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【Report】Like〜an〜Angel 1st LIVE

2023/5/30(Tue)
Like〜an〜Angel 1st LIVE
at Daikanya UNIT

代官山ユニット

L'Arc〜en〜Cielのコピーバンド
Like〜an〜Angel
なんとも特筆すべきは
コピーバンドであるのに関わらず、本人が参加している
Bassのリーダーでもあるtetsuyaである
当日までInstagramではtetsuyaの弾いている姿しか映し出されず
全貌は何一つわからなかった

Vocalは清春だ
や、いやいやHAKUEIだ
など、憶測が憶測を呼びながら
当日までベールに包まれたままLIVE当日を迎えた

SEが流れ始め
いよいよLIVEが始まるぞと会場のなんとも言えない緊張感
通常のLIVEでは感じ得ないドキドキ感があった

SEの途中でメンバー紹介の様な案内が英語でアナウンス

"Ladies and Gentleman
welcome to Like〜an〜Angel
Vo.xxxxx
Gt.xxxxx
Ba.tetsuya
Dr.響

はっきりと言ってそこで何を言ってるのか分からず
目視で確認出来たのは
認識のあった摩天楼オペラの響がドラムを担当する事だけが分かった
個人的にこの響は若手の中でも頭が抜けてると感じているアーティストだ
パワフルでテクニカルで他のアーティストへのプレイの造詣も深い
Youtube等でも様々アーティストをカバーしているので、詳しくはそれを観て貰えば理解出来るだろう

tetsuyaは言わずもがな
呼び出された瞬間の歓声は1番だった
言うまでもなく
この規模で観れるのは過去において十数年はない

ただ、正直他のメンバーは認識なかったため心の中で不安がよぎる…

リズム隊に関しては問題はない
本家のベースとサポートとしても引っ張りだこのドラム
ギターは分からなかったが
それよりも重要なのがヴォーカルは言うまでもないだろう

そうこう頭の中で巡らせていると
ドラムから聴き慣れたフィルから始まり
そして聴き慣れたカッティングが始まる
本家で何度も聴いた
READY STEADY GOだ

ヴォーカルが叫ぶ
"Are you ready?!"
と同時に観客が歓声を上げる

Vocal"Are you ready?!"
Audience:Yeaaaahhh!!!

Vo."Are you Fuck'in readyyyyyy?!!!!!

ボルテージが上がり切った辺りで歌い出す

頭が付いていかなかったが
歌い出した瞬間若い頃の鼻にかける歌い方の時のhydeを彷彿とさせた
盛り上がりは最高潮のまま

アルバムAWAKEからEXISTENCE
更に客席のボルテージは上がっていく

最後のサビ辺りでCome on!と客席にマイクを向ける
Take away!
と客席も負けず劣らず叫ぶ

その勢いのまま
KISSからPretty Girlへ流れていく
本家でもポップでken作詞曲の人気の曲だ
もうこの辺りには受け入れ始めているのが、この曲が終わった段階の歓声でよく分かった

ギターのソロコーナーがあり、いかんなくテクニックを発揮する
プレイの内容でメタルにも造詣深いのが分かった
(後で判明したのだが元ViViDのRENOだった)
ギターソロの次曲は繋がるフレーズを駆使して、その流れから
DAYBREAK'S BELLへ
もうこの辺りでは緊張は解けてきたのか、安定してきたように見えた
オープニングから息着く間もなく
"夏の憂鬱"[time to say good-bye]の
I just time to say good-bye
と歌われると
またしても叫びに近い歓声が
始まって前半部分だけでもセレクションがニクいが
ここから本当の始まりかの様に怒涛の選曲が並んでいく

ヴォーカルが不意にギターを持った
ラルクでもフロントマンがギターを持つ曲は多くない
その中で想像が錯綜始める
普段であれば王道の"HONEY"
本家でもセトリにはほぼほぼ選曲される曲
"いばらの涙"は最近では持たずに演奏されているし…

と、思いを巡らせていると

カカカカ…
とSEが流れた瞬間
客席は一瞬で理解した

"さようなら"
いわばシングルのB面と呼ばれる曲だが
あの人気曲"flower"のサイド曲なのだ
スローバラードながらフォークテイストもあり
ノスタルジックな曲をこの場でまさか聴けるとは思いもしなかった
最後にeverybody!と客席に煽り
全員で「さようなら」と合唱した

しかし、余韻に浸る暇もなく
"Still I'm with you"のイントロが!
heavenlyの一曲目でキラキラとしたポップソングなのだが、本家ではTrue of Carnival以降演奏されてないだろうか?
そんなチューンをこの狭い小箱で惜しげもなく披露していく
今のところドエル(つまりはラルクのファンの名称)は呼吸困難に陥ってもおかしくないセットリストで進んでいる

ここで響のドラムソロが始まる
力強くそしてパワフル、テクニカル
どれを取ってもプロとして相応しい技量だが
明らかに音圧が違う
そんな全身で浴びるドラミングを垣間見た

そこから曲調がエイトビートに変わった瞬間にまたもや理解する
"I'm so happy"だ
これもシングル"風にきえないで"のカップリング曲
シングル曲に負けず劣らず人気のある曲を惜しげなく披露していく
tetsuyaの選曲は本当にドエルを知っているセレクションである
なんならtetsuyaが1番のドエルかもしれないと思わせてくれる

