば使う 購入して即使う
・「発掘」は購入即使用でプールに戻す
・「カタログ」は保険で1枚キープ程度
を基本の動きとして、
・時間が足りなくなったら、「慎重な投資」「自信過剰」「石油を掘り当てた!」のバリュー3種を購入&使用して次ターン以降のバリューを伸ばす
ことを意識したい。
これは精査が必要だが、リワインダーも決闘者も体力しかバフしないので、「尖った矢」のテンポ補強性能はかなり高いのではないか?
⇒「尖った矢」でテンポが過剰な状態にできるのであれば、時間が足りててもテンポを伸ばす意味がないので、上記のバリュー3種呪文を取る行為が正当化されるのではないか?
・派生について
このように、現環境の低グレ回しは、時間が許す限りバフが出来る。
ただし当然、時間は無限ではないし、バトグラは高グレミニオンの方が強いので、これしかやらない場合は他のプレイヤーにバフ効率でいつか追い越されてしまう。
そこで、現環境の低グレ回しと相性の良いミニオンについて、思いつく限りで列挙する。
基本的にグレ2よりも高グレのミニオンが対象になる。
辛抱強い斥候で発見を狙うか、ゴールドを稼いで一気にグレードを上げて探すが、一つ下のグレまで上げてトリプル報酬で発見するか、適切なヒロパで狙う必要があるので注意。
健闘士は、単体としてテンポ補強に貢献する。
攻撃力が伸びる聖なる盾持ちで、決闘者が挑発を持っているため小型のミニオンに倒されにくく、有利トレードが見込める。
グレ2にいる状態でグレ3発見するだけで良い。
運び屋は、自分を含めた味方の海賊全体を強化することでテンポ補強に貢献する、構成の軸とカウントできるミニオン。
オカモンが海賊種族を持つことと、ループの最中にゴールド使用が発生するため相性が良い。
運び屋自体はグレ2の状態でグレ3発見するだけでいいが、グレ4に、同様に相性の良い凶賊やバラードがいること、「天然の祝福」により海賊種族多めが許されやすいことから、グレ3上げのデメリットが少ないと言える。
(ちなみに、ホガァでグレ3ステイ戦法を研究しているので、同士の研究報告をお待ちしています)
アゼライトは、呪文消費をトリガーに酒場のエレメンタルを強化する、構成の軸とカウントできるミニオン。
エレメンタルをトリプルにしたり、空腹の悪鬼でリワインダーに食べさせたりして盤面を強化する。
エレメンタルはグレ3にレイスがいてリロール回数を稼ぐことが出来ること、「天然の祝福」と相性が良いことから、グレ3上げのデメリットは少ないと言える。
ノロイタケは、単体としてテンポ補強に貢献する。
今回紹介する「相性の良いミニオン群」の中で、唯一即時性と安定性を併せ持つ、置いた瞬間から強いミニオン
そのため、ゴールドを稼いで一気にグレードを上げた際に、最も欲しいミニオンと言える。無種族のためBANに寄らず出現するのも偉い。
砂岩ドレイクは、単体としてテンポ補強に貢献する。
グレ5ミニオンのため、ゴールドを稼いで一気にグレードを上げた際に購入することになりやすい。
呪文ミニオン問わず手札消費をトリガーにするため条件達成はたやすいが、攻撃力だけ伸びる点は苦しいので、併せて密輸人や多重現実を買いたい。
呪縛の船乗りは、今日出した動画で相性の良いミニオンとして紹介したけど、よくよく考えたら別に相性良くないのでは?となったためスルー。
ナラァは、呪文消費をトリガーに味方の各種族を強化する、構成の軸とカウントできるミニオン。
ナラァ入手後もゴールドを使いたいので、ゴールドを稼いで一気にグレードを上げた際に少しだけ隙を見せるが、オカモンリワインダー決闘者をそのまま種族枠として採用できるのが利点。
終わりに
可能な限りロジカルに評価したつもりだが、自分の視点のみでは抜けが出やすいと思っているので(実際「呪縛の船乗り」は何もしない寄り)、他のプレイヤーの思考も覗いてみたいですね。
ということで、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
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