次曲はガットギターのメロディーが印象的な曲
"Ophelia"
バラード調だが、楽器隊はそれに相反して忙しく
でも聴かせるナンバーだ
前半部分の盛り上がりを落ち着かせるように
穏やかに嫋やかに、しかしそれぞれ主張もしながら進んでいく

ピアノとシンセサイザーから浮遊感のある荘厳なSEが奏でられる
この時点では次の曲は予想出来ないメロディーラインだったが
ギターのイントロのストロークが入った瞬間にこれもまた瞬間的に理解し、客席は歓声を上げていた
"Blame"だ
ベースが織りなすメロディーは特徴的で
所謂、ドテツ(tetsuyaファン)には垂涎の曲の披露
堪能した

ほとんどそうであるが一際歓声が大きかった様に思える曲が
"Sell my soul"
昨年の東京ドームでも演奏された事は記憶に新しいが、やはり根強い人気が伺える反応だ

そして、この流れから繋がる曲
"いばらの涙"だ
先程の"Sell my soul"の対とされる曲だ
この曲順はなんともニクすぎる
アレンジはここ最近のピアノから入るフロントマンがギターレスヴァージョンだ
(リリース当初はhydeがギターを持って演奏していた)
メロウなメロディーから後半に向かって荘厳な展開になっていくこの曲は特にお気に入りだ

曲が終わり
ヴォーカルが口を開く
"Hey!Everybody!
Oh,Today's very special day."
この辺りから
ん?と頭の中ではてなマークが出てきた

"This day is the thirty two (32)anniversary of L'Arc〜en〜Ciel."

これは…
発音的に日本ではなく外国人…!と確信した

その後ちょっと拙い日本語で
「まだまだいけるか?」
「まだまだいけるか⁈」
「まだまだいけるか⁈⁈」
と客席を煽ったのち

「ブーンブンブンっ!」とtetsuyaが口でエンジン音を表現すると…
SEのエンジン音がかかり
Driver's highが始まった
本家でも定番のキラーチューンにより
客席にも火を注いだかのようにボルテージが最高潮に!
その勢いのまま
GOOD LUCK MY WAYへ移る
ラルクでもラストを飾ることが多いこの曲
疾走感があり、爽やかなナンバー
駆け抜けるようにラストまで突き進む

終わり際に
tetsuya「ありがとー!ありがとー!」
「楽しんでるー?」と言い
捌けていき、本編は終了した

声出し可能になっていることから
アンコールの声が鳴り響く
久しくも感じているハンドクラップ以外のアンコール
日常が戻りつつあることも実感した

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アンコール
MC
tetsuya「ありがとうー!!楽しいぃ?
みんなの想像の上いってた?ホントどのぐらい上?
富士山の上?
みんな色々想像してたでしょ?誰かなー?って
途中で考えたの
俺がヴォーカルやろうかな?ってw
ベースしてる練習してる絵をアップしてるけどさ
蓋開けたらヴォーカルやったっていうねw
でもちょっと一瞬さ、あれ?スピーカーちっちゃい思わんかった?あれ?もしかしてtetsuyaじゃないの?w
でしょ?でしょ?w
いやー楽しいね〜
みんなラッキーよ本当
この誕生の瞬間を目撃できたのは
Like〜an〜Angel
まだ…まだ慣れてなくてね!
この前スタジオ入った時に
Like〜an〜Angelのtetsuyaですけど〜
まだ慣れてなくてねwライクのw
久しぶりに聴いた曲とか
大丈夫?
俺もうるっときちゃって
なんかね
久しぶりに聴いたね
久しぶりに演奏するんやから
久しぶりに聴いたでしょ?w
じゃあね〜
ちょっと懐かしい曲いこうかな?
あの〜
みんなハンカチの用意大丈夫?
-客席割とハンカチを出すことが多かった事から-
おぉ!へへw
じゃあ、久しぶりの曲
行こっかなぁ〜!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とここでまさかの
"賽は投げられた"のイントロ!
本家ではアンケート一位を獲っておきながら
演奏されることがなかったドエル垂涎の曲がまさかこの代官山ユニットで聴ける事になるとは思わなかった
tetsuyaが言う通りハンカチ無しでは聴けなかったかもしれない名曲
そんな混乱の中、爽やかで軽やかな曲が進んでいく

鳴り止まぬ拍手が落ち着いてきた頃に

ヴォーカルが感謝を述べる
そして締めくくりに相応しい…この曲

"I just wanna say again Thank you.for your guys."
Next song is
"Pieces"

1999年に発売されたシングルで
ストリングスを起用し
壮大なアレンジが施された珠玉のバラード
ライブハウスで聴けるのはもしかして後にも先にもないかもしれないな
も思いながら、噛み締めて聴いたPiecesは胸に響いた

演奏が終わり
エンヤのBook of Daysが流れるのは本家L'Arc〜en〜Cielでも共通の締め方だ

tetsuya「まったねー!!ありがとうー!!まったねーー!!!まったねーーー!!!」

拍手の中、舞台の中に消えていくLike〜an〜Angel

終わる頃にはコピーバンドという先入観は無くなっており、見事なカタルシスをもたらした事は言うまでもない

ちなみにバナナは投げなかった🍌

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Like〜an〜Angel 1st LIVE SETLIST


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*補足として
以下情報
Vo.Jekyll(CRUXのVo.Gray from Thailand)
Gt.RENO(元ViViD)
Dr.摩天楼オペラ 響

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NEXT LIVE !



